【復活】HoI4AAR/Unter dem Doppeladler/導入
Grüß Gott! Ich bin Pilsner-Urquell.
(こんにちは!私はピルスナー・ウルケル。)
※オーストリア方言
今回からむさ苦しい主に代わって当AARの語り部を務めるわ。よろしくね。
色々あって復活まで本当に長い時間がかかって申し訳ありませんでした、と主は平謝りしているわ。
まず今回のシリーズは、スウェーデンの会社Paradoxが出している第二次世界大戦を扱った歴史シミュレーションゲーム「Hearts of IronⅣ(HoI4)」をプレイしたレポート、AAR(After Action Report)よ。
ちなみに、PCとiPhoneの両方から書いているので、もしデザイン面でお見苦しい点があったらご容赦をお願いするわ。主に画像とか。
このAARは、親愛なるジョニーさんが作り、主がそのアドバイザーを務めるMOD(要はプレイヤーによるゲームの書き換え)、「Austro-Hungarian Empire(AHE)」環境下でオーストリア=ハンガリー二重帝国でプレイしたものとなるわ。このAARはHoI4を知らない人にも分かるように書いていこうと思っているわ。
これがそのHoI4よ。Steamというオンラインゲームショップで買えるの。
お値段3980円。さんきゅっぱ。
まあしょっちゅうセールで半額以下になったりするから、その時にでも買ってちょうだい。「日本語はサポートされていません」的な警告が出るけど、「ワークショップ」に行けば無料かつクリック数回だけで日本語に出来るから大丈夫よ。有志の翻訳者の方々には本当に感謝なのだわ…。
そして、数あるMODの中で今回使うのがこのAHEMODよ。
Steam Workshop :: Austro-Hungarian Empire
さあパラドゲー沼にどっぷり浸かって夜を見失い人生を投げ捨てるがいいのだわ。
あ、念のため補足するけどPCだけよ。スマホじゃ動かないから。
HoIシリーズとは、第二次世界大戦の国にプレイヤーという神が降臨すればどうなるかというゲームよ。今作4では、戦略と生産に特に焦点が当てられているわね。
このMODでは、HoI4ゲーム開始年である1936年には本来なら存在しなかった、オーストリア=ハンガリー二重帝国(君主国)がプレイ可能よ。
しかも最初から領土が完全体で、ある程度の国力があって、周辺国からイチャモンつけられることも無いし、強烈な特性が無いことやプレイの自由度の高さから、実はバニラ(MODを入れてない素のゲームの状態)のどの国よりも初心者向けだったりするの。HoI4のMODの着脱は超カンタンだし、初心者にこそ是非試して欲しいわね。もちろん上級者にもオススメよ!
ただ、HoI4そのものもAHEもまだ発展途上で、日進月歩で環境が変わっていっているわ。既にリリースが予定されているまだ見ぬ新DLC「Man of the Gun」では「燃料」の概念が追加されたり、海軍やアメリカの充実が予定されているそうよ。
もう少し突っ込んだ話をすると、デフォルト状態の領土への周辺国からの領土要求は一切無いわ。
史実とHoIに詳しい人には、二重帝国が存在し、かつ手出し出来ないことで、本来ならオーストリアやチェコを養分にして強くなるドイツがクソザコナメクジになるだろうとの懸念もあると思うけど…
そこはドイツに補って余りある工場が補填されているわ。アンシュルス等のNFも、二重帝国の領域が対象のものは全て、工場が増えるだけの効果に置き換えられているの。だからそういった心配はご無用なのよ。
まあ、その分ドイツを食べると滅茶苦茶美味しかったりするのだけれど…。
で、次は私自身の説明が必要ね。私はチェコが世界に誇る究極のビール、「ピルスナーウルケル」を擬人化した存在で、言わばウルケルの精ね。
ウルケルというビールそのものについては、このブログの他の記事で主が気持ち悪いほど熱く語っているから詳細は割愛するけれど…。
まずウルケルを愛してやまない主が案を出して、仲の良い絵描きさんにイラストを描いてもらったわ。
さらに二重帝国軍の将校のBL小説を書いていらっしゃって、二重帝国の軍服の知識と愛情について他の追随を許さないウィーン在住の日本人の方から軍服の考証を受けたの。二重帝国軍服と言えば一般的には青色のイメージがあると思うけれど、これは参謀将校のだから例外なのよね。
さらにさらに、私はピルスナーウルケル公式Twitterアカウントから認知を受けてもいるの。
凄いでしょ⁉︎
(主のガバガバ英語は気にしないでね!)
ウルケルは1842年に開発されてから現在まで好評を博し続けているわけだから、二重帝国(1867〜1918)にも1936年にも当然存在したわけよ。今回私が語り部に選ばれたのはそういう背景があってのことなのよ。
一応設定としては私はドイツ系チェコ人、南ドイツ・オーストリア方言ドイツ語を母語にしているわ。実はチェコ語はほとんど出来ないのよね…お勉強しなくちゃ…。
お家(ビール工場)はベーメン(ボヘミア)のピルゼン(プルゼニュ)よ。
当AARでは帝都ウィーンが主に舞台になるけど、主の趣味でブダペストやプラハとかにも頻繁に出張してグルメ旅をしたりするわ。特に指揮権も戦闘力も無いけど前線に行ったりもする予定よ。
さて、HoI4には決まった勝利条件は無いから、自分で設定する必要があるわ。
今回の目標と縛りは…
・ディシジョンで「中欧帝国」を作る
・政治体制をデフォルトの中道から変更しない。ハプスブルク家決死擁衛。
・ソ連を倒す
・初期領土のインフラを全て上限のレベル10まで引き上げ、建設スロットを使い切る(しっかり国内を開発する)
以上よ。
そして環境について。
難易度は申し訳ないけど真ん中の一般兵で。特定の列強国のカスタム強化/弱体化もナシよ。史実AIはON。主は頭がザンネンなせいで、割とHoIは古参兵だけど大して上手くないから…ごめんなさいね。
DLC(有料の拡張パック)は、2018年7月現在で発売されている「Together for Victory」と「Death or Dishonor」と「Waking the Tiger」の3つ全てを導入するわ。
AHEにはAI国家にもDLCは適用されてるから、例えばWtTを使って史実モードをOFFにすると、国防軍がヒトラーに反抗するルートなどが見られることがある…はずよ。理論上は。
利用するMODは以下の通りよ。
・Coloured Buttons(ゲーム内の各種コマンドボタンをカラー化)
・Additional Japanese map fonts
・Japanese Language mod (日本語化。AHEには必須)
・More Division Icons(師団アイコンを増やす)
・Strategic View Adjustments(後述の「前線」と「攻撃線」をカラーにして見やすくする)
・Austro-Hungarian Empire(肝心なやつ)
ところで、二重帝国から「中欧帝国」になるには、二重帝国初期領土全て+初期ドイツ領土全て+ポーランド西部+北イタリア+ルクセンブルク+最初リトアニア領だけど後でドイツ領になるメーメルを「支配」する必要があるわ。
「支配」というのは講和会議によって正式に割譲された領土ではなく、戦争中に敵国の領土を自国軍で仮占領しただけの状態ね。
つまり、二重帝国は自国領土を保持したまま連合・枢軸・共産の三大陣営全てと戦って、上記の土地を奪わなければならないの。ただし、三陣営全てを同時に敵に回したり、連合陣営を講和会議のテーブルにつかせる(=実質世界征服)までする必要は無いってことになるわね。
それじゃあ、いよいよゲームを起動していくわね。 (カチカチッ)
二重帝国MODを入れて、ONにするとこういうメニュー画面になるわ。
当然シングルプレイで…ニューゲームで…シナリオは36年しか遊べないからその画面は無くて…
これが国家選択画面よ!
主要国として選べるようになっているわ。今回はオーストリア=ハンガリーにするけど、「その他の国家」から当時の世界中の全ての国が選べるわ。
で、起動したものがこちらよ。
1936年1月1日12時で停止、これがプレイ画面の最初の状態よ。
次回は1936年としてこの続きをやっていくわね。乞うご期待!
次回(1936年):
http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/07/175104