ヴァーツラフのブログ

改名しました(2020/09/05)

オーストリアからお酒を個人輸入したという話

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※当記事は先日noteに上げたものと同じです

 

どうも、「ボヘミア王」ことヴァーツラフです。(9月に名前変えました)

今回はタイトルの通りのお話を、もしかしたら後に続く人が現れないかなぁと思い、その人のためにも自分の記憶の整理のためにも、体験談を書き残しておくことにしました。

 

 

オーストリア🇦🇹。小さいながらも名物の多い国ですが、私が殊の外大好きなのが、ヴァッハウ渓谷という地方の特産品であるアプリコット(杏)のリキュールです。今回はそれを製造元に直接ドイツ語でメッセージを送り、買ってしまいました。
ラのつく方と間違えないでください(圧力)


そもそものきっかけは前回2018年10月に行った第3次中欧旅行です。この旅行でウィーンのホテルからヴァッハウへ日帰り旅行をした私は、ここのアプリコットに魅力されました。

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ヴァッハウはワインの名産地でもありますが、アプリコット(オーストリアドイツ語でMarille マリレ)は本当に「風味絶佳」という表現が似合う逸品です。
オーストリアでは当然そのまま食べる、お菓子に使う、お団子に入れる、パンケーキに包む、ジャム(カイザーシュマーレンというちぎったパンケーキや、他にはシュニッツェルというカツレツに添えたりもする)、ジュース、リキュールなどの使い方をしているのを見てきました。
この日から私はアプリコットが大好きになったのです。

 

そして直接的なきっかけですが、2020年4月の台東オーストリアアンテナショップでした。
毎年4月に浅草の外れで1週間程度の開催が慣例化している臨時のお店で、今年は明日にも東京都が緊急事態宣言を出すという状況で行ってきました。

他にも色々買ったのですが、ここで買ったアプリコットリキュールが本当に美味しかったのです。当時財政難で800円の50mlの小瓶しか買えなかったのですが、大事に大事にちびちび味わって飲んでいました。

 

しかし9月になって財政が好転して思うようになったのです。
「これもっと欲しいな」と。
そして私はラベルに書いてあるBailoni(バイローニ)という社名でネットを漁ってみました。
しかし日本国内の酒屋と通販には扱いが無く、アンテナショップの運営をしていたアイン株式会社のページにも在庫の気配は皆無。
海外の通販サイトにも日本まで送ってくれるところは発見出来ませんでした。

 

「なら…直接Bailoniに訊いてしまえば良いのでは?私ある程度ドイツ語出来るし。」
そう思い私はBailoniのサイトを見て、お問い合わせフォームにドイツ語の文章を書いて送ってみました。

https://www.bailoni.at/shop/likoere/19/wachauer-gold-marillenlikoer
(※見ようとすると年齢確認が入るので、日→月→西暦と生年月日を入れてください)

 

「拝啓 私は日本の東京に住んでいて、少しドイツ語ができます。(※名前は別に記入欄があったので省略)
私は2018年にヴァッハウを旅してからオーストリアアプリコットリキュールが大好きです。
しかし日本国内の店には無く、日本に送ってくれる通販サイトも見つけられませんでした。
どうにか御社のリキュールが入手したいのです。助けてください! 敬具」


みたいな内容をドイツ語にして送りました。流石に辞書は使いましたが、Google翻訳は敢えて使いませんでした。

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2日後の9/15に待望のお返事が頂けました。
「お申し出ありがとうございます。0.7ℓと1ℓサイズがありますが、どれを何本欲しいですか?国外への発送は前払いのみです。また、税関で追加の費用が発生するかもしれません。」というような内容でした。

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これはつまり…🆗ってことですね!やったーーー!!! 

Bailoniはヴァッハウ渓谷のクレムス(Krems an der Donau)にある、まさに本場の会社。
クレムスはドナウ川クルーズの船着場があり、ウィーン北駅まで70分程度で行けます。

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ここで私は考えました。
個人輸入なら送料がアホみたいに高いはずで、1本でも2本でも大差無いはずです。友人を巻き込んで送料を分担出来ないかと目論みました。
しかし引き渡しまでに何かあって、お金を弁償しなければならない可能性もありますので、責任が取れるように巻き込むのは1人だけにすると決めました。
友人はこれを飲んだことが無かったのですが、生粋の中欧好きで好奇心旺盛で酒好きという人なのでOKしてくれました。
こんなに気が合う盟友と出会えるんだからTwitterはすげえや。


こうして私が1ℓを、彼が0.7ℓのを買う運びとなり、先方に送料を含めた見積もりを出すようお願いし、合わせて支払いにクレジットカードかPayPalが使えるかBailoniに問い合わせました。
なお彼が自ら不利となる送料折半を申し出てくれましたので、もしもの際は必ず全額弁償するからということで合意しました。

先方からの見積もりがこちらです。

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ドイツ語が分からない方でも、意外と大部分は意味を察することが出来るのではないでしょうか。
Marillenがアプリコットの複数形、Likörがリキュールです。
Versandkostenは送料です。
オーストリアはユーロを使う国。相場は当然毎日変動しますが、最近ではユーロから日本円に直す時は×125ぐらいです。
私は1ℓのと送料の半分を払うので、35.4×125=4425 この時の相場はこれより少し有利でしたが、負担する日本円はだいたいこのくらいです。

 

しかし支払い方法については、オーストリアのVolksbankのNiederösterreich支店の口座への振り込み以外は受け付けないという番号付きのお返事。
調べたところ、私が口座を持っているみずほ銀行は海外へ送金するには(送る金額に関わらず)8000円も必要とのことでした。

流石に高すぎる。品代と送料合わせたより倍近く高いぞふざけるな。(もっと大きい案件を想定した制度なんだろう)
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/tetsuduki/gaikoku_soukin/index.html

 

そこで友人と相談して、Twitter人脈でウィーン在住日本人の方を頼ることになりました。

オーストリア国内からその方に振り込んで頂ければその高い手数料は発生しませんし、その方への支払いは円でお渡しすればいいだけです。
応じてくださったのが、こちらの ひょろ(@hyoroWien )さん。
元々向こうのミュージカル関係のネットショップを手がけていらっしゃる方で( http://www.wienmusicalworld.com/ )、事業用に日本にもオーストリアにも銀行口座があり、振り込みするされるはお手の物。以前もやり取りがあったので、DMを送ったところ、ご多忙にも関わらず、みずほ銀行よりだいぶ安い手数料で引き受けて頂けました。

その後はまずはひょろさんの日本側の事業用口座に私が振り込み、然る後ひょろさんが手筈通りBailoniに振り込んでくださいました。

 

そして私が配送に必要な住所を送りました。
この頃ちょうど9月の4連休で銀行が空いてなくて時間ロスがあったりしましたが。

 

 

しばらくしたらBailoniから郵便で発送したという連絡があり、伝票番号を教えてくれました。
なおこの間ひょろさんがメールで先方との間に入っていてくださいました。ありがたや。

 


そして2週間近く経過して、水曜日(10/15)についにブツが届きましたー!!

←私の1ℓのやつ 友人の0.7ℓのやつ→

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今までとは桁違いのサイズだふははは。(20倍)

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「税関からお手紙来て追加でお支払いや手続きかな〜、まあ日本の税関なら日本語だから大丈夫だろ」と思っていたのですが、何も無かったです。
調べたところ、荷物が10kg以下かつ個人利用だったので無税だったようです。
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/kojin/3105_jr.htm

ここでひょろさんにお礼のDMを。

 

では…くぴ。

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おいしい!!!!!!!!

 

琥珀色の液体は豊かな香りかつ高貴な甘みで、まるでクリームでも入っているかのようにまろやか。(入ってない)


大概の嫌なことはじゅわっと溶かしてくれて、一時を甘美なものにしてくれます。変な混じり気を感じない本当に良いアルコールです。
30度ある割にはむわっと感がなく飲みやすく、とにかく甘いため、お酒初心者や女性にも良さそうだなと感じました。

 

 

いやーそんなわけで本当に良かったです。
友人には明日家に持って行ってそのまま宅飲みです。楽しみ。
まだ届いて3日ですが、既に数名に100均で買ってきた弁当用ソース入れを使って布教しています。
今回はひょろさんのお力が大きかったですが、本当にやってみれば出来るんだなと思いました。
Google翻訳先生を使えばほとんどどの国でも可能でしょうし…。

 


ちなみにこれはTipsなのですが、私は住所をドイツ語式と日本語式を併記して先方に送りましたが、ひょろさん曰く今回の場合Bailoniは日本行きであるということさえ知っていれば良いため、「Japan」以外は日本語のままで大丈夫だったそうです。(日本に着いてからは日本の業者が運ぶので)

 


皆さんもこんな感じで是非気に入ったお酒を取り寄せてみてください!
布教に成功すれば、いずれどこかの会社が扱ってくれて、安価で楽に入手出来るようになるかもしれません。
それが続いていけば本当に幸せで豊かな世界になるでしょう。自分も他人も。そうなることを願ってやみません。
好きな物事に本気になることが出来て、ほぼ植物状態だった時のことを考えると本当に嬉しいです。

 

では今回はこの辺りで!

 

「欧州の心臓は脈打つ」イジー(1448~1486)

前回(プロローグ):http://eiger.hatenablog.com/entry/2020/09/18/011130

 

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フス派の王、イジー・ス・ポジェブラトが誕生しました。

ボヘミアを制する者は欧州を制す」と言われる欧州のど真ん中のボヘミアで、彼らは中世欧州の価値観の根幹を成すローマ=カトリックの信仰に異を唱え、十字軍を受けながらも屈さなかったフス派は、ついに国王を擁しました。

 

さて、まずは国教がフス派になったので改宗をしなければなりません。

国教が支配的でない州では不穏度が発生し、税収は下がりやがては反乱が起こりえます。

反乱が起きれば鎮圧せねばならないので、金はかかるし人的資源は損耗するし土地はさらに荒れるので良いことがありません。どんどん改宗して国教を広める必要があります。

 

※戦闘すれば一応陸軍伝統は入ります。

※侵略されている時などは、反乱軍は第三勢力として登場し、いくら蜂起しても人的資源や軍の将兵が離反するわけではないので(謎)、わざと蜂起させるテクニックもあります。

 

国教の広まりは宗教統一度で表されます。これが低いとデバフがかかります。Devが高い州ほど数字の多くを占めるため、優先的に改宗せねばなりません。しかし一方で所要時間はかかるしコストも重くなります。

ボヘミアのDevは思いきり西高東低なので、ドイツに近い方ほど豊かです。しかしフス派が現在信仰されているのはプラハを含むボヘミア地方のいくつかと、モラヴィア地方のいくつかに過ぎません。

そこで「エルツ山地」のステート(州の集まり)に布告を出して改宗を促します。

これにより改宗は速くなりますが、行政コストが増すので収入は下がります。

しかし長期的に見れば出すの一択です。

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実際に効果を見てみましょう。対象の3州は改宗に18ヵ月必要と出ていましたが…

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15ヵ月に下がりました。これが布告パワーです。

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1年くらいで出した布告は引っ込められる。改宗が終わったら用済みなので元に戻そう。

改宗時間が短縮される真の恩恵は、宣教師費用の軽減ではありません。改宗が進行している間、元の宗教の信者は怒ったり動揺するので不穏度が上がり、反乱リスクがあります。このリスクを減らすのが真の効果です。

 

ミッションも達成しておきます。出費が減るので。そして改宗開始。

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カトリックはしまっちゃおうね~

 

 

ランダムイベントで汚職が発生。

汚職は領土拡大でも発生しますが、じわじわ収入が減るので、原則として、一時的に赤字になろうが構わず即座に「汚職の根絶」に全力で取り組んで消してしまった方が一番傷が浅く済みます。今回もそのように。

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「民族叙事詩」のイベント。お金を出して威信を買って色々バフがつくので、普段はそうするのですが…

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よく見たら語られるのが例の冬王だったので拒否。まだまだ政情不安なのになんで今そんな事しなきゃいけないんですか(正論)

 

ん?

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交易上どうしても欲しいドレスデンを持つザクセンが、同君下位のチューリンゲンに独立戦争を起こされました。練習プレイ8回でこんなことなかったのに。

 

外交>諜報網を構築で外交官をスパイとして送り、敵領土に請求権を作る準備をします。請求権やcbの無い宣戦布告は大きなペナルティがある上に、ザクセンはHREなのでその場合は皇帝(現在はオーストリア)が参戦します。無難に請求権を作りましょう。

ただしHRE内では通常諜報網が25で請求権の捏造が出来るところ、30を要求されます。つまり時間が余分にかかる。

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最初の制度ルネサンス」が発生しました。

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制度は国家として受容しないと技術の取得にデバフが発生し、どんどん膨らんでいきます。

制度は原則としてヨーロッパに生まれ、そこから周辺に伝播していき、州として受容されます。制度を国として受容するには、その国の中のある程度の州で受容されていなければなりません。受容州が少ないほど多くのお金が必要になります。

このためどうしてもヨーロッパが技術的に先行し、時がたつごとに有利になっていきます。世界中でプレイ出来るこのゲームが「ヨーロッパ」の名を冠する所以です。

 

ぶっちぎりのDevを持つプラハに真っ先に広まるので、プラハのあるボヘミアステートに布告を出しておきます。

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国王イジーが国内貴族の娘とデキ婚しちゃいました。

お世継ぎカレル王太子が誕生。いやなんでその名前にした?

能力2/4/2。…微妙!

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外交技術4で市場が解禁されました。これをプラハに建てると収入が爆上がりします。建設!

(「交易の中心地」の州に建てると効果が高いです。)

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ドレスデンの請求権が用意出来ました。

貴国の首都はこの新しい古地図によれば我が国固有の領土だ!(パラドゲー特有の横暴)

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宣戦布告します。現環境から参戦兵力のプレビューがついたので便利。

既にチューリンゲン独立戦争を戦わされている敵同盟国はザクセンを見捨てました。これはとても好都合です。

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属国たちは寡兵で孤立したら怖いので、ボヘミア軍の動きについてくるようコマンドを出しておきます。

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EU4の戦争は、自国領を守りながら、敵の要塞を落として領土を占領していくものです。

要塞のレベルは偶数ですが、首都は絶対にレベル1要塞なので、この時代ドレスデンは要塞レベル3です。

要塞の攻略を進めるのに最低限必要な兵力は要塞レベル×3とされているため、ここの攻略には9個連隊が必要です。むしろそれ以上いても兵站を圧迫したりして兵力がゴリゴリ減っていきます。

よって残りは他所を占領しにいきます。

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田舎のDevが減って都会のが増えるイベント。君主点を使って開発するコストはDevが高ければ高いほどかさむので、その差を考えればお得な話ですね。

Jindřichův Hradec インジフーフ・フラデツ、チェコ語で書くと読み難易度が高すぎるんだよ。(怒)

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ちなみにインジフーフ・フラデツの意味は「インジフの城」。

私が絶賛ハマっている中世ボヘミア(1403年秋らしい)が舞台のリアル志向FPSゲーム「キングダムカム・デリバランス」の主人公はヘンリーといいますが、チェコ名ではインジフになります。本当に面白いので皆やってホラ。

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EU4に戻ります。

ポーランド戦のために刃を研ぐみたいな話をしていたのにザクセンとの戦争に踏み切れたのは、そのポーランドも戦争していたからです。

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ポーランドとチュートンは、いつもチュートン領ダンツィヒが独立する→ダンツィヒポーランドを頼る→チュートンがポーランドに仕掛けて開戦という形でイベント戦争を起こします。

しかしこの戦争はポーランドから普通にチュートン領を狙って開戦したもの。

つまり後でもう一度本命があるのです。よってボヘミアも国力をザクセンとの戦争に投じても問題無いという結論に脳内会議王国議会が至りました。

しかしこれはイジー王が死ぬまで収録した時点の私から見れば完全に大失敗でした。

ここはザクセンなど目もくれず全力でポーランドを殴っておくべきだったのです…。

どういう事が起きたのかをぜひ読んでいってください。

 

 

ザクセンとの戦争は大勝利に終わり、2州を奪いました。

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征服した州は絶対に中核化が必要です。

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統治点を使い自国の支配を確立します。

EU4の醍醐味の一つ、近隣を征服すると州の名前が自国語風(厳密にはプレイヤーの意思で変えられる自国の主要文化)に置き換わる機能が発動しています。

ドレスデン(ドイツ語)からドラージジャニ(チェコ語)になっていますね。

 

反乱が嫌なので自治を上げて不穏度を下げます。(収入も短期的には下がりますが後でいくらでも回収できるので)

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序盤の施設で美味しいのは市場だけでなく、教会も…というか教会の方が強いです。

全部の州に建てて問題無いですし、ゲームが進むほどうまみが増します。

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まもなくザクセン無事死亡。選帝侯の地位は我が同盟国ヴュルツブルクの物になりました。これからもよろしくね!

どうしようコイツ使い捨てる気だったのに。

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そして征服によって周辺からヘイトを集めてしまったので、外交官1名を自動で関係修復に当たるよう指示します。

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皇帝オーストリア様から「ドレスデンを正当なる支配者ザクセンに返還せよ!」と脅されました。(重要な皇帝コマンド)

拒否すれば向こうにcbを与えるのですが、ガン無視します。

実際何もありませんでした。

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時間が経って解禁された属国の統合を開始します。

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属国といえども、属国にしてから10年経過して、かつ友好度が+190以上(200が上限)でないと統合は出来ません。

外交力を使う統合を2つ同時にしているので、一時的に月々の外交力プラスが0になっています。でも外交技術が多少遅れても問題無い状況なので構いません。

(※同君下位国を持つ場合、外交技術の遅れは独立欲求を上げてしまうので注意)

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同君連合の場合は同君化してから50年が経過し、かつ州の数が自国より少なくなくてはいけません。ただし同君下位はこの条件を満たしていれば君主が代わるごとに「継承」という一発瞬間併合が狙えます。これは安定度や外交評判が高ければ確率が上がります。

 そしてそれをライバルのハンガリーがやりやがりました。

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ああ…この完全体ハンガリーの国境線…美しい…(恍惚)

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政府改革のゲージが貯まったので最初の改革を行います。

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以前のバージョンまでは貴族の影響度が極めて高かったため避けられていた「貴族の特権を拡大する」ですが、それが下がった今では人的+15%があまりにも美味しいので私はこれを選んでいます。

ただしもう一方の「制限する」の方も税収+10%と強力です。人的は余るけどお金が無いという国、それこそポーランドリトアニア等には向いているでしょう。

というかどっちを選んでも国づくり次第で光らせられます。

 

「教会権力」の数値が貯まったのでフス派のコマンドを使用します。

今回は「説教の自由」を選びます。

 

ここで選べるコマンドはフス派固有のもので、数値が貯まっていれば自由に付け替えられるためとても汎用性が高いです。

数値は自然に貯まっていく印象ですが、改宗を進めていると速い印象です。

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イデア、または特定の組み合わせでアイデアグループを複数コンプして特定の政策をセットすることで得られるポリシーの効果と、国情に合わせて使い分けて使います。

 

最強なのはおそらく人的+20%の「ターボル派の復活」ですが、どれも可能性を秘めています。

例①文化変換コスト-20%の「アダム派の礼拝」を、宗教と権勢のポリシーの-20%と合わせれば-40%。外交点を大幅に節約出来ます。文化グループを跨ぐように拡張するしかないボヘミアには有効です。

例②人的+20%の「ターボル派の復活」と人的+50%の軍量の「国民皆兵」、さらに政府改革「貴族の特権を拡大する」で+15%。計85%という圧巻の人的バフです。軍事系アイデアを軍量にすることで質は下がりますが、洪水で押し流すような戦い方が出来ます。そしてボヘミアの財力ならその大軍を養えます。

例③外交の「関係を改善」の効果を+30%する「平和主義」に、外交アイデアの中に+25%に、外交と人文のポリシーで+20%でなんと+75%のバフが入ります。外交アイデアでは外交官も増えるため、片っ端から派遣していけばもはや自国に直接戦争を仕掛けられるケースなど無くなるのではないでしょうか。HRE皇帝になって諸侯に改革への同意を得たり選帝侯の支持を得るにも極めて有効です。

 

※ゲーム日本語化環境とwikiで表記が違う場合が一部存在しますが、前者で記載しています。

 

 

属国の片方グウォグフ(弱い方)の統合が終わりました。

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ジーに新しい個性「立法者」が付きました。自治率の自然減少を加速するもので、反乱予防に自治率を上げまくっている状況に最高のものです。素晴らしいの一言。

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神イベが来ました。

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彼が新しいヘトマンです。しかし腕っぷしが強い=優秀な指揮官なのかというのは、うーん。

 

 

ここでふとポーランドはどうなった?と思い見てみたら、絶句。

 

え???????????

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ダンツィヒがシュテッティン領になってます。ポーランドとチュートンのイベント開戦が無くなってしまいました…。

こうなるとポーランドとは他にチャンスを見つけて戦うしかありません。

モスクワでも連れてくるか、ポーランドオスマンと戦って弱ったところか、あるいはゲームが進むごとに大きくなるボヘミアの技術的優位を活かして戦うか。

じっくり待つしかありませんね。

 

統治技術が5になり、イデアが取得可能になりました。

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 アイデアは統治系、外交系、軍事系に分かれていて、どれかを突出して取ることは出来ません。

軍事系アイデアは魅力的に見えますが、どんなアイデアよりも、軍事技術7で解禁される砲兵の方が強力です。アイデアにも膨大な君主点を使う以上、軍事は今ちょっと取れません。

外交は今アイデアの効果が欲しい状況ではないので、統治系にします。

wikiには宗教か人文とありますし、実際間違ってはいません。

 

まず独自宗教フス派のボヘミアにとって宗教アイデアは非常に魅力的です。どれをとってもハズレの効果はありません。人文も便利です。ポリシーも良いものが多いです。

 

しかし私は経済アイデアを推したいと思います。

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ボヘミアは宗教や文化以外にも金山という特徴があります。

 

金山は収入の代償にインフレ率をじわじわ上げていき、収入は目減りしていきます。インフレ率は統治点を払えば-2%出来ますが、長期的には結構な量になります。ですが経済アイデアにはインフレ率減少の効果があるため、これにより金山の良いところだけが享受出来るようになるのです。

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それでも統治力節約の観点から言えば宗教の方が有利です。

私が経済を取る理由は他にもあり、一つは攻勢アイデアとのポリシーで砲兵の戦闘力が+10%されることです。陸戦は射撃と白兵のフェイズからなり、ゲーム中盤以降の歩兵騎兵や砲兵は射撃が出来ます。ボヘミアはNIの宿願で射撃が強化されるため、その長所をさらに伸ばすことが出来ます。

 

あとは借金をお得に出来るという点が強みです。インフレ減以外にも経済アイデアには金利を減らす効果もあります。戦争や、特に制度受容には多額の費用がかかります。しかし制度受容してしまえば技術が取りやすくなるため、換言すれば技術的優位は金で買えるということです。それにボヘミアNIには全技術コスト-10%もあります。君主点が余るかもしれませんが、それは開発してDevにしてしまえば、さらに国力をつけることが出来ます。

つまりボヘミアの長所を伸ばせるのが経済アイデアなのです。

 

ちなみに宗教にしない理由も一つ。国内がフス派に改宗し終わると、ミッションでフス派の「改革の中心地」がプラハに発生します。これによって周辺の土地は勝手に改宗されていってしまうのです。

宗教アイデア最大の強みは隣接する異教徒や異端をある日突然殴れる「聖戦」ですが、それは隣接していなければ出来ません。しかししばらく経つと周囲はだいたいフス派に染まってしまっているので、恩恵が損なわれてしまうからです。

 

人文については、特色の「文化登用数+2」が無くても意外と平気だからです。

政府改革でも増えますし、なんならフス派コマンドを使い文化変換も出来てしまいますし、上手くHRE皇帝になれれば国家ランクも帝国になり文化枠も余ります。

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軍事技術も5になったので初のアップグレードが出来ます。

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ポップアップからアップグレードが出来ますが、EU4ではアップグレードそのものは無償です。ただし士気が一時的に下がってしまうため、戦争中にはいきなりアップグレードしてしまうと危険な場合があります。要塞に守られて敵が侵入出来ない安全地帯があると良いでしょう。

 

神聖ローマ帝国にとって重大な案件が発生しました。

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諸侯はこういう時選帝侯であろうがなかろうが投票できるのですが、今回のお題はHREからイタリアを切り離すべきか。とはいえ多数決ではなく、皇帝に決定権があります。

イタリア放棄に決まれば選帝侯や自由都市、あるいは皇帝の同君や属国でないイタリアに属する国家はHREを離脱します。その場合皇帝オーストリアの威信は大きく傷つきます。

逆にイタリア保持を選べば、30年程度の間に皇帝オーストリアはイタリア支配のために動かねばなりません。かなり困難なのですがもし成功してしまった場合オーストリアの力が強まることは疑いありません。

ボヘミアにとっては考えどころ…なのですが前述の通り皇帝に決定権があるため、皇帝が考えている方に票を投じます。オーストリアとは今戦いたくありません…。

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なにせオーストリアハンガリー(完全体)を同君下位にしているのですから。

 

さらに神イベ。プレイヤーならみんな大好き、吟遊詩人です。銅鑼の音が気持ちいい。

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自由都市になっていた2つの都市国家を除きイタリアを放棄した皇帝オーストリアですが、なんと「信仰の擁護者」を宣言しました。

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 これはカトリック国家に宣戦すれば敵方にオーストリアがついてくる、しかもオーストリアは軍が強化されるというものです。勝ち目無いです。周り全部カトリックですから、こうなるとボヘミアは何も出来ません。しばらくの間せこせこ内政してるしかありません。

 

 

経済アイデアを進めるために(もちろん合間に通常の統治技術も進める)、ナショナルフォーカスを用います。

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これは特定の月ごとの君主点を+2するかわり他の2種類はそれぞれ-1ずつされるというもの。アイデア取得やアンバランスな能力の君主のフォローには極めて有効です。

(当然、どれにも偏重しないという選択も可能。しかし25年間は変更できません。)

 

 

お金が貯まったので、オロモウツの要塞を、地形補正のつく高地であるレフニツェに建て替えます。(ドイツ語名リーグニッツ、ポーランド語名レグニツァ)

これで東からボヘミア中心部に迫る敵を止める要塞が強化されました。

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 おや、同盟婚姻のブランデンブルクが、当主が52歳なのに後継者不在?これは同君下位くるか?

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 あっ…(ウチの王太子が死去)

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どうなることかと思いましたが、無事再婚して子供が生まれました。本当に良かった…。

 

話が前後してしまいますが、この後継者問題の間にはハンガリーが唆した反乱をぶっ潰したり、

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ポーランドリトアニア対策のためモスクワと同盟したりしました。

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他には強い方の属国の統合がやっと完了し(なんか普段より遅い)、ミッションでポーランドに同君cbを得られる状態になりました。ただしcbは20年しか持たないので、まだミッションは達成をクリックしないでおきます。

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ザクセンを分け合ったチューリンゲンを、今までは拡張先と思って付け狙っていたのですが、ポーランドが関係改善を始めたのに気付いたので一転同盟を結びました。これでポーランドと戦うのに後背の不安はありません。オーストリアに殴られる可能性も減らせることでしょう。

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技術へのペナルティがだんだん無視出来なくなってきていたので、

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借金してでもルネサンスを受容します。

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しばらくは返済だなぁ…と思っていたら

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あの借金魔で悪名高いモスクワが債務を肩代わりしてくれました。

毒キノコでも食べたんだろうか…。(ありがとう)

まあポーランド戦への備えを頑張れってことなんですかね。ウッス。

 

2つ目のアイデアが解禁されました。

今は必要無いのですが、後で必要にならないといけないルートですので、今のうちに権勢アイデアを選ぶことにします。

強力な属国や同君下位を複数持つなら絶対に欲しいアイデアです。

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ここで重大事態に気付きました。

オーストリアとフランスが戦争しています。欧州の宿命のライバル対決です。

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EU4のAIは賢いので、勝てない戦争をふっかけることはありません。

しかしこの戦争はオーストリアが敵同盟国にフランスがいることを承知で踏み抜いていました。

ここでもしオーストリアが大勝すれば、下手をするとフランスがカスティーリャイングランドに叩かれてオーストリアに対抗する力を喪ってしまうかもしれません。

そうなるとオーストリアは独走状態になり、将来倒せなくなってしまう可能性があります。

兵力はオーストリアハンガリーが76,000、フランスが49,000。フランス不利ですが、ここにボヘミアの29,000が加われば互角の勝負になるでしょう。

 

フランスと同盟でもありませんし、オーストリアにこれといって開戦事由もありません。伝統で陸軍士気+15%を持つオーストリア軍は精強で、同数ならボヘミアは勝てません。しかしオーストリアは信仰の擁護者であり、沽券にかけてカトリック国は守らねばなりません。

そこでミュンヘンに作っておいた請求権でオーストリアを釣り出します。

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いざ開戦です。

 

Pravda Vítězí! (真実は勝つ!)

 

 

 

 

あの…えっと…すみません、戦争に夢中でスクショをほとんど忘れてました…すみません以後気を付けます…。

 

戦争はミュンヘンオーストリアも占領に成功しました。

特にボヘミアが用意した要塞包囲軍の砲兵3個連隊は強力でした。

 

しかし戦勝点を稼ぐべくハンガリー領に侵攻しようとしてトレンシェーンの要塞を攻囲していたところ、フランスとの西部戦線から迅速にやって来たオーストリア軍に強襲され、このトレンシェーンの戦いでボヘミア軍は手痛い敗北を喫します。

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ポーランドへの進出を考えていたにも関わらず大戦争に踏み込まざるを得なくなり、大いに心を痛めていたイジー王は、敬虔な彼らしく毎日プラハ城内の聖ヴィート大聖堂で祈りを捧げていました。彼はこの敗報を祈りの最中で受け卒倒。

フス派国家の基盤を一代で築き上げた名君、ポジェブラト王朝の祖はそのままあっけなく帰らぬ人となりました…。

 

王位継承は問題無く行われ、同名の王太子ジーがイジー1世を名乗って後を継ぎました。偉大な父ほどではないにせよ統治の才がある彼は、今後ボヘミアをどう導いていくのでしょうか…。

 

規定により今回はここで筆を置きます。

では次回!

 

次(イジー1世):まだ

 

EU4ボヘミアAAR「欧州の心臓は脈打つ」 プロローグ

こんにちは。今回は予告通りEU4ボヘミアAARです。ボヘミア王ボヘミアのAARを書くのは当たり前だよなぁ。

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環境は以下の通り。

本体1.30.4.0 日本語化mod ランチャーv.2020.11

DLC全部盛り(全部定価でポンと奢ってくれた兄貴、ありがとう…ありがとう…)

シングルプレイ

プレイ国家 ボヘミア フス派ルート

またこの場を借りて日本語化チームに改めて感謝申し上げます。私はドイツ語もある程度解しますが、まだプレイ出来るほどではありません。

 

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初期ボヘミア開発度は119、さらに属国グウォグフとオポーレを従えています。(シレジアから分裂)

王位が空位なのが特徴。王朝もありません。このためフス派以外のルートであれば婚姻によってほぼ自由に好きな王朝を選んで、同君連合を狙いにいけます。今回は使いませんが。空位はフス戦争後の混乱を表しています。

 

プレイ開始!

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まずは大事なライバル設定。EU4は外交ゲーです

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EU4では同程度の国力の国がライバルと認定されます。

ライバルとの戦争に勝てば良いことがありますし、ライバル関係の国とはまともに外交が出来ません。あとライバル相手に勝った時の講和条約は戦勝点コストが下がって有利になります。

 

今回はデンマークハンガリーポーランドから来ています。ほぼこれが定番です。

ですがそのまま返すと大変なことになる事があります。今回がそうでした。

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ボヘミアポーランドに同君下位のcb(開戦事由)をミッション達成で与えられるので遠からず戦います。なので直接ライバルになるのは良いのですが、「共通のライバルを持つと同盟を組みやすくなる」仕様があるため、ポーランド側のライバルを確認しなければなりません。

高確率でポーランドデンマークをライバル指定しますが今回は例外。

よってデンマークにライバル指定すると、ボヘミアという共通のライバルがいるポーランドデンマークは同盟してしまいます。この時代のデンマークスウェーデンノルウェーを従える強国です。そもそもポーランドだけでボヘミアより強いので、この同盟は絶対に避けねばなりません。

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代わりにオーストリアをライバル指定しておきます。

 

ちなみにオーストリアのライバルはこうでした。

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フランスと同盟なのは親の顔くらい見る光景ですが、ブルゴーニュもというのはちょっと珍しいのでは。

 

加えて同盟を初期から結べるブランデンブルクと同盟を締結。ドイツ諸侯としてはかなり強力な部類なので、抑止力とします。

ボヘミアは王国ランクで外交官が3人いるので、残り2人には属国との関係改善をやらせます。

 

次は仕様の変わった階級

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市民・貴族・聖職者の各階級に特権や土地を渡せば強力な補正を得られますが、王家の直轄領が全体の50%以上になれば税収等が良くなります。またゲーム前半ではどうでも良くても後半には重要になる「絶対主義」で有利になります。

階級から土地を没収すると忠誠値が20%下がります。それで30未満になると反乱が起きます。そして忠誠度は忠誠均衡値へ自然と向かっていくので、均衡値を50以上にしておけば一定間隔で土地をむしり放題ということになります。

そして初期忠誠度は50%あるため、初手は没収一択です。

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直轄領の比率が34%から39%になりました。

 

忠誠均衡値を上げるため、貴族階級に「君主に対する優越」を渋々認めます。

我国王ぞ?

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一応貴族階級に対してのコマンドですが、全階級が+10%されます。

貴族はこれで50を超えますが、市民と聖職者はまだです。聖職者には後で良いコマンドがあるので、市民に対して更に「自由競争」を認め、50以上の均衡値を得ます。

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宗教

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ボヘミアの開始時の国教はカトリックですが、いくつかの州ではフス派が信仰されているので改宗出来るようになっています。

しかし後でフス派ルートを選べば国教も変更されますし、今は放置です。

 

あと当分使わない要塞をOFFにして維持費を節約します。

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それで収入はこれくらい。CHEB(ヘプ)のプロヴィンスにある金山と国土西部の高Dev(開発度)のおかげで、結構高い方です。※ただし人的資源はそんなに高くない

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首都でも交易首都でもあるプラハは、交易ノードザクセンに属します。

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EU4の交易は上流ノードに商人を送り自国に富を流入させるものですが、上流はウィーンとクラクフです。送っておきましょう。

これら上流や、そして同じノードにある交易の中心地のドレスデンやベルリンは欲しいところです。

 

君主点を稼ぐため顧問を雇います。効果も良い方です、特に統治。

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王国議会の議長は最年長の顧問が担当するという脳内設定をするなど。

 

こちらがミッションです。

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フス派のは時間経過とフラグイベントの選択肢で必ず達成できます。

属国グウォグフとオポーレを統合すれば(ゲーム開始10年経たないと統合を開始できない)、スロヴァキアを奪ってからハンガリーを同君下位にするものと、ポーランドを同君下位にするものに進めます。

ポーランドチュートン騎士団といずれ戦争を始めるので、その時に横から殴るのが良いです。しかしこの時までに属国統合が終わり同君cbが貰えているかは運です。

この時にcbを持っていれば、ポーランドを同君にすればそのまた同君であるリトアニアもついてきます。

しかし間に合わなければ「ライバルに屈辱を与える」で宣戦となります。この時は500ダカットくらい賠償金をむしっておけばポーランドを再起不能にし後で回収出来ますが、この場合はリトアニアが停戦中に独立してしまいます。今回はどうなるか。

 

 

ここでボヘミアNI(ナショナルアイデア)をご紹介。国の個性みたいなもんです。

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初期から持っている「伝統」は地味にありがたい顧問の値引きに、HRE皇帝になった際の帝国の権威へのバフです。

(HRRだろと言いたいニキネキ、私もドイツ語民だから分かるけど実際伝わらないんで。)

続く8つのNIはアイデアを3つ取るごとに解禁されます。3グループアイデアの全取得で同時に入手出来ます。

ぶっちゃけ強い方ではないんですが、国情にはよく合っています。

異端寛容度+3は宗教的に不安定なボヘミアには欠かせません。

正当性が自動で上がるため、無能後継者の廃嫡しやすくなり、また、ランダムイベントで威信が下がるのを防げます。

軍の主力の歩兵強化は絶対に腐りません。

宿願(コンプリートボーナス)の射撃+1は火器が進化していくゲーム後半で使えます。

フス派の宗教としての効果は「対異端布教強度+2%」と「被白兵ダメージ-5%」ですが、これとも噛み合う。

基本的に欲しいタイミングに欲しい効果が貰えるようになっています。超一流ではないものの、実に優秀なNIと評したいです。

 

 

それではいよいよ時間を動かします。

 

 

2日後、いきなりランダムイベントで聖職者の忠誠度が大変なことになってしまった。(この場合は反乱は無いが忠誠度が低すぎるのでデバフがつく)

そしてすぐに重要イベント「バーゼルの誓約」が発生。

今回はフス派ルートなのでフス派との妥協の維持を選択します。

ルート分岐フラグになるものですが、テキストも見れば容易に分かりますね。

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フス派が国教になってから聖職者に与えようと思っていた特権を、この時点ではまだデメリットの方が多いのに、フライングで付与。

将来的にはフス派への改宗スピードを上げ、フス派の州では反乱が起こりにくくなります。ですが異端州では逆に反乱が起こりやすくなります。

均衡値を上げれば回復ペースが上がらないかな?と苦し紛れにやったのですが、効果は不明。

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軍隊に指揮官をつけておきます。最初なのでロクなのが出てこないでしょうけど。

(戦闘を経験するたびに上がる陸軍伝統が高いほど、優秀な指揮官が出る確率が上がる)

Ferdinand Thurn フェルディナント・トゥールン君!君が今日からボヘミア王軍司令官(ヘトマン)だ!

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 (騎兵がいる野戦軍指揮官なんで機動があるのは良いけど、白兵が無いし、出来れば包囲能力も欲しかったなぁ…)

 

ポーランドにとっての重要イベント。リトアニアを同君下位にしました。

(ごく稀に蹴ります)

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ラッキーイベントです。安定度無料UP、しかもこんな序盤ではマジでありがたい。

ウチの聖人といったら、王冠の名前の由来の守護聖人Svatý Václav スヴァティー(聖)・ヴァーツラフ、ヴァーツラフ1世でしょう。

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外交関係枠が空いていたので、周辺のドイツ諸侯で敵対関係が無く、拡張先でもないヴュルツブルクを同盟に迎えました。来るポーランド戦には1個連隊でも多く欲しいので。

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同盟は、相手国が小さいほど攻撃戦争に呼べる可能性が上がります。

防衛戦争には基本的に同盟国は来てくれますが、もし見捨てられれば同盟は破棄されます。(もしプレイヤーが見捨てた側でも同様)

大国と同盟するのは抑止力として役立ちますが、仮に事あらば大戦争になるのがリスクですね。

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同盟関係のブランデンブルクから神君主(゚∀゚)キタコレ!!

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しかし彼の治世は3カ月で幕を閉じます。Amen✞ 

…いやブランデンブルクと同盟のままだし死んではいないか?追放?

この世界では彼が「ボヘミア冬王」って呼ばれてそう。

 

フス派が戻ってきた!

 

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いきなり今回のプレイ最重要イベントです。

未だ王権の脆弱なボヘミアでフス派が勢いを増し、フス派の中でも穏健派の若く英邁な貴族、Jiří z Poděbrad イジー・ス・ポジェブラトが国王に担がれ、プラハに入城し、広く即位を宣言。ボヘミア王国の国教をフス派にすることを宣言しました。

 

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能力は統治5/外交4/軍事3。(現環境から数値固定)

1.5流くらいの名君です。

フス派は元々異端への改宗速度にバフがありますが、イジーの「狂信者」はそれをさらに強化します。(これは確定の個性。)

先程フライングで使った階級コマンドも今から真価を発揮します。これで異端になったカトリックの州をサクサク改宗だ!

 

さて、このAARは君主が即位してから死ぬか退位するまでを一括りとする紀伝体を採用しているので、イジーの治世はまた次回。

いつもの私のスタイルですが、この先はこれから収録を行いますのでまだどうなるか全く分かっていません。ぜひまた次回も!

Děkuj vám! Na shledanou!

 

次(イジー):http://eiger.hatenablog.com/entry/2020/09/21/215323?_ga=2.83082965.279597937.1600516234-251962100.1552906183

 

 

こくち

 こんにちは、アイガー・D=ザンネン改めヴァーツラフです。お見知りおきください。

(詳しくはTwitter参照)

 

 突然ですが先日、誕生日プレゼント(9/5生)に紋章を貰いました。

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ボヘミア王」と呼ばれる私専用です。いいでしょ。

 

 これを入れたTwitterの新しいヘッダーがこちらになります。(背景はプラハ城)

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 さて、EU4の本体1.3.0および新DLC「Emperor」および有志の方々によるそれらの日本語化環境が公開されてしばらく経ちました。これはキリスト教国家の環境になりますが、主人公の一つは我がボヘミアです。

 中世ボヘミアといえばフス派。従来ではカトリック扱いだったフス派が独立した宗派となり専用のルート、コマンド、ミッションツリーが実装されました。

 新しいボヘミアはミッションツリーにより、ハンガリーポーランド(運が良ければリトアニアもついてくる)、ザクセンブランデンブルクを同君下位や属国にし「ボヘミアンコモンウェルス」を形成した上で、神聖ローマ皇帝にもなれる化け物になりました。

 

 よって、このフス派ルートボヘミアをプレイしていくAARを新しく執筆いたします。今回は私の自然な語り口調での文体で。タイトルは前回続かなかった「欧州の心臓は脈打つ」を継承します。混乱を避けるため前作は既に削除しました。

 投稿はアンケートに従い君主1人につき1ページとしますので(紀伝体か?)、ページごとの長さは不規則なものになります。

 余談ながら、私はリアルで1月からチェコ大使館の外郭団体チェコセンターにてチェコ語を学んでいて、最近はドイツ語も再開してかけもちの状態となっています。得られた語学知識も盛り込めれば…と思っています。

 

 さて、ボヘミアでゲーム序盤に格上のポーランドを倒すのは比較的難しく、中級者以上の腕前が求められます。テストプレイでここが安定せずに、かねてからAAR投稿をお約束していたにも関わらずお待たせしてしまいました。8回チャレンジして直近3回出来たからいけるだろう、と踏んでいます。

 

 先にnoteで旅行記の続き、ブラチスラヴァ編をケジメとして投稿してからAARの執筆を開始します。既に本番プレイの収録もスタートしました。

 リアルがだんだん忙しくなってきていますので投稿ペースは速くないと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

私の推しビールが飲める場所

 

どうですか、缶ウルケル。

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あんなに美味しくて税込292円はヤバいと私は思いました。

ウルケルらしい奥深くて、上品で、柔らかくて、整った風味がちゃんとありました。

変に苦かったり鉄臭かったりしませんでした。

缶発売の発表から全力投球で語った甲斐がありました…。ウルケルの入口や普段飲みには最高ですね。

 

あ、ウルケルは冷やしすぎると味があまり開かないというか解れないので、ぬるめを意識すると良いかも知れません。

一応ウルケルの最適な温度は6度、冬場はもう少し上とはされてますがそんなに厳密にはやらなくて良いと思います。飲むちょっと前から冷蔵庫から出しておくぐらいで…。

 

さて缶ウルケルを飲んでみたあなた。お店で、なんなら本国チェコで樽生を飲んでみたくないですか?

缶は買ってから飲むまで管理に抜かりがあって味が劣化したら自己責任になっちゃうわけですし…。

 

良いウルケルは!軽いんです!

缶のウルケルの美味しさは、面接やお見合いでもして、あっ、この人良いなと思うようなもの。

名店や、タップスターの手によるウルケル、果てはチェコで飲むウルケルは、まるで踊っているよう。

もっと見せてもっと踊ってと飲んでしまうし、度数も軽めだから飲んでしまえるのです。

 

そんな感動を知って欲しくて、ウルケルについて2年調べてきた私が、樽生をいつも飲める店や、チェコに行きもっと美味しく飲める方法を惜しげもなくご紹介します!

チェコに行く方法は長くなるのでまた次回ということで。

 

ただご注意頂きたいのは、これは決してお店の一覧ではありません。私の偏った知識で知っている内容からだけです。(主にTwitterからの情報)漏れは普通にあります。そもそも結構数が多いので一部の選りすぐりしか紹介出来ません。しかもどんどん増えてきてますし。

当然ですが全てに足を運んでいるわけではありません。自分が行ったことのある場所を優先してはいますが…。言わば耳年増。

 

また、前回の記事「私の推しビールを語る」 http://eiger.hatenablog.com/entry/2019/11/07/224909 をお読み頂いたことを前提として書きます。

ではどうぞ。

 

 

[北海道]

・Vinarna-cz (ビナルナシーゼット)

https://www.facebook.com/cz.vinarna/

前回、樽生と全国に2軒だけ空輸樽生があると書きました。いきなりその片方いきます。出し惜しみはしない主義です。

チェコの東部モラヴィアはワインの名産地で、その中でもズノイモという場所のワインを空輸して最高のクオリティで提供してくれるバーで、ウルケルも出してくれるというお店です。

私の絶対遠征するぞリストの筆頭です。

 

・おいしいビールのお店 MANDA

https://www.hotpepper.jp/strJ000957893/map/

ビナルナさんから徒歩で行けそうな近さですが、ここにもあります。隅田川ブルーイングがあるのが個人的に気になりますね。

 

・pub Old Fashioned

https://www.pub-oldfashioned.com/

公式サイトが古く、生ビールが以前のレーベンブロイとなっていますが、Twitterでウルケルに置き換わっていると明言されています。

 

山形県

・ブルーマーケット本店

https://bluemarket-honten.gorp.jp/

 

すいません他に東北の店は知らないので一気に飛びます。

 

[東京都]

当然ぶっちぎりで数が多いので長くなります。いずれもウルケル界隈(とは?)の列強です。無敵艦隊としか言いようがありません。

 

ここから3つは日本人初のタップスター佐藤さんのお店です。佐藤さんはこの三姉妹店を日によって行ったり来たりしています。

・PILSEN ALLEY(ピルゼンアレイ)

http://www.beerboulevard.com/pilsen/

立ち飲みです。スーパードライが元々の専門で、そこらへんの店の味とは別次元ですので、そちらも是非。

 

・Brasserie Beer Blvd.(ブラッセリービアヴルヴァード)

http://www.beerboulevard.com/index.html

ここはクラフトビールが豊富で、フードメニューも充実しています。

 

・BULVÁR TOKYO(ブルヴァール・トーキョー)

https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13236277/

フードメニューは肉料理メインで、チェコ料理がいくつかあるのがポイント高いです。

実は私の元職場から徒歩5分くらいだったりする。

 

・HIGHBURY(ハイバリー)

http://highbury-international.com/

残る空輸樽生のお店がこちらで、このお店では「ピルゼンスキー・プラズドロイ」という名義で、冬季のみ(例年10月〜5月)扱っています。

店主安藤さんのビール愛にふるえる。

 

・だあしゑんか(ダーシェンカ)

https://dasenka.business.site/

私が神様またはそれに準ずる存在がいると信じる理由、それは「同じ土地の食べ物と酒の組み合わせは原則超美味しい」から。チェコビールにはチェコ料理。チェコ料理屋さんです!

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「扉を開ければ、そこはもうチェコ」のパワーワードに偽りなしです。

 

 

ちなみにチェコ料理屋さんは東京にもう1軒あり、そちらもウルケルも料理も美味しいのですが、営業日が週3日と少ないです…。ご紹介しておきます。

・セドミクラースキー https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13132280/

 

私はブラック企業在籍時代、貴重な休日にここにランチを食べに行ってから新宿に戻り、小田急ロマンスカーで箱根湯本の温泉に日帰りして羽を伸ばしたことがあるのが大切な思い出です。

 

・ニユートーキヨー数寄屋橋本店1階ブラウハウス

http://www.newtokyo.co.jp/tempo/newtokyo/sukiyabasi/sukiyabasi.htm

東京で確実にタップスターに注いでもらおうと思えばこのお店でしょうか。日本人タップスター第2陣3名のうちの1人、野々村さんがいらっしゃいます。

ピルゼンアレイからもすぐ近くです。

2階にはビヤホールがありますがメニューが異なるので、入店したら「ウルケルが飲みたくて来ました」と入口で係の人に伝えるとスムーズかも知れません。

 

・BIER REISE'98(ビアライゼ)

http://bierreise98.jp/menu1.html

意味は「ビール旅」。先述のブラッセリーから近いです。

ウルケルはもとより、「幻」と言われるアサヒのビール、マルエフを最高のクオリティで飲むことが出来ます。

 

・Tail's ALE HOUSE(テイルズエールハウス)

http://www.tails1998.com/

まだアサヒにより買収される前に樽生を日本で初めて飲んだのはこのお店だったはずです。

買収前からウルケルを出してくれていたお店の一つです。

 

・BEER CAFE GAMBRINUS(ガンブリヌス)

https://gambrinus.jp/

ビールの守護聖人の名前ですね。ここはなんと言っても1150mlサイズのMassジョッキが特徴です。このサイズを今のところ他に出しているお店は国内で知りません。

 

・TOKYO隅田川ブルーイング バルStyle
https://r.gnavi.co.jp/a467404/

アサヒの直営店ですね。実は行きたいと思いながらまだ行けてないんですが(小声)、アサヒのビールを飲むなら最高峰なのではないでしょうか。

 

お店の場所を調べると分かるんですが、上記のお店は偶然か必然か分かりませんが、丸ノ内線や銀座線に集中しています。ハシゴには好都合ですね。

東京にはまだまだありますが一応この辺で。

 

[神奈川県]

地ビール厨房COPA

https://www.hotpepper.jp/strJ001224262/

最寄り駅の高座渋谷(小田急江ノ島線)、読みは「たかくらしぶや」だと思い込んでましたが「こうざ」でした。

 

・Beer Switch

https://www.facebook.com/beerswitchswitch/

強烈な個性は名古屋おでんの提供です。

名古屋おでんを食べたことがないので合うのか分からず、試したいところ。

 

[千葉県]

Cluster(クラスター)

http://cluster-kashiwa.com/

千葉県の取り扱い第1号店で、千葉と言っても広いですが柏にあります。

イムリーな話題としてはこんなイベントがあります。私はその時期に大散財の予定があるので泣く泣く不参加ですが…。

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[愛知県]

イスタンブールカフェ

https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23054220/

ここは2016年夏、まだアサヒによる買収前に、仕事を辞めたばかりの私が名古屋・大阪・広島旅行をした時に本当にたまたま現地で見つけたのでお店に吸い込まれました。

買収以前は空輸樽生でも買収以降はアサヒが卸す船便のものに切り替えたお店がほとんどなので(だあしゑんかさんなど)、おそらくここもそうではないかと推測しますが不明です。

ネットに上がってる情報で、今、確定で、空輸樽生を出していると分かるのはハイバリーさんとビナルナさんだけなのです。

 

・Bar Don Juan (ドン・ファン)

Twitter(@bar_donjuan)はお元気なんですが、公式サイトは無いですし、食べログには移転前のお店がヒットし「閉店」と出てきます。

ジビエが自慢のようです。

 

京都府

・CASTLE WEST

http://castlewest-kyoto.com/

木屋町アイリッシュパブさんですがウルケルも扱います。新鮮な生牡蠣をいつも提供。

生牡蠣は美味しいから食べたい欲とアタることへの恐怖心の綱引きですねぇ…。

 

大阪府

・SARU BACON 江坂本店(サルベーコン)

http://www.saru-bacon.com/access.html

日本人タップスター第2陣の2人目、小松さんがいらっしゃいます。自家製ソーセージ、ベーコン、ハムをウルケルに合わせたい…。

 

[石川県]

・DUB(ドゥブ)

https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17009147/

燦然と輝く唯一の北陸勢。東京以外でチェコ料理屋さんと言えばここしかないはず。

東京から新幹線で行けるようになったので行ってみたいですね。

 

兵庫県

・VALLE SAGRADO(バジェサグラード)

https://vallesagrado.business.site/

意味はスペイン語で「聖なる谷」。

以前は(なんでこのスペルでジェって読むんだ!)と思ってましたが、そういえばスペイン語ではllでジの音になるんでした。NHKEテレの語学番組色々見てて良かった…。

だからパエリア(Paella)も本来ならパエージャで、カスティーリャ(Castilla)もカスティージャなんですよね。ここまで膾炙した読み方はもう放置で良いと思いますが。

 

広島県

・Beer Pub phi's (ファイズ)

https://www.beerpub-phis.com/

Twitterを見るにゲストビールの常連枠のようです。確実にあるとは言い切れません。

 

・ビールスタンド ブライアーズ

Googleから公式サイトに飛んだらTwitter(@‪beerstandonomic ‬)でした。(驚愕) 広島の尾道です。

営業時間はTwitterを確認した方が良いと思われます。

 

高知県

アイリッシュパブ アモンティラード

https://irishpub-amontillado.owst.jp/

貴重な四国勢です。

 

[福岡県]

・Good Beer TAPTAP(タップタップ)

https://www.hotpepper.jp/strJ001127401/

福岡だから博多だろうと思いきや、小倉です。

 

長崎県

・AWAKE

https://www.mzm-awa.jp/awake

※非常設

宿泊施設の1階にある飲み屋さんです。

本当につい最近Twitterで取り扱いを始めたというツイートがあり、載せることが出来ました。

 

熊本県

・ビアレストラン オーデン

http://www.kumamoto-oden.com/sp/

トリはタップスターのお店です。

日本人タップスター第2陣の最後にして紅一点、三川さんがいらっしゃいます。

ここは本当にビールの種類が豊富で楽しそうです。

 

 

 

とりあえずこんなところでしょうか。

樽生のウルケルを出すお店は現在進行形でじわじわと増えていますので、あなたの生活圏にもあるかもしれません。探してみてください!

 

大好きなお酒の一杯は本当に命の洗濯。

正直お酒って純粋な身体的には悪いことの方が多いんですが、お酒はメンタルを守ります。

メンタルが壊れてしまえば全身ダメになってしまいますから、「百薬の長」と呼ばれるのはその辺からかなぁと愚考します。特にストレス社会の現代では。

 

そしてどうせ飲むなら好きなもの飲みたいじゃないですか。

私にとって推しのお酒はウルケルでした。

皆様も推しのお酒や、あるいは一緒に酒を飲んでいてお互い心底楽しくなれる人と出会えることを願ってやみません。

 

そしてもし「ウルケルが推し!」という方が現れてくださったなら嬉しいです。気が合いますね。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

私の推しビールを語る

ゲームのAARを書いてましたがそれどころじゃなくなりました。

突然ですが関東民のお酒飲める方、ビール好きな方は、来週火曜(11/12)からJRの駅にあるコンビニNewDaysに行ってこれを買って飲んでみてください。

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加筆…2020/3/24(火)から再販になりました!

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中央ヨーロッパの国、チェコの誇るビール、ピルスナー・ウルケル Pilsner Urquell

私が愛してやまない推しビールです。

以下ウルケルについての語りです。蛇足と言ってしまえばそれまで。

 

 

まずはどんな味をしているか。

口当たりが良く、しっかり苦いのですがそれだけでなく、旨味や甘味も確かに存在していて、喉越しも良くて風味も締まっているのに柔らかさがあり、気品があります。アルコール度数は4.4とやや低めであり、味わい深さと軽さが両立し、何杯でも飲めます。

「ドリンカビリティ」のあるビールです。

私はチェコで1日3リットルまで飲んだことがあります。ビール好きとしてはいたって平凡な量ですが。

 

下品な言い方になりますが、たくさん飲んだ後の自分のげっぷが体内から良い香りですし、後味が残った自分の唇を人目を盗んで舐めたくなります。

 

素材の水、麦、ホップ、どれをとっても一流、いや超一流なのです。

 

一定の苦味はあるので、とにかく苦いのは無理!という方には残念ながら向いてないと言えるでしょう。しかしこのウルケルにおいて苦味とは不可欠な名脇役であり、苦味が味を引き締めて旨味や甘味を引き出しているのです。

是非一度お試しあれ。

美味いウルケルは神様がくれた奇跡の飲み物、マズいのは苦汁です。皆様にはぜひ前者の方を知って頂きたくて筆をとりました。

 

 

さて皆さん、だいたいの方は「ビール」というと

🍺

こんなのを想像されるのではないでしょうか?

「金色の液体」、「白い泡」、「苦い」…。

そのビールのイメージを生み、世界で覇権を握り、古代文明から存在したビール界に産まれた風雲児。実はそれが他ならぬこのウルケルなのです。

 

普通はこの瓶

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で日本では流通しています。この褐色の瓶は海外への長時間の輸送や陳列の間、光によって酒が「焼けて」風味が劣化してしまうのを防ぐためのものです。

 

日本に船便で輸送される間にどうしても劣化してしまうので、日本に来るウルケルはろ過を強くかけたものになっています。

このバージョンでも美味しいは美味しいのですが、アッサリし過ぎという印象は拭えません。

チェコで飲むともっと雑味があり、その雑味が旨味やコクとなり本当に美味しいのです。

チェコ国内や近隣国では遮光性に劣るかわりにコストが安いこちらの黄緑色の瓶が出回ります。

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今回出回るのは遮光性で瓶を上回る缶!

美味しさも期待出来るというものです。

今回の関東での売れ行き次第で、ウルケルが全国かつ恒常的に売られるか否かがかかっているはずです。これは飲みまくるしかありません。

 

 

日本でウルケルを飲むとすれば、現状3種類。

瓶か、樽生か、例外的な空輸樽生です。

瓶はあの褐色のですね。チェーン店のHUBさんには良いのが置いてあるので、店舗数の多さとお値段からウルケル入門にオススメ出来ます。

 

樽生は小ジョッキ900か1000円、大なら1300円程度が相場です。後述のタップスターがいるお店、またはチェコ料理屋さんで飲むことを個人的には推奨します。

 

空輸樽生は大ジョッキ1500円程度(→消費増税後1800円に)。超レア。良い意味でのキ○ガイと言える絶滅危惧種です。

東京の新宿御苑前に1つ、札幌の南4西5に1つの計2店舗しかありません!

 

…まあぶっちゃけ高いですよね?

それは日本の酒税や輸送費が高過ぎるから。

チェコで飲めばもっと安く美味しいです。

(チェコの方が物価が安い)

しかしホイホイ気軽に飛行機に12時間乗って地球を半周するわけにもいきません。往路だけで半周なんだから帰ってくれば一周しちゃう。

 

日本の大手ビールは全て明治時代にドイツで流行した「ピルス」というスタイルが元ですが、そのピルスはウルケルに始まるピルスナー(ボヘミアンピルスナー)をドイツが模倣したものです。

よって日本ビールはウルケルから見れば孫のような存在にあたります。

日本ビールに慣れ親しんだ人からすれば、ウルケルとは異様に安くて驚くほど美味しく感じられる存在なのです。

 

そんなウルケルを、チェコに行って飲むことにも、家のある東京にいながらにして飲むことにもこの数年情熱とお金を使ってきたのが、ウルケルに一目惚れならぬ一口惚れをした私なのです。どうかこの語りに最後までお付き合いくださいませ。

 

 

次にウルケルの歴史について。

ピルスナー・ウルケルが生まれたのは1842年10月5日、オーストリア帝国ボヘミアピルゼン

※現チェコ共和国プルゼニュ(同国第4の地方都市)

北西・中央ヨーロッパでは伝統的にビール造りが盛んでした。

実際に今でもイギリス(イングランド)、ベルギー、ドイツ、チェコはビール界の超大国です。

しかしピルゼンでのビール醸造はなかなか上手くいかず、出来上がったビールを何十樽も自主廃棄した記録も残っています。

そんな状況を改善するため、ピルゼン市は隣接していてビール先進地帯であるバイエルンから先生をお招きすることにしました。

それに応えたビール醸造技師が、ヨーゼフ(ジョゼフ)・グロル。この人です。

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彼は当時のバイエルンで一般的で自分もそれまで作っていた黒ビールを作るつもりでやって来たのですが、諸説ある原因によって出来上がったのはなんと黄金色のビールだったのです。金色のビールはこれが世界初でした。

でも試飲してみたらめちゃくちゃ美味い。醜いアヒルの子みたいな話ですね。

金色になったのはピルゼン(プルゼニュ)の水がヨーロッパでは珍しい軟水だったこと、ピルゼン市が用意した最新鋭の麦芽焙煎機の扱いを間違えたことなど諸説あります。

 

ビールは原則として「エール(上面発酵)」と「ラガー(下面発酵)」の2種類に大別されますが、ウルケルは後者のラガー。3種類目を知ってる方はマニアですね。

 

ウルケルは大ヒットし、ラガーの中でピルスナー(ピルゼン風)というスタイルを確立し自らその祖となりました。

ピルスナーは今や世界で流通するビールの約7割と覇権を握っていて、ウルケルはその原点にしていきなり至高だったという存在なのです。

 

 

では、なぜウルケルはそんなに大ヒットしたのか?

これもいくつか理由があります。

まずは時代の潮流に神がかり的に上手く乗れたこと。

ビールはナマモノ。醸造所から近ければ近いほど美味しいし、遠ざかるほど味は劣化します。「ビールに旅をさせるな」という言葉があります。

しかし、ウルケルが生まれた19世紀中頃は鉄道の敷設ラッシュと冷蔵技術の革新により、ビールを美味しく飲める範囲は飛躍的に拡大していたのです。

 

2つ目は1つ目とも深く関わりますが、見た目でしょうか。

先のようにウルケルは金色でしたが、これが「見えた」ことが極めて重要でした。

それまでビールのジョッキといえば木か陶器。これでは上から泡しか見えませんね。

しかし、ピルゼン(プルゼニュ)のあるボヘミア地方は、たくさん生えているブナの木を燃やすと得られる炭酸カリウムを利用した透明感のあるガラス工芸が名産でした。昔はお金持ちや王侯貴族の物でしたが、ウルケルの誕生に前後して産業革命があり、工場からそれまでに比べればバカ安でガラスのジョッキを作ることが可能になり、これが酒場に普及し始めていたのです。

毎日ビールを水のように飲むチェコ人の心理にとって、それがほとんど見えない黒色か、丸見えの金色かというのは気分が大違いではないでしょうか?

ちなみにガラス工芸品は今ではチェコ土産の定番品。いくらでもお手軽価格で手に入りますよ。

 

3つ目は単純に美味と、それを守る拘りでしょう。

味は先述のような特徴を持っており、とにかく美味しいのです。

ウルケルに使用されているのは地元プルゼニュの地下水の軟水で、自社で汲み上げ施設を作りました。麦はワイン産地としても有名なモラヴィア地方の二条大麦。ホップは世界でも指折りの最高級アロマホップ、ジャテツ(ザーツ)のを普通のビールの約2倍とたっぷり贅沢に。麦とホップも自社の畑からです。

以上のようにチェコ国産と言えます。

(とウルケル公式は言いますけど、実は酵母だけはグロルが持ってきたドイツのバイエルンのなんですよね。だから「純チェコ国産」とは私は言いません。)

 

これを徹底的に管理された、当時と変わらぬ伝統の方法で商品として製造します。

特徴なのは「トリプル・デコクション(3回糖化)」。

ビール醸造の最初の工程で、麦芽を砕いて温水で煮込むことで、麦のでんぷんが糖になるのです。

この工程はコストも手間もかかるので普通は1回か2回なのですが、ウルケルは味のために断固3回を死守しています。

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この仕込みに使われる釜は銅製で、プルゼニュやボヘミア地方を含むチェコナチスドイツに占領されていた期間は、徴発されないよう地面に埋めて隠したという話が残っています。

そこまでして守った銅釜を、戦後にはコスパを考えステンレスに変えようか?という話も持ち上がりましたが、伝統を重視し却下されました。

コスパ度外視で伝統を守れた要因として、当時のチェコスロヴァキア社会主義であり、市場の利益にあまり左右されず決められた物を決められた量作っていれば良かったという状況だったことは無視出来ませんが、やはり一番の理由は美味しさのためなのです。

ちなみに同時期イギリスでは効率や利潤が追求され過ぎて、伝統的なビールや企業体力の無いクラフトビールは一度ほぼ壊滅してしまいました…。

 

4つ目は、「注(つ)ぎ」への拘り。

ウルケル社は「注ぎ手がビールを完成させる」という企業理念に則り、ウルケル公式認定のプロの注ぎ手「タップスター」を養成しています。

ウルケルを扱うビアバー、ビアホールのバーテンダーからこれはと目をつけた人物を招待して専用の約1週間の厳しい講習・試験を受けてもらい、合格者をタップスターとして認定するのです。

タップスターのいる店は仕入れ、管理、注ぎとどれも折り紙つき!安心して美味しいウルケル が飲めます。

このタップスターは現在世界に250名以上、うち日本には4名います(東京×2、大阪、熊本)。

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右から日本人初のタップスター佐藤さん、第2陣の野々村さん(両名とも東京)、さらにアジア地域元締めで世界に3人しかいない「ヘッドタップスター」のアダム・ブルチェックさん。(拠点は韓国のソウルですが、頻繁に来日されます)

 

注ぎ方は全部で5種類ですが、

( https://note.mu/takizombie/n/ne2c81d115a06 )

メジャーな2つをご紹介します。

1つは基本の「ハラディンカ」(🇨🇿Hladinka フラヂンカ)。公式が研究し尽くした王道の飲み方。まずはこれですね。

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泡は指3本分と決まっています。

炭酸の効き具合や泡の量がほど良く、とっても美味しいです。

 

もう1つは「ミルコ」(🇨🇿Mlíko ムリーコ)。

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泡。

断じて失敗作ではありません。

超一流で泡だけでも勝負できるウルケルの真髄を垣間見ることが出来ます。そこらのビールで真似するとかなり惨めな味になります。

このように、素材一つ一つ単品だけでも極めて強力なのに、それらがしっかり自己主張はしながらも嫌味はなく、全体として綺麗にまとまりマリアージュを起こす。それがウルケルの真骨頂なのです。

 

 

ここまでウルケルについてお話してきましたが、ウルケルの国であるチェコとはどんな国か、またチェコでウルケルはどんな存在なのかを次はお話したいと思います。

 

チェコはドイツに食い込むような形で中央ヨーロッパにある国で、人口は約1000万人。EUシェンゲン協定(加盟国間の移動にパスポートやビザが要らない)に属しながらも、共通通貨ユーロは導入していません。通貨はチェコ・コルナ(CZK)で、レートは1CZK≒4.5〜5JPYです。20コルナで100円以下となります。

首都は中世の雰囲気に現代が混じり味のあるプラハチェコは波乱万丈の歴史を経てきた「欧州の心臓」であり、「ボヘミアを征するものはヨーロッパを征す」と言われるような要所なのです。

 

そんなチェコですが、ありえないくらい酒を飲む。

「キリンビール大学」レポート 2017年 世界主要国のビール消費量|2018年|ニュースリリース|キリン

ビールの個人あたり世界消費量が25年連続で1位と不動の王座。日本人の3.5〜4倍にあたります。

さらに恐ろしいのが、1人あたりの年消費量183.1ℓを365日で割ると0.501…とほぼ500mlピッタリとなります。

あり得なくはない数字だけど本当にそれやってるの…?ってなりますよね。やってるんですチェコ人は!

 

さらに、チェコ人はビールばかりでなくワインもウォッカも、加えてスリヴォヴィツェという果物から作る蒸留酒もよく飲むんです。

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こちらはチェコ土産定番の一つ、薬草ウォッカベヘロフカ」です。

水は有名な湯治場カルロヴィ・ヴァリ(歴史的にはドイツ語名カールスバートの方が有名)の泉のものです。

 

ビールが福祉なチェコでは、政府はビールに税金をかけたくてもかけられません。

そのためチェコではビールはミネラルウォーターやジュースより安く、スーパーに行けば1.5や2リットルのペットボトルに入ってたくさん売っていますし、アミューズメント施設には酒場があり樽生ビールが飲めます。

ビアバーには毎朝タンクローリーがやってきて、ホースを壁に空いた穴の蓋を開けて繋ぎ、お店のタンクに工場直送のビールを届けます!

 

ビールは最高の樽生が大ジョッキ200円台が相場。

血管にビール流れてるんじゃねぇのか…?

もっとも、チェコは未成年者飲酒率欧州ワーストという不名誉な記録、社会問題もあるのですが。酒税って安ければ良いってもんでもないんですね。

 

ウルケルはそんなチェコでシェアNo.1!

ビールに舌が肥えまくってるチェコ人にしっかり認められているのです。

 

ここで商品名のお話をしましょう。ちょっと難しいです。

 

実はPilsner Urquell とは本来ドイツ語の名前で、その場合ピルスナー・ウアクヴェルと読みます。独語圏ではそう呼ばれます。

意味は「ピルゼン源泉(元祖)」。

これはお国が発明当時はドイツ語が公用語オーストリア帝国だったからであり、大都市ピルゼンの住民には支配層のドイツ系が多く、チェコ人の方が多数派になったのは第2次世界大戦後の話です。プルゼニュというチェコ語の名称が定着したのもそれからの話です。

なので呼称を統一したくてもさせられないのです。両方覚えて使い分けるしかないのです。

(長年ドイツ系国家だった今のチェコ、とりわけボヘミア地方には、昔はチェコ人に混じってドイツ系住民がたくさん住んでいて、明確な居住区の境界線もありませんでした。興味がある方は「ベネシュ布告」「ターフェ言語令」等で調べましょう!)

 

このように本来ドイツ語のUrquellは、世界で通用させるために英語風の呼び名を与えられました。それが「ウルケル」です。

 

しかしウルケルはチェコにしっかり根を下ろしておりチェコ人にも愛されているので、チェコ語の名前も当然存在します。

それがPlzeňský Prazdroj プルゼニュスキー・プラズドロイ です。意味は全く同じです。

チェコに行かれた時は Pilsner Urquell の看板がそこかしこにありますが、極めてありふれた商品なので「Plzeňské プルゼニュスケー」で通じます。

さっきはスキーだったのにスケー?となりますが、これはチェコ語の形容詞が結びつく名詞の性別の問題です。スケーの方は中性名詞のpivo ピヴォ(ビール)が後ろに省略されています。

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外国人に自国語で話しかけられるのはとても嬉しいことです。たどたどしい、文法ミス、発音が違う、大いに結構です。流暢に話せるまで訓練してから旅行というのはいくらなんでも非効率ですし、下手な方が愛嬌や熱意が感じられるでしょう。

今のご時世には翻訳機やGoogle翻訳など文明の利器がありますし、携帯で調べたり画面を見せたり、ガイドブックや地図を見せれば大概なんとかなります。

チェコ、特にプラハは教育が行き届いていて基本的には英語が通じますし、歴史・地理・経済等の理由でドイツ語も理解出来る人が多いです。旧東側陣営なので多分ロシア語も中年以上なら分かる人は多いのではないでしょうか。

バイリンガルトリリンガルはたくさんいます。

しかしそれで意思疎通は出来ても、真心に触れることはなかなか出来ません。

特にチェコはドイツ系国家やロシアに支配されていた歴史が長く、それらの言葉を使って得られる反応はあくまで「仮面」なのではないでしょうか。

 

これはチェコに限らず私が海外に旅行に行く時に課している自分ルールなのですが、「こんにちは」「ありがとう」「お会計お願いします」の3つだけは現地語を覚えていきます。

美味しい!は食べ方や表情、親指を立てるなど表現の方法はいくらでもあるので…。

 

チェコでこれらのフレーズは

こんにちは…ドブリーデン(Dobrý den)

ありがとう…ヂェクイ(Děkuji)

お会計お願いします…プラチット・プロスィーム(Platit prosim)

と言います。これだけなら覚えられるでしょう。金額は書いてもらったり、携帯で電卓画面に打ち込んでもらえば分かります。

ちなみにチェコは飲食店でサービスに満足した時などに10%以下のチップを渡す文化がある国です。

 

私はビールに限らず料理も大好きなので、チェコ料理についても少しだけ。

チェコ料理はビールの友に特化した料理です。

隣のオーストリアもお酒が美味しいですがスイーツも豊富なので、飲めない人でも楽しめますが、チェコはそうもいきません。チェコは飲酒しないと始まらないと言っても過言ではないでしょう。

 

チェコ料理といえば肉・芋・チーズ。そしてしょっぱくて脂っこいのが特徴です。また、ニンニクも多用されます。

チェコ内陸国で大きな川がいくつもあるので川魚料理もあるのですが、鮮魚に世界トップレベルでうるさい日本人が満足出来るかと言うと…。

 

まずはこのグラーシュ(Guláš)。

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元はハンガリーのスープ料理ですが、チェコではビーフシチューになっています。香辛料が効いて美味しいですよ!

チェコ独特の茹でパン(クネドリーキ)が添えられます。食感がとても良いです。

 

お次はペチェナー・カフナ(Pečená kachna)、ローストダックに…

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コレノ(Koleno)、豚のひざ肉のロースト。

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ヴェプショヴァー・ペチェニェ(vepřová pečeně)、焼き豚も最高です。

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豚といえばカツレツ、ジーゼック(Řizek)と呼ばれるものも良いですね。ビールとの相性はピカイチです。カロリーは気にしてはいけない。

独語圏でいうSchnitzel シュニッツェルですが、独墺は様々な肉を使いますがチェコは専ら豚です。
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ポテトパンケーキも美味しいです。ブランボラーク(Bramborák)と言います。
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写真が携帯に見当たりませんがチーズのフライ、スマジェニー・スィール(Smaženy sýr)も絶品です。コイツこそカロリー爆弾ですが。

 

あとは豚のあちこちゼリー寄せ、トラチェンカ(Tlačenka)が個人的に好きですが、これは人を選ぶかも…。

揚げた黒パンにニンニクをすり下ろすトピンキ(Topinky)もたまりません。

 

本当に向こうの肉、芋、麦等の食材は本当に味がくっきりしています!日本のとは別物です。

まあ実はチェコ旅行の時は撮る余裕が無くて、↑の写真はほとんどが東京のチェコ料理屋さんで撮ったものなんですが…。

 

チェコ人はビールを飲む時は、食事とはほぼ別で、まるでコーヒーでも飲むかのように静かに飲みます。(お喋りぐらいはしますが)

歌ったり騒いだりはしないのです。

ただただえげつない杯数に積み上がっていきます。

 

 

私がウルケルに出会ったのは2016年春、大学の卒業旅行でプラハに行った時のことです。

大学ではチェコもその領土に含まれるオーストリア=ハンガリー二重君主国(1867〜1918)の歴史が専門でした。「聖地巡礼」というやつですね。

その卒業旅行は初海外だったので添乗員さんの付く中欧団体ツアーでした(30人くらいの規模でしたがグループとしては私は1人ぼっちでした。友達がいないわけじゃないですし、旅仲間たちとは盛んに交流しました)。

 

それからウルケルに惚れ込み、翌17年6月に中欧に再訪。2度目の海外は航空券、ブダペスト→ウィーンとウィーン→プラハの特急、ホテルだけ面倒を見てくれる旅行会社のフリープランで、これは完全にぼっち旅行でした。

プラハで丸一日自由な日を使い、自力でプラハから特急で片道1時間半離れたプルゼニュへ日帰り旅行し、ウルケル工場見学に行ってきました。(日本語のブックレットを買って読みながら全く分からない英語ガイドを聞いていました)。

魔境Twitterにはこの程度の冒険はありふれたことですが、リアルではこんな人なかなかいないと思います…。

 

ああやっぱり本場のウルケルは美味しかったなあ、もっと気軽に飲めないかなぁと思ってたら。

2018年4月、ウルケル社が日本のアサヒビールに買収され傘下になったのです。

 

アサヒはウルケルを高級ビール販売戦略の柱とし、しっかりとした品質管理をして、堅実にじわじわと販路を拡大している真っ最中なのです。今回の缶の関東限定販売は間違いなくその一環であり、全国販売に向けた試金石であることは想像に難くありません。

 

加筆…前回は2019年11月に販売、今回は2020年3月に再販。お値段はともにひと缶292円。

 

もうお気付きでしょうが、私は美味しいものが心から大好きです。

母親をはじめ、周りから美味しいものをあれこれ食べさせてもらって育ったからです。

であればこそ、私の心身を一度ズタボロにしたブラックな職場からも、過度なストレスによる味覚の一時的な麻痺によって絶望を通り越してかつてない激怒をして、生きて辞めるという気力になりました。鬱でほとんど植物状態の時でもギリギリ正気を保てました。

現在はだいぶ回復して社会復帰のために安定して就労支援施設に通えています。

 

加筆…2020年1月より、東京の駐日チェコ大使館内チェコセンターでのチェコ語講座を受けています。バリバリ覚えていってますよ!

 

私を数年間Twitterでご覧になっていた方々からすれば、こんなに元気になって…と思われたりするんじゃないでしょうか?(自分で言うな)

 

誇張でも何でもなく、私の生きる糧になっているのは間違いなく、ウルケルを筆頭とする中欧への愛なのです。

元が歴史オタクな私にとって、好きな時代好きな国から変わらぬ味というのは何よりのご馳走です。そしてそれが自分の舌と本当にピッタリ合った。こんな幸せはありません。

 

中欧×美味しいもの=好きなもの×好きなもの=最強。

 

しかも私がウルケルを好きになってあれこれ調べたり飲んだりしてるうちに、たまたま日本の会社が買ってくれてどんどん日本で飲めるようにしてくれました。

 

チェコという国の知名度も上がっていて、

毎年東京で行われるチェコフェスティバルも年々規模が大きくなり、今年は大阪でも開催され、順風満帆といった感じがします。

 

感情の大きいオタクに、神様あるいはそれに準ずるような存在が、あれこれ便宜を図ってくれているような気さえしてきます。

 

私はTwitterにのめり込んでいたので(吃音でリアルの会話に苦手意識がある&寝たきりでも指1本で世界にアクセス出来る&同好の士がゴロゴロ見つかるから)、1年半近く前からウルケルやチェコの情報を受信発信する専用のアカウントを作り、毎日欠かさず情報を見続け、お財布と体調の許す限りで自ら足を運び体験もしています。

 

「1人でも多くの日本人に中欧の魅力を知って欲しい」。その思いが今の私を突き動かしています。今回の件はそれにとって個人的に極めて重大な案件です。

私が今知っている限り、(私の好き嫌いでは)世界一美味しいビールです。もちろん輸入品なので100%の味ではないですが、アサヒさんならベストを尽くしてくれていると、この1年見てきて信じています。

ですので、どうかお買い求めてご賞味ください。

 

加筆…味はちゃんと美味しいです!

でも個人的な感想として早期に購入した物の方がより美味しく感じました。もともと期限を明らかにせずに在庫が無くなり次第終了ですので、ぜひ急いでください。

 

あまり冷やしすぎない(冷蔵庫から出してから飲むまでに5分10分おく)こと、グラスに注いで飲むことなどを意識すると良いでしょう。

いわゆる「ビールに合うもの」にイメージされる食べ物のほぼ何にでも合います。

ビール単品でも美味しいですよ!

 

※私はどの会社やお店からもお金貰ってないですよ。念のため。むしろください。

 

 

次はこの限定販売が終わったら、ウルケルに興味を持って頂いた方向けに、タップスターのいる所を中心に樽生ウルケルを飲めるお店やチェコ料理屋さんの紹介、実質リンク集になるでしょう。

勢い余ってうっかりチェコに旅したくなってしまった方向けに、チェコ旅行アドバイスなどを書きたいと思っています。そちらも是非よろしくお願い致します。

 

それではここはチェコ語の「乾杯」で〆ましょう。

ナ・ズドラヴィー(Na zdraví!)🍻

※直訳で「健康に!」

【終】HoI4/Unter dem Doppeladler/1946年

Lange nicht geschahen! 

(久しぶり!)

突然だけど、この46年で最終回になるから、最後までよろしくね!

 

前回(45年): http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/12/06/192056

 

導入: http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/06/162934

 

今私はインスブルックからミュンヘンに向かう特急の中よ。いつも通りやっていくわ。

 

去年は戦争続きだったのがようやく終わって、やっと平和になった所だったわね。

世界は中華統一戦線と連合国にほぼ完全に二分されているわよ。

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 我らが中欧帝国の領土はこんな感じ。IC730を誇る超超大国よ。

ちなみにロシア、日本、フィンランドを傀儡に従えているわ。

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 まずは共和スペイン戦で壊滅した空挺部隊の再建が終わったから、演習を指示。

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タングステンが美味しいからポルトガルに正当化かけるわよ。

非民主主義国だからイギリスからの独立保障はない…わよね…?

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 こんなに(28個も)民需工場食われてたまるもんかってのよ。

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 45年くらいからはジェット戦闘機の時代。ジェット機は石油の代わりにタングステンが必要になるから、自国のものにしちゃいたいのよね。

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ポルトガル戦に備えて、スペインにジェット戦闘機隊を配備したわ。

レシプロの戦闘機から自動アップグレードはされないので注意が必要よ。

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政治力が余ってるから、ディシジョン「労働条件の改善」をやるわ。

良いビールは良い労働から!

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ふーんふふーんふーん、ふーんふーんふーんふん(国歌鼻歌) 

ポルトガルをしばく準備は順調ね~。でも気になるから念のため外交を確認っと。

 

 

あっ。

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ブリカスゥゥゥゥゥゥ!!

 

(しばらくお待ちください…)

 

 はぁ…はぁ…あー萎えたわ…。仕方ない…今は連合とは戦えない…ここは引き下がるわよ…。

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(※収録後に知りましたが、独立保障は開戦の瞬間にセーブ&ロードで回避できるバグ技があります。)

 

 

 核保有超大国の嗜みよ。

オーストリア本土に9個ある原発からガンガン生産させるわ。

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 現代型戦車「モンテクッコリ」の研究が完成したわ。

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 早速生産ラインに…。

うっ。地味にクロムの消費量がエグいわね。

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 全歩兵師団に現代型戦車1個大隊を含むよう改編するわ。

工業力に比べて人的資源が足りないウチの国では必要ね。

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 装甲師団も思い切ってマッシヴに改編よ。

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この現代型戦車も既存の戦車からそのままアップグレードはされないので、編制に組むには陸軍経験値が要るから注意してね。

現代型戦車に軍需工場100割り当てるから、じゃんじゃん作りなさい!

 

 

 HoI4では、核兵器戦略爆撃機でしか投射出来ないから、今更だけど研究を始めるわ。まあ制空権取れてないと落とせないし、古いのでもいいんじゃない?航続距離届くなら。

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 ロシアの自治レベルが上がっちゃって貿易が美味しくなくなったわ。

んー、遠征軍とか徴兵とかは一切頼んでないんだけど…。もしかして貿易だけでも自治度上がっちゃう?とにかくいっぱい搾取したから…。(よく分かってない)

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マラヤの宗主国がイギリスからオーストラリアに替わったわ。イギリスはよく手放す気になったわね。

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ん、ミュンヘン中央駅に着いたわね。

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今夜はここからブダペスト行きの寝台列車に乗るわ。

今は有名なビール祭り「オクトーバーフェスト」が行われているから、参加してくるわよ!

〜〜

さ、ここが会場の「ヴィスン」ことテレーゼ緑地よ。

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オクトーバーフェストはしばらく戦争だったからお休みしてたんだけど、皇帝陛下が民心を安んじようと今年再開に漕ぎ着けてくださったのよ。

 

オクトーバーフェストにはミュンヘンの名門ビール醸造所6つと、加えていくつかの会社が「ツェルト」という建物を構えて飲食物を提供するわ。これ以外にも中小の屋台は広大な敷地内に無数にあるわよ。立ち食いになるけど。

 

とりあえず「レーベンブロイ」にしましょうか。

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ビールと、ミュンヘン名物の白ソーセージを注文したわよ。
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レーベンブロイは私に結構似たビールよ。

オクトーバーフェストでビールは「マス」という1リットルサイズのジョッキで提供されるわ!

Prost!(乾杯!)

ガツンッ/

ごっきゅ。ごっきゅ。ぷはー。

 

白ソーセージはこう…上手いこと…皮を剥いて…難しいわね。

で、甘いマスタードをつけて食べるのよ。

ミュンヘンっ子は端から「吸い出す」みたいなんだけどね。
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美味しい!

まず焼いてなくて茹でてるから、香ばしさは全くなくて。

レモンやハーブがきいて、爽やかな風味ね。

それで食感はふわふわで…たまんないわね!

 

ビールもあっという間に空になっちゃった…。

すみませーん、新しいのを…え?順番待ちの人が沢山いるから席空けてくれ?そう…。

 

なんか会場全体がすっごい混んでるし、ちょっと早いけど駅に戻ろうかしら。

 

〜〜

とりあえず駅のカフェに入るわよ。

何かオススメとか書いて…ああ、あったわね。

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というわけで、暇潰しとおやつに、「古バイエルン流バニラソースがけ蒸しパン」よ!
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もちゃっ。もっちゃもっちゃ。

うん、バニラとシナモン味で美味しいわね。シンプルな味で、柔らかい食感ね。

コーヒーに合うわね…。

 

明日の朝ブダペストに着くけど、どこか行きたい所はある?お任せならそれでいいけど…そう。じゃあ私が好き勝手に回るから付いてきて。

 

私たちが乗る電車が来たわね。機関車はお馴染みのアレよ。

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よし、お勘定してさっさと乗っちゃうわよ。

 

はいこれ、あなたのチケット。

チケット取るのド忘れしてて昨日慌てて取ったから、違う部屋になっちゃったのよね。ごめんね。

私はこっちの部屋だから、何かあったら呼んでね!

 

〜〜

んーっ、何事もなくブダペストに着いたわね。おはよう!

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ブダペストの玄関口、東駅(Keleti pályaudvar ケレティ・パーヤウドヴァル)よ。

タクシー捕まえて乗りましょっか。

 

〜〜

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マーチャーシュ教会よ。

代々のハンガリー王はここで戴冠式をするの。今の陛下だってやったのよ。

オスマン帝国に支配されていた時代はモスクに改造されていたこともあるわ。

中に入ってみたい?いいわよ。ちょうど営業時間が始まるところだから。

 

はい、中はこんな感じよ。

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神秘的で、ハンガリーらしくどこかオリエンタルね。オーストリアとはだいぶ違う雰囲気だわ。

 

じゃあ次は美味しい物食べに行きましょうか。すぐ近くのカフェに入るわよ。

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じゃーん!
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名物の「ルスヴルム・クレーメシュ」よ。

ねっとりしたバニラ味のカスタードクリームを、サクサクのパイ生地で挟んであるの。

バニラが昨日から続いちゃったのはごめんね!でも本当美味しいのよここは!いつも行列で、今みたいに開店後すぐじゃないとスムーズには入れないわ。

さて、次は…

 

〜〜

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国会議事堂ね!

まあ、今は議会やってるから中には入れないんだけど…外観だけでも凄いわよ!

高さは96mに作られていて、これは896年にマジャール人ハンガリーに定住した記念よ。

 

 

次は路面電車にちょっと乗って…中央市場!

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何かお土産欲しかったらここで買ってってね。

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私のイチオシは可愛い小壺に入ったパプリカの粉ね!あとは刺繍なんかいいんじゃないかしら。

 

あら、良いの見つかった?

どんなの買ったの?見せて…えっ、私にくれるの?これ?

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あ、ありがとう…。///

大事にするわね!

 

そ、それじゃあ次は…

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セーチェニ温泉よ!!

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(※水着のウルケルちゃんを脳内でどうにかイメージしてください)

 

名物のチェス♟しながら温泉に浸かってるおっさん達もちゃんといたわよ。ほら、あそこ。

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しばらくゆっくりして…この後はどうしようかしら。

 

〜〜

とりあえず地下鉄に乗って…

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聖イシュトヴァーン大聖堂に来たわ!

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ここも美しい建築ね。

ハンガリーの建物は味があって大好きよ。

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ちなみにここも国会議事堂と同じく高さは96mよ。

今は厳重に仕舞い込まれてるけど、そのうち初代ハンガリー国王「聖王」イシュトヴァーン1世の右手のミイラがあるとかなんとか。

 

じゃあちょっと早いけど夕飯にしようかしら。

呑むわよ!

〜〜

 

ビールは二重帝国時代に私を押さえてシェアNo.1だったDreher(墺独:ドレーア/洪:ドレヘル)!

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ウィーン、ブダペスト、あとトリエストにも工場があるのよ!

 

前菜はこれ。
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Rántott gomba ラーントット・ゴンバっていう、マッシュルームのフライよ。これがまたビールに合うのよ!6つあるから3つずつね!

 

メインはこれよ!
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ハンガリー名物フォアグラ(Libamáj リバマーイ)のソテー!合わせるのもハンガリー名物トカイワインよ!

 

フォアグラは…うん、濃厚な旨味をバターが底支えして何とも贅沢な味わい…!臭みは全然無いわ!

 

トカイワインは極甘口の、ブドウを特殊な環境下でわざと腐らせて作る貴腐ワイン

こちらも臭みは全く無いわ。蜂蜜を飲んでるかのような甘美で高貴な風味よ。

脂っこいフォアグラの旨い後味と絡むと、どこまでも贅沢な味わいが口腔に残るわ…。

 

デザートは…いいかしらね。甘いもの続いたし。ホテルに行って休みましょ!

 

〜〜

さて、旅行はこの辺にしてゲームの続きを…。

 

またロシアの自治度が上がっちゃって資源が大赤字に…。やっぱり貿易で搾取し過ぎたかしら?

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あっという間に年末ね…。

覚えてるかしら?36年に始める時に「二重帝国の領土をインフラMAXにして、建築スロットも埋め尽くす」って約束したの。

まだ完全には建設は終わってないけど、工事はどんどん進んで、あと半年もあれば完了するわよ。

ほら、これ見て。

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 資源産出はこんな感じ。ゴムと石油がハンガリー大平原からバンバン取れるわよ。

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工場内訳よ。軍需426、造船83、民需213。人的資源さえ回復したら連合も怖くないわ。

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 陸軍内訳よ。騎兵98個師団は中身1大隊だけの警備用で、沿岸警備のホンヴェードが75個師団いるから、前線に投入可能な実数は相変わらず250個師団くらいね。

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海軍よ。空母の生産が軌道に乗り始めたわ。ドクトリン的に有利(艦隊保全主義)だから、戦艦も作ってるわよ。

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 空軍。戦闘機が10000機近いわね。

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ロシアの復興が遅いのよねー。工場も人的もあるはずなのに…。

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 日本も造船所の数の割には海軍が振るわないわね。ちょっと沈め過ぎたかしら。

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日本に大量の英米軍がいるわね…。これは有事の時やばそう。

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 英領インドや仏領インドシナの国境にも中華諸軍閥が軍を置いてるわ。

もし戦争するなら、また世界大戦ね。

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にしてもフラコミの陸軍790個師団ってなんなの…。質では絶対負けないけど数の暴力が…。インフラを片っ端からMAXにしてもすぐ補給不足になるんじゃないかしら。

 

はい、これで今回のゲームはおしまい。

正直もうやる気が無くなってきたわ。

PC重いし。

第三次世界大戦起こしても勝つ未来がどうにも見えない…。このまま冷戦続けるのが良い気がするわ。

 

一応セーブデータは残してあるけど、新DLC「Man The Gun」が出てからのパッチは「燃料」の概念や海軍技術大量追加、全研究が15%加速、各軍経験値による研究ブーストなど環境が激変するから、どうなるか予想も付かない状態ね。一応二重帝国は石油が出るから勝ち組…なんじゃないかしら。多分。

ちなみにmod作者ジョニーさんはこう

https://twitter.com/johnny_df45/status/1098309085970128896?s=21

仰ってるので、対応にはちょっと時間かかりそうだけど、まあ気長に待っててね。

新しい環境でまたこんな感じにAAR書くか、そして私が登場するかは全くの未定というか、多分やらないわ。(後先考えずに惜しげもなく貴重な生素材を浪費しちゃったからね…。)

好き勝手やっちゃったけど、楽しんで貰えたかしら?

中欧好きにも、Hol4好きにも、ビールクズにも、このAAR刺され!とっても楽しいわよ!

 

 

 

じゃあ、どこかでまた会えたらよろしくね!