Eigerのブログ

オーストリア臣民Eigerのブログです

EU4ボヘミアAAR/欧州の心臓は脈打つ/第1回(解説と初期準備)

ご無沙汰してます。最近はEU4というゲームにハマっていてある程度は習熟した(プレイ時間300未満で欧州から出たことのない新兵ですが)ので、そのAAR(プレイレポート)を書いていこうと思います。

今回も淡々としたではなく解説を!との要望が多かったので解説もします。なので序盤ほど長くなりますし画像を多用するので重いです。悪しからず。

 

私は昨今親しい人達の一部から身内ノリで「ボヘミア王」と呼ばれていて、実際割とこれが気に入っていますので、今回のプレイ国家はボヘミアです。というか今までのEU4プレイの半分近くはボヘミアでした。

さて私が普通にこのまま語り部しても良いのですが、せっかくなら美少女にやってもらいたくないですか?ちょうどボヘミアの子ですし。若干時代違いますけど。

ではここから先はこのウルケルちゃんにお任せします。

f:id:Eiger:20191030194627p:plain

ウルケルちゃん

 

前作、HoI4二重帝国MODAARのUdDをご覧頂いた方はお久しぶり。毎日Twitter(@Urquell_Chan)でお世話になってる方はこんにちは。そうでない方は初めまして。

今回もゲームプレイレポの語り部を担当するわ。

声のイメージは声優の伊藤静さんな感じで脳内補完をお願いね(最近アンケートで決まりました)。

 

前置きが長くなったけど、まずはEU4(Europa Universalis Ⅳ)というゲームについて。

f:id:Eiger:20191030230645p:plain

これはスウェーデンが世界に誇る電子ドラッグ製造歴史シミュレーションゲーム会社パラドックス社が出してるゲームの一つで、HoIシリーズは第二次世界大戦を、EUシリーズは近世を扱ったゲームで、今は4が最新で名作の呼び声高いわね。

Steamというオンラインのゲーム販売サイトから買えるから、是非セールの時にでも。

本体の通常価格は3980円で、これだけでも一応楽しめるけど、膨大なDLC(拡張パック)を好みで買い足すか、最初から豪快に全部入りを買えばもう最高。

 

EU4が扱うのは1444年から1821年まで。約400年間、世界に存在したありとあらゆる国家がプレイ可能というとてつもないスケールよ。明確なゲームクリア、勝利条件は無いから、目標設定もそこに至るまでの道筋もプレイヤー次第!

まあ私ことビールの「ピルスナー・ウルケル」は1842年生まれだからちょっと時代合わないけどご愛嬌ということで。

 

大事な環境について。

今回プレイするのは1444年からの王道のシナリオ。プレイ国家は前述の通りボヘミア

バージョンは書き始めた2019年10月30日時点で最新の1.29.2.0。

DLCはなんと友人が奢ってくれたので全部入りよ。

(2万円はするはずなんですが…恩返しと思い、プレイヤーが増えることを祈り書きます)

MODは日本語化だけ。ただし現時点でバグ報告のある名詞を日本語化するサブMODは切ってあるわ。公式が日本語版を出してくれないので、日本語版は有志の方々が無償で作ってくれた物頼みになるわよ。導入の時はウイルスバスターの類も一時的にOFFしないといけないし、お金払ってない以上中身に問題があっても報告はしても文句は言えないから、まさに自己責任ね。

 

プレイ方針・目標は「神聖ローマ皇帝になり帝国を統一」。これが不可能と判断すれば「帝国ランクへの進化」に切り換えるわ。

AARは今回で1450年までを扱い、以降は50年刻みで1回として文章にまとめて投稿。最終回が1801~21と振り返りで、全9回の予定よ。

この50年刻みでプレイ→執筆→また続きをプレイという作者のいつものスタイルを取るわ。もし失踪したり、続行不可になって打ち切ったり、最悪滅亡したらごめんね。

 

 では、ポチっとな。

f:id:Eiger:20191030231155p:plain

 

 

 さて入ってきたわよ。時間を動かす前に初期準備を…。

f:id:Eiger:20191030231249p:plain

 

ボヘミアは欧州ど真ん中の内陸国で、ゲーム内では独特な共同体として機能する「神聖ローマ帝国」の一員で、世界レベルでは列強とは言えないけれど、神聖ローマ内部ではほぼ最強クラスの中堅国よ。宗教は一応キリスト教カトリック

開始時点で国王は不在。東隣りに属国のシレジアを持つわ。属国はなにがあろうと外交的には一蓮托生。

 

まずやらなきゃいけないのがライバル指定。

AIは既に指定してるから、プレイヤーは後出しできるわ。しないとペナルティがあるからちゃんとやっとかないとね。

f:id:Eiger:20191030232528p:plain

 ライバルは近隣国や国力が近い国から選ばれるわ。

ライバルに対する敵対的な行動にはボーナスがあり、共通のライバルを持つ他国とは組みやすくなるというシステムよ。

 一度指定したライバルはしばらく変えられないし変更には原則コストもかかるから、基本的には最初は自分に来てる指定をそのまま返しとけば大丈夫。

 

早速スクショ撮り忘れてて先が思いやられるけど、来てたライバル指定はポーランドハンガリーデンマーク。そのままお返ししといたわ。

 

この世界線はかなりラッキー。

神聖ローマ帝国内で拡張するには、同盟しない限り皇帝の国が敵に回るから、南隣で現皇帝のオーストリアとは同盟しないといけない。神聖ローマ皇帝の国は軍備が強化されて強いし、オーストリアにライバル指定されてないのはまず一つ勝ちね。

また、北隣でゲーム中屈指の陸軍の質を将来的に持つブランデンブルクからもライバル指定が来てないわ。

しかもポーランドオーストリア様もライバル指定してるから、これで確定でおーオーストリア様とは組めるわ。

f:id:Eiger:20191030233008p:plain

 

しかもブランデンブルクボヘミアが食べたいザクセンをライバル指定してるわね。ボヘミアザクセン侵略戦争に引っ張ってきやすくなるわ。

f:id:Eiger:20191030234204p:plain

 

ちなみにオーストリア様のライバル指定はフランス、オスマンとほぼ確定の二つに加えて先述のようにポーランド。この枠にウチが入らなくて本当に良かった。

f:id:Eiger:20191030234342p:plain

 

 

国家運営タブが色々あるから慣れるまで本当にタスク処理が大変なんだけど、最初にやらないといけないのは、アラート通知から飛べるライバル指定と…

お金の袋のデザインの財政タブから、「陸軍維持費」を最高から最低に。戦闘力は無くなるけど、金食い虫の軍隊に常時満額払ってたら普通は内政どころじゃないから、戦争を真面目にやる際や反乱鎮圧の際など必要な時以外は最低で。

f:id:Eiger:20191030235122p:plain

 

次、商人の配置。

f:id:Eiger:20191031230142p:plain

 

EU4は支配してる土地からの税収以外にも色々収入を得る方法があって、その一つが交易収入ね。まあ市場の使用料とか、外国から買い付けた品を転売(中継貿易)して得た利益とかじゃないかしら。

その交易収入を得るためには商人が必要で、交易に従事させなきゃいけないわ。

初めはどの国も2人のはずよ。

イングランドやスペインは15~20人くらいまで増える可能性があるわ。

こいつらはマジモンの金満国家だからどんな贅沢もやりたい放題。羨ましい…。

 

世界の全ての州(プロヴィンス)は、「地方」とは別に「交易ノード」に属するわ。これは言ってみれば港のような概念で、各ノードは隣のノードと上流か下流の関係で結ばれてるの。交易のお金の流れはこの川のようなものに沿ってるわ。

各国は自国の「交易首都」(行政の首都と別々でも構わない)が属するノードから収入を得るわ。その収入の額は、そこの交易ノード内でのシェアをどれだけ占めているかと、上流のノードからどれだけ「交易力」を交易首都ノードに誘導しているかによるわ。

商人はこの作業に従事するの。

 

ボヘミアの交易首都はプラハで、ノードはザクセンよ。で、上流にあるのがウィーンとクラクフの2つね。

デフォだと商人2人はそれぞれウィーンとクラクフからの交易誘導に従事してたけど…。

クラクフといえば相互ライバルのポーランドの首都があるわ。ポーランドは私たちに禁輸してくるに決まってる。そこで、クラクフにいた商人をザクセンノードからの資金回収に充てるわ。

自動でも交易首都から収入は入ってくるけど、商人を割り当ててた方が収入は高いから。

f:id:Eiger:20191031231400p:plain

 

さて、収入を上げるには交易ノード内での自国のシェアを上げることなんだけど…。

つまりボヘミアは交易首都プラハがあるザクセンノードや、上流のウィーンやクラクフでシェアを拡大すれば良い。つまりそこのノードの州を自国領にすれば良いわけ。

言葉を飾らずに言えば、そっちを侵略すれば良いの!

 

ここで外交関係を思い出してね。今後の戦略はこうよ。

 ザクセンノードには私たちボヘミアと同盟のブランデンブルクがいて、ノードの中でも重要な中心地のザクセンは隣国ザクセンが持っているわ。(当たり前)(というか首都)

 なのでブランデンブルクと組んでザクセンを殴るのが最序盤の戦略。

 

次にクラクフノードでの勢力拡大。属国シレジアは後で外交併合しちゃうけど、シレジア領はクラクフノード。なのでオーストリア様とブランデンブルグの援軍を借りて強大なポーランドを殴り、またこの2ヶ国との同盟によってボヘミアに不利なタイミング(人的資源を切らしている等)でのポーランドからの宣戦を防ぐのが次の方針。

 

最後はウィーンノードの奪取。今は周囲の宗教はみんなカトリック(※フス派もこのゲームではカトリックとして扱われる)だけど、後で宗教改革の時代になるとプロテスタント(ルター派)と改革派(カルヴァン派)が神聖ローマ内でどんどん伝播して異端まみれになり、やがて帝国公式宗教と皇帝の座を巡って、旧教陣営と新教陣営に分かれて、諸外国も巻き込んで大乱闘スマッシュブラザーズ三十年戦争」が発生するわ。

(※三十年戦争および宗教連盟はDLC要素)

ボヘミアはここで即プロテスタントに改宗。新教陣営の盟主になって皇帝位を奪い取るわ。だからオーストリア様とはそこまでのお付き合い。100年くらいかしらね?

 

プレイ目標、神聖ローマ帝国を統一するには8つの「帝国改革」を皇帝が通過させる必要があるわ。帝国改革をするには「皇帝の権威(IA)」を溜める必要があり、雑に言えば帝国が安定してれば溜まるわ。

帝国改革は皇帝の国が移っても引き継がれるし、神聖ローマ諸侯が皇帝に戦争に勝つと改革を無効化させることが出来るし、そもそも皇帝位は世襲ではなくて選帝侯の投票で決まるから、オーストリア様と手切れするまではむしろ一番のズッ友でいるべきなの。

そしてボヘミアは7つの選帝侯の1つ。(ボヘミアブランデンブルクザクセン、プファルツ、マインツ、ケルン、トリーアが初期の選帝侯)

なのでうちの票は時が来るまで常にオーストリアに入れることになるわね。

 

さて、かなり横道に逸れた話を初期準備に戻すわ。

次に要塞の使用停止。駐屯兵に暇を出して維持費をカットよ。

f:id:Eiger:20191030235227p:plain

ボヘミアは首都プラハと、隣で私の故郷プルゼニに要塞があるわ。

要塞の効果については戦争の時に後述。

 

あとは外交官の派遣ね。

普通の国は2人なんだけど、ボヘミアは強い(王国ランク)ので3人いるから有利よ。

オーストリアブランデンブルクに同盟締結と婚姻の申し込みをするわ。1人余ったのは属国シレジアに「関係を改善」のコマンドを。

 

最後は国家運営タブの一番右、階級かしら。画像撮り忘れたから詳しくはまた。これはまあランダムイベントの対処のために敢えて放置するってのもナシではないわね。

 

 

じゃあいよいよ時間を動かして…。

国家運営タブの旗のやつ、与えられた「ミッション」を消化していくわよ。達成すればボーナスがあるわ。

「フス派の復活」は時間経過で取れるから、「扶養限界の確立」を取るわよ。「信頼できる同盟国」もオーストリアブランデンブルクとの友好度が後で一定値を超えれば達成できるわ。

「扶養限界の確立」は陸軍を、国の開発度等から算出されるペナルティ無しで持てる軍の上限値まで軍隊を拡張すればOK。

適当な州をクリックして州画面を開いて徴兵しようとすると見られるわ。

f:id:Eiger:20191101173949p:plain

ボヘミアの初期軍備は14連隊で、扶養限界は19。

歩兵と騎兵がある(技術が進むと砲兵も使用可能になる)から、安い歩兵を残り5連隊集めるわ。

f:id:Eiger:20191030235902p:plain

達成するとしばらく陸軍が強くなる上に維持費が割引!

f:id:Eiger:20191101173059p:plain

敵AIはこっちの軍備を見て宣戦の機をうかがってるから、お財布が許す限りは扶養限界まで持っといた方が良いわね。

ちなみにこっちも画面右下の「台帳」から、全国家の色んなデータが見放題だから、別にプレイヤーが不利というわけじゃないわよ。上級者は台帳をよく読んでるの。作者はへたっぴなのであんまり見ません。

 

1446年1月、ゲーム開始より前の時代からボヘミアに深く根を張っていたキリスト教の異端の一派、フス派の貴族から王が選ばれたわ。イジー・ス・ポジェブラト。名乗りはイジー1世かしら?

f:id:Eiger:20191031000901p:plain

f:id:Eiger:20191101170747p:plain
 

ジーの能力は極めて高水準の中から設定される神君主よ。彼が長生きしてくれれば正直かなりヌルゲーになるわ。ただ有能ほど早く死にやすいから…(印象の問題だと思うけど多分確率として本当にそう)。

このゲームで絶大な存在、「君主力」が高いのね。

君主力は「統治」(巻物の絵)/「外交」(Twitter鳩/)/「軍事」(交差した剣)の3種類に分けられるの。で各能力は0~6。つまり6/4/6のイジーは完璧超人。お願い長生きして。

本当に多岐にわたるコマンドに君主力は使われるから、高ければ高いほど良いの。

ちなみに各能力平均2ぐらいが期待値とされているわ。いやーホントに超人。

あのオスマンの不世出の名君「征服帝」メフメト2世と偶然全く同じ能力ね。

f:id:Eiger:20191101173127p:plain

 

ライバルのハンガリーを統治してるフニャディ・ヤーノシュも4/5/5と稀代の名君ね。

史実準拠の名君多すぎ。

f:id:Eiger:20191101173501p:plain

(なおカスティーリャには0/0/0の殺意しか湧かない王子がいるので、DLCありなら即廃嫡で無しなら将軍化して早死にを狙われます)

 

おっと。ランダムイベントで属国シレジアから州を奪えちゃったわ。

f:id:Eiger:20191101174040p:plain

ここね。

f:id:Eiger:20191101174155p:plain

 

じゃここで新規に獲得した州をどうするかの説明ね。

取った州から収入を得るためには中核化が必要なの。それで州を中核州にする。

中核化には君主力のうち統治点を消費するの。(コストは開発度に準じる)

これしないと反乱祭りだから絶対しなきゃダメ。

中核州はテリトリーとして扱われて、更に上位の概念としてテリトリーを地方で括ったステートというのもあるわ。

f:id:Eiger:20191101180336p:plain

ステートにするには中核化コストを州ごとにもう一度払う必要があるんだけど、その価値はあるわ。ステートにすると州の維持費も高くなるけど、収入も増えるからお釣りが来るので絶対やるべし。

ただしステートを持てる数には上限があるので注意。モスクワ→ロシアとか絶対足りないわ。(最近やってストレスでした)

ただ重要なのは中核化しても一度は反乱が起こるということ。鎮圧には陸軍維持費を上げる必要があるから、普通は州の自治を上げることで不穏度を下げて反乱起きにくくして時間稼ぎするんだけど…。

パラドゲーももう6年くらいやっていくらか外道になった作者は敢えて逆をやったわ。

自治率を下げて不穏度を上げて、反乱を誘ったの。どうせ戦争するし…。

まあもったいぶって書いたけどEU4中級者としては普通の小技だから。

f:id:Eiger:20191101180131p:plain

 

 

有事に備えて将軍を登用するわ。通称ガチャ。1人につき軍事点50を払うわ。

将軍がいるといないとでは軍の強さは大違い。f:id:Eiger:20191101180455p:plain

 

ボヘミア軍19個連隊19,000は13,000の野戦軍と6000の要塞包囲軍に分かれているわ。

(画像ちょっと前後してて要塞包囲軍を編成する前ですが)

で記念すべきボヘミア初の野戦軍指揮官は…ペトル・チャペクくん!

白兵2/射撃3/機動2/包囲0。普通にアタリだわこれ。

f:id:Eiger:20191101180716p:plain

続いてもう1人。

お!包囲軍にちゃんと包囲持ちが来たわね!(ちょっとレア)

即任命よ。登用するだけじゃダメだからちゃんと軍に割り当ててね。

f:id:Eiger:20191101181519p:plain

 

大事な軍事技術も1上がったし、ちゃっちゃと戦争しましょ。(狂犬)

f:id:Eiger:20191101182029p:plain

軍事技術で先行してるというのは戦争の見通しに極めて重要な要素ね。

 

 

本格的に戦争準備よ。

軍をザクセンとの国境に並べて…。

f:id:Eiger:20191101181816p:plain

ここで陸軍維持費最大!インド人を右に

f:id:Eiger:20191101182259p:plain

 

準備していた戦争の準備も終わってるわよ。

外交コマンドからザクセンで外交官に「諜報網の構築」をやらせて…。

f:id:Eiger:20191101182527p:plain

 

スパイを大量に送り込んだら、「お前の国のここは元々我が国固有の領土だ」という新しい古地図を仕立てて叩きつけるわ。

f:id:Eiger:20191101182552p:plain

これで良し。開戦事由が無いと大きなペナルティがあるからね。

f:id:Eiger:20191101182818p:plain

 

 

あ、相互ライバルのハンガリーとの停戦切れたから注意しなきゃ。

f:id:Eiger:20191101182851p:plain

ちなみに開戦事由があっても停戦破りは強制で絶大なペナルティがあるから、普通はやっちゃダメ。

 

 

さて、1450年いっぱいまで今回書くつもりでいて、今50年1月だけど、これからちょうど戦争で区切りが良いからここまでにするわね。

次回、ブランデンブルクと対ザクセン(と小国ども)戦争!お楽しみに!

 

第2回:まだ