ヴァーツラフのブログ

改名しました(2020/09/05)

Eiger中欧旅行記①

超久々の更新です!祝杯!

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はい、大っ変長らくお待たせいたしました(三跪九叩頭)

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生きてます。旅行は無事に何事もなく楽しんで帰ってきてます。

 

自分と同じように中欧を旅しよう!と思う人が使えるような旅行記を書きたい…と考えて納得できる物を書こうとしたらキリがなくなりました。あと旅行から帰ってきてからあまり調子が優れず(Twitterのフォロワーからは魂を置き忘れたとお言葉を頂きました)、文章を書く気力が無く今日までダラダラとしてしまっていました。おクスリが増えたり変わったりしていくし、誕生日の予定はメンタルクリニックだよやったね。

まぁTwitterには毎日いましたし、これを熱心に読んでくださる方は絶対フォロワーですから大丈夫だろうとは思いますが。

そもそもTwitterでも旅行記書いてますしね。そっちも不調で、まだ3日目の前半あたりですけど。

 

さて今回は予告通り、手前味噌ではありますが、事前に組み立てていたこの中欧旅行のプランをご覧頂こうかと思います。

 

ここを書いてるのは8月27日の私ですが、プランの大半の記述は6月21日の行きの飛行機の時点で済ませていました。えらいぞ前の私。いや、それだけに2ヶ月も何してたんだよお前って話ですけどね。まぁ何もしてなかったんですけど。

 

なお、私の性分と、失敗するわけにはいかない海外旅行だという不安からここまで細かく決めていますが、結局書いたことの7割くらいしか実現していません。

これを成功と取るか失敗と取るかは人により評価の分かれるところでしょうが…ともあれ、危惧していた体調不良で1日寝込むとか、飛行機や特急を逃すとか、事件や事故に巻き込まれるということは無かったです。

まぁ、私の経験上そういうのは心配してるうちは大丈夫です。何も考えなくなった途端に取り返しがつかない事態が起きます。

 

それではどうぞプランをご覧ください。時間は全て現地時間となっております。

まずは先に旅行会社(HIS)から貰ったプランを。

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これは航空機と宿泊先しか決まってないフリープランなので、これに自分で肉付けをしたものがこちらです。めっちゃ細かいですよ。

 

1日目6/21(東京→ブダペスト)

自宅→上野

京成上野8:50発→成田空港9:35着 京成スカイライナー

10:00チェックイン

成田空港12:00発→モスクワ、シェレメーチエヴォ国際空港16:10着 アエロフロート・ロシア航空SU261便

モスクワ18:00発→ブダペスト、リスト・フェレンツ国際空港19:35着 アエロフロート・ロシア航空SU2468便

リスト・フェレンツ空港→ホテルHunguest Millennium 送迎車

 

2日目6/22(ブダペスト)

9:00頃 ホテル発

王宮→漁夫の砦→マーチャーシュ教会→軍事歴史博物館→国会議事堂→ファルク・ミクシャ通り→マクドナルドブダペスト西駅店→アンドラーシ通り→恐怖の館→英雄広場→聖イシュトヴァーン大聖堂→ヴァーツィ通り→カフェ・ジェルボー→中央市場→ゲッレールト温泉→レストランMAGYAR QTR(夕食)

20:00頃 ホテル着

20:15 大平原トラベル社現地ツアー参加 ホテル発

ドナウ川夜間クルーズ

ゲッレールトの丘から夜景鑑賞

22:30〜23:00頃 ホテル着

 

3日目6/23(ブダペスト→ウィーン)

ホテルHunguest Millennium発→Nagyvárad tér駅→トラム24番→ブダペスト東駅(Keleti pályaudvar)

ブダペスト東駅発→ウィーン中央駅(Wien Hbf)着

 ウィーン中央駅→ホテルPrinz Eugen

ホテル→軍事史博物館→カフェ・ザッハー→


バーデン(温泉&ホイリゲ)もしくはグリンツィング(ホイリゲ)→ホテル

 

4日目6/24(ウィーン)

ホテル→シェーンブルン宮殿→ローゼンベルガー(昼食)→カフェ・デーメル→

プラーター公園(観覧車)→プラフッタ(ターフェルシュピッツの夕食)→ホテル

 

5日目6/25(ウィーン→プラハ)

ホテル→ウィーン中央駅(徒歩)

ウィーン中央駅→プラハ本駅

プラハ本駅→トラム9番→Kavalírka駅→ホテルKavalír

ホテル→プラハ城→カレル橋→旧市街→ビール風呂体験→ウ・カリハ(『兵士シュヴェイクの冒険』の聖地のレストランにて夕食)→ホテル

 

6日目(プラハプルゼニ)

ホテル→プラハ本駅→プルゼニ本駅→プルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所見学→プルゼニ本駅→プラハ本駅

プラハ本駅→ヴィシェフラト観光→プルゼニュスカー・レスタウラツェで夕食→旧市街でお土産購入→ホテル

 

7日目(プラハ→東京)

9:00ホテルチェックアウト→予約空港タクシー→プラハヴァーツラフ・ハヴェル国際空港

プラハ12:55発→モスクワ16:30着 SU2013便

モスクワ19:00発→機中泊 SU260便

 

8日目(帰国)

成田空港10:35着

成田空港→京成上野→上野→自宅

 

以上です!

準備期間の間、このガイドブックや色んなサイトを穴が空くほど読み込んで必死に練ったプランです。特に1冊目は前回の中欧旅行からお世話になりました。これは読みすぎてページが剥がれ落ちました。

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この旅行記に拘るのは、中欧の魅力を伝えたいという思いもありますが、それ以上に、もし同じように中欧に行きたい人がいたら、その苦労を少しでも減じてお役に立てればという一心からです。なので次回から紹介のために画像やリンクが溢れます。多少は詳しくなったので、ウィーンやブダペストプラハなら少しはガイドの真似事が出来ますよ!実際ちょっとしたんですが、そこはウィーン編をお楽しみに。

 

さて、地味に困ったんですが、ブダペスト→ウィーンとウィーン→プラハの特急の時間が、現地に行くまで分からないんですよ。
その特急のチケットとホテルのバウチャー(日本語なら予約確認票、でしょうか)が現地の旅行代理店からホテルに預けられていて、チェックインの時に初めて貰えるので、計画時点では分からなかったんです。地味に弱りました。
ブダペスト編でまた後述しますが、事前の旅行会社の説明では、行きのブダペストの空港からホテルまでの送迎ドライバーから受け取ることになってました。(憤怒)
しかもその4月の予約時点でチラッと聞いた説明を忘れて、旅行数日前にまだチケット届いてないんですけどと旅行会社に電凸しちゃいました。(これは完全に私のせい)(逆ギレ) 

 

一番弱ったのは、この旅行の目玉にしていたプルゼニプルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所見学をどこに持ってきたらいいか分からなかったことです。

醸造所の見学は時間が決まったツアーに参加する形で、公式サイトにそのツアーの時間は書いてあるのですが、醸造所にはチェコの観光に使える2日間のどっちの日に行けばいいのかという問題です。

2日間と言っても前の日はウィーンからプラハに移動してくる日なので、実質1日半です。醸造所のあるプルゼニプラハから特急で1時間半くらいで行けます。もしウィーンからプラハに行ってそのままプルゼニに行ってもツアーに時間的に間に合うようならそれで良いんですが、間に合わないならプルゼニは後の日に回すしかありません。

で、プラハの観光の予定を前の日の残りと後の日のプルゼニから帰った残りの時間で分割しなければなりません。

これが大きいので、ウィーン→プラハの特急の時間が何時なのかは事前に知っておきたかったのですが…。

実は、特急の時間は①8時〜11時、②11時〜14時、③14時〜17時という感じで指定でき、私は「朝ホテルから観光してまたホテルに戻ってそこから駅に行くのはダルくね?」という理由と、プルゼニに行く事情から順番的に最後になるプラハでの時間を稼ぎたいと理由から、次の都市での時間が長く取れる①を選択していたのですが、8時〜11時というだけで何時何分かは分かりませんでした。ガバガバ計算ではありますが、その中でも前寄りならプルゼニは前の日に行けるし、後ろ寄りなら行けないとの見立てをしていました。

まぁ、間に合ってほしいけど多分間に合わないだろうなーとは思っていて、計画でも間に合わない前提だったのですが、結果的には間に合いませんでしたので後の日になりましたね。詳しくはまたその編で。

 

これで今回の旅行記は以上になりますが、次回からは旅行記を1日ごとに綴っていきたいと考えております。今回のように意地でも投稿はしたいと考えておりますので、どうか気長にお待ちくださいますよう…。

 

ここからは雑談となるのですが、8/17に講談社現代新書から『ハプスブルク帝国』という素晴らしい新書が出ましたので皆さん買いましょう(ダイレクトマ-ケティング)

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ハプスブルク家の歴史を、スイスの地方豪族時代から現在まで網羅しています。これまで「オーストリア帝国」や「オーストリア=ハンガリー帝国」の歴史本はありましたが、「ハプスブルク家」としての通史は日本では研究の難しさから存在しませんでしたので、その点で本当に貴重な一冊です。

図表や参考文献リストの充実ぶり、新書というお手軽さから、控えめに言っても「神」な本です。や、1000円ぐらいで入手できていいもんじゃないですよ。3000円でも安い。従来の定説を受け、現在最新の学説や研究成果を教えてくれます。これが3年前に、私がハプスブルクに目覚める時にあれば、と思いますし、今そのような環境にある学生にこれがあることを考えると羨ましい限りです。間違いなくハプスブルクに関心がある日本人の間でのバイブルになる本だと思います。

病気になってから主に目眩で前よりずっと本を読むのが大変になっていますが、これは意地でも最初から最後まで読みたいと思い枕元に置いています。

私のような人間には特に効くのですが、最後は「ハプスブルク君主国に対する今日の再考・再評価の動きに行き過ぎがみられることに、注意を喚起しておきたい」と無闇なハプスブルク礼讃にもしっかり警鐘を鳴らして終わります。そこまで良いもんでもねぇぞってわけですね。まぁ、そこまで折り込んでも好きなわけですが。

 

では、今回はこの辺りで失礼したいと思います。それでは!