ヴァーツラフのブログ

改名しました(2020/09/05)

HoI4/Unter dem Doppeladler/1939年

Herzlich willkommen! 1939年度もよろしくね。

(ようこそ!)

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導入(初見の方向け):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/06/162934

前回(38年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/09/063916

 

前回はブダペストに到着した所までだったわね。船が着く桟橋から地下鉄まで歩くわよ。

 

これがブダペスト地下鉄よ。

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深さ僅か3m。階段が短くて助かるわね。

あ、早速電車が来たわね。乗りましょう。

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これが今のところ帝国で唯一の地下鉄で、ユーラシア大陸では最初の電化地下鉄よ。

(※世界初はロンドン。2番目はイスタンブールだが電化ではない)

この地下鉄は1896年のハンガリー建国1000年祭(ミレニアム)に合わせて開業されたものよ。

2〜3分に1本という本数が魅力で、アウスグライヒ以降爆発的に増え続けているブダペスト市民たちの足として活躍しているわ。

 

あ、もう目星をつけてたホテルの最寄り駅ね。降りるわよ。お部屋空いてるかしら。

 

…ふう、まさかちょうど残り1部屋だったとは。

Gott sei dank!

(ありがたや)

船旅してきたからか、なんか体が勝手に揺れてる気がするわね…今日はもう休みましょう。

zzz…

 

〜翌朝〜

んーーっ、快眠快眠。先に朝ご飯食べてきてから仕事にかかるわね。

 

ふう、お待たせ。それじゃあ39年の動向をお届けするわ。

まずは空軍長官にアレクサンダー・レーアを任命。空軍経験値獲得量が増えるから、その分を機体の強化に回せるようになるわ。

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メーメルがリトアニアからドイツに割譲されたのを確認したわ。

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3月には第3軍が24個師団に達したので、即ユーゴスラヴィアとの国境に張り付けたわ。

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その約1週間後、頃合いを見てトルコに対して正当化を開始。

丁度ドイツがポーランドに襲い掛かってる時に完了して宣戦布告出来るようになるはずよ。

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4月、アルバニアがイタリア領に。まあ時報よね。

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陸軍経験値がある程度貯まったので、軽装甲師団の編制を変更するわ。

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自動車化歩兵大隊2つを入れて「組織率」(戦闘のスタミナのようなもの)を向上させたわ。

部隊に戦車しかいないと、攻撃力と防御力は高いけど、戦闘を続ける力が無いのよ。

編制はまだ完全形ではないけれど、経験値が足りないから仕方ないわね。

 

 

  い  つ  も  の  

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(※工業技術取得により州の建築可能スロットが増加したことで、高インフラ地域に建築が即座に限界まで発注される)

とにかく今は師団の大型化で装備需要が激増したから、軍需工場が欲しいわ…軍需…。

ICはやっと100の大台に達したわね。

 

第4軍の編成が始まったわ。指揮官はロタール・レンデュリック将軍よ。

彼の家はクロアチア系で、苗字は元はレンドゥリッチだったとかなんとか。

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同じ頃、占領地警備用の憲兵付き騎兵の第一陣が配備されたわ。

彼らにも素敵な部隊名を用意しておいたのだけれど、気に入ってくれるかしら。

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6月、拡張系のNFを取り終えたので産業系ツリーにかかっていくわ。

左上の「産業支援」から始めて、「弾丸列車計画」を経て、「原子力研究委員会」まで進んでいくわよ。

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たとえ核兵器に手を出すつもりがなくても、「原子力研究」の技術は取るだけで全研究所要時間が短くなるからお得よ。もっとも、この技術の日数はかなり長いから、研究ボーナスを得ないことには手が出しにくいのよね。小国と大国の差をつけている要素だと思うわ。

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そして、史実AIドイツのダンツィヒ開戦の70日前ということは…

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はいこれ。M=R協定締結ね。

 

7月14日、開戦前最後の政治力150のタイミングになったので、軍最高司令部スタッフに歩兵師団の攻撃・防御が強化されるフランツ・ベーメ将軍を迎えたわ。第1軍司令官とダブルワークになってしまうけど、期待しているわよ。

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8月に入っていよいよ戦争が近づいたので、第1~第3の航空艦隊と空挺部隊用の輸送機隊を配備して備えるわ。現状の空軍戦力はこれで全てよ。

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8月23日、ポーランドがドイツからのダンツィヒ割譲要求を拒否。ポーランドは自分の死刑執行書類にサインしたわね。

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残念でもないし当然。

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しかもこのポーランド連合入りしてないわ。

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(※史実AIポーランドは一定の国際緊張度を超えると連合入りする。ドイツの拡張イベントがほとんど封じられるAHEでは、普通にプレイしていれば緊張度がその一定のラインに達しないため、こうなる。)

ドイツのIC250に対してポーランドは約30。ただのおやつなのだわ…。

 

ついにこの日が来たわね。

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ここから先はずっと戦争だったから、ここらで昼休憩にしましょう。

街に繰り出すわよ。

 

んー、ホテルの従業員さんに美味しいお店が無いか訊いてみましょ。どうしよう、片言でもマジャル語の方が良いかしら…ドイツ語通じるかしら?

 

Entschuldigung,gibt es nahe und gute Restaurant?  Könnten Sie mich lehren?

(すみません、近くて美味しいレストランはありませんか?教えてくださいませんか?)

 

ホテルのスタッフ「?」

 

あっ(察し)

ヴ…ヴァン イット ア クザルベン エジョ-、エ-シュ オルチョ- ヴェンデ-グル-?(発音が怪しい必死のマジャル語)

 

スタッフ「Igen,értem.」

(はい、かしこまりました)

 

…メモにお店の名前と地図を書いて渡してくれたわ。 ケセネム!

 

えーと、次の角を右に曲がって…(てくてく)

私かなり頻繁にブダペスト来るけど、年々ドイツ語が通じないことが増えてきてる気がするのよね…。ちょっと寂しいのだわ…。

さらに1ブロック真っ直ぐ…(てくてく)

理由は年々ハンガリーの地方からマジャル人がどんどん流入してくるからと、私があまり高い宿に泊まらないからなんだけど。

うん、このお店みたいね!

 

さてと、ハンガリーと言えば、まずグヤーシュは外せないわね!

それと…これ食べようかしら。あとは仕事中でも一杯くらい…。

店員さーん。(手を挙げる)

ケーレム、フュトゥレーシュ、グヤーシュレヴェシュ、テルテット・カーポスタ!

….うん、なんとか通じたわね。

 

あ、来た来た。

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ぐいっ。ごっきゅごっきゅ。プハっ。

 

これはフュトゥレーシュ。ハンガリー名産の蒸留酒パーリンカ」の蜂蜜が入りバージョンで、25度くらいはあるわよ!口当たりがフワッとして、優しい甘さで本当に美味しいのよ。喉が焼ける感覚もほとんどしないからオススメね。食前か食後に飲むと胃が活性化するのよ。

 

次はグヤーシュ。正式にはグヤーシュレヴェシュね。(レヴェシュ=スープの意)

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まさにハンガリーの国民的料理。パプリカ粉と牛肉のスープよ。玉ねぎとかジャガイモも入ってるわよ。圧倒的な旨味の中にアクセントとしてほんの少しのピリ辛。色は真っ赤な割に辛さは全然大したことないわ。そういうパプリカの種類のを使うのよ。

 

最後にメインのテルテット・カーポスタよ。

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要はサワークリームとパプリカの風味が効いたロールキャベツよ。脂っこいというか肉肉しくないから、どんどん食べられちゃうのよねぇ。

 

ふう。美味しくて満腹で、適度に酒が入って最高ね。ベストコンディションなのだわ。

支払い済ませて部屋に戻るわよ。

 

さ、ここからはお仕事モードよ。

1939年9月18日未明、帝国はユーゴスラヴィアルーマニアギリシャブルガリア、トルコの5カ国に同時に宣戦布告。

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バラバラに宣戦すると英仏が独立保障してくるし、ポーランドが連合入りしてしまうわ。そうなると後々面倒になりかねないのよね…。

 

オーストリアは十字軍をここに宣言する。異端を討伐し、ムスリムからコンスタンティノープルを奪還するわよ。(棒読み)

 

さあ、陸海空全軍に進撃命令を出して、時間を動かすわよ。…Vorwärts(前進)!

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戦闘が一斉に始まったわ。

緑が自軍優勢、黄は膠着、赤は劣勢。

数値が100に達すれば攻撃成功で前進出来るわよ。

まあ制空権はバッチリだし不安要素は無いわね!

 

9月22日、ポーランドがドイツに降伏。

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同日、なんか急に海軍経験値が増えたので確認したら、アドリア海ギリシャ海軍との海戦が発生していたわ。

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我が軍は被害なしで、敵の駆逐艦を10隻撃沈。文句なしの勝ちね。海軍よくやったわ!

 

2日後、ユーゴスラヴィア降伏。

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首都ベオグラードが剥き出しじゃあどうしようもないわよね…。

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当然全土併合。第3軍は新たに出来たブルガリアギリシャとの国境へ前進よ。

さあ出番よ、「パルチザンをしばき隊」!

 

AI任せのルーマニア方面の戦闘の進捗があまり良くないので、装甲集団を手動操作よ。

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まったく、装甲部隊が縦深の無い敵を殴る時に平押しとは、AIはセンス無いわね〜。突破口の広さより、より奥に攻め込む速さの方が重要に決まってるじゃないの。縦深作戦、連続作戦で畳み掛けていかなくちゃ。

 

さて、M=R協定に従い、ドイツからソ連ポーランド東部が引き渡されたわ。

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39年10月現在の研究はこんな感じよ。

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ルーマニアが降伏したわ。

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全土併合といきたい所だけど、そうするとソ連が怒って宣戦布告してくるから、仕方なくベッサラビアだけはリリースしてあげるわよ。

 

翌日には我が国初のエースパイロットが誕生。

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いよいよブルガリアへの攻勢を始めるわよ。

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徴兵法の件を忘れていたので(検閲)、装甲部隊を強化するためフービキ将軍を最高司令部スタッフに任命したわ。

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攻勢開始から20日ブルガリアがごめんなさいしてきたわ。当然全土併合よ。

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12月1日、ザッハトルテのフレーバーイベントが発生。

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結構日持ちする物だし、軍に支給出来ないかしら…。

 

ポーランドを見放した英仏もオランダはそうもいかないようね。

ドイツに宣戦されたオランダが連合に加盟し、枢軸対連合の戦争が始まったわ。

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さらにドイツはデンマークと…

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ノルウェーにも宣戦したわ。

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ここで年越し。後一歩のところで今年中にギリシャが降伏しなかったわね。残念だわ。

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現状、帝国のICは144で、陸軍は152個師団よ。

 

よく見るとドイツがマジノ線にも殴りかかってるわね…。人的溶かしてるんじゃないかしら。

もうすぐドイツと戦うことを考えたらラッキーだけど、将来的に中欧帝国に迎えられるはずだった未来の同胞が無駄死にしていると思うと複雑ねぇ…。

 

それじゃあ今回はここまで。

Servus!

(じゃあね)

 

次回(40年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/11/235629

 

 

 

HoI4/Unter dem Doppeladler/1938年

38年になったわ。今年もよろしくね!

前回(37年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/08/144841

 

ゲームを起動してたら、ローディング画面の名言に最近AHEで追加されたのが出てきたわ。

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これはFJ1がルーズヴェルト(セオドアの方)に対して言った言葉よ。彼の矜持が込められているわね。

 

今回はプレスブルクからまた船でドナウ川下り中よ。あら、右前方の高台に大聖堂が見えてきたわね。ということはここがグラン(エステルゴム)ね。一度下船しましょうか。

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この大聖堂でハンガリーの「聖王」イシュトヴァーン1世は1000年に戴冠式を行って、ヨーロッパ化したカトリックハンガリー王国を成立させたのよ。

さっきまで進んできたドナウ川と、その上に架かるマーリア・ヴァレーリア橋が聖堂の裏からよく見えるわね。

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小腹が空いたわね。出船までの微妙な時間で適当にレストランに入ろうかしら。…あら、おあつらえ向きに一軒あるわね。ここにしましょうか。

 

ハンガリーのファストフード、ラーンゴッシュ(揚げパン)を頼んだわ。
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チーズ、パプリカ粉、ガーリックオイルで旨味爆発ね。んんん、旨い!旨いわ!

ビールも頼まずにはいられないわ。

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ハンガリービール「ショプロニ」ね。

サッパリしててゴクゴク飲めてしまうわ…。

ふう、お腹も膨れたし船に戻らなきゃ。もう良い時間だわ。

 

さて、これからブダペストに着くまでの間でお仕事やっつけちゃうわよ!

まずはちょっと簡単な財テクをしましょうか。

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装甲集団のうち、今演習が必要なのは1師団しかないわ。演習は軍の全ての師団が対象になり、装備を消費するから、これじゃ勿体ないわね。

一度演習を止めましょう。

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その上で、演習が要る師団だけ仮の軍に移籍させて、そっちで演習をさせるわ。これで無駄な装備の損失を防げるの。

 

陸ドクはガンガン進めるわ。

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ここから分岐だけど、予告通りに左の「強襲」ルートに入るわ。

 

西側工業地帯の開発が済んだから、インフラ整備に戻りましょう。

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今回整備するのは、工業地帯と接して、かつ建設スロットが手付かずのスロべニアよ。ここに軍需工場を建てていきたいわね。

 

かねてからの空挺部隊の訓練が終わったので、彼らのために素敵な部隊名を考えておいたわ。

名付けて義烈空挺隊よ。活躍に期待しているわ!

(ちなみに部隊名を直接日本語を書き込んでも上手くいかないから、別ブラウザで書いたものをコピーして、Con+Vで貼り付けているわ)

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4月7日、閣僚にイムレーディ・ベーラを招聘。

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軍需と造船所の建築が加速するわ。39年頃から軍需はいくらあっても足りなくなるから、大いに期待しているわよ!

 

4月20日、陸ドクNF「帝国の防衛」が完了。

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ここからはまた外交ツリーに戻るわ。

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「帝国至上主義」→「復讐主義」と来て、左下のバルカン諸国への戦争が可能になるツリーを進めていく予定よ。

「復讐主義」はトルコへの宣戦に必要なのよね。

 

イン!フラ!イン!フラ!

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膨大な建築スロットが手付かずのガリツィア=ロドメリアの工業化のための布石よ。

まずはクラクフと、スロットが少ないけれど西部と繋げるためのボトルネックにならないようにザオルジェのインフラを10にするわ。

 

7月になり、スロベニアのインフラが10に上がったので、すかさず軍需を限界まで建てさせるわ。

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現状で帝国の軍需はボヘミアに依存し過ぎているから、少しずつ脱却を図るわ。いずれボヘミアに匹敵する工業力をスロベニアクロアチアガリツィアに持たせたいものね。

 

同月、また政治力が貯まったので戦車系の研究機関を雇おうと思ったのだけれど。

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3択に見えるけど、この通り「ヴァイス・マンフレート」は「ČKD」の完全下位互換の地雷よ。間違えて選ばないよう注意してね。

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当然選んだのはČKDよ。

 

陸ドクをさらに磨くわ。

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この「兵科の相互運用」が開戦前に準備出来る最後の陸ドクになりそうね。これだけ研究が進んでいればバルカンの連中なんか鎧袖一触よ。これは過信でも何でもないわ。

 

9月に入って、英仏が同盟を宣言。凄まじい勢いで軍拡するドイツに共に対抗する路線を明確にしたわね。

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10月に入って、数年後に実戦配備する予定の対戦車砲のツリーの研究を開始したわ。バルカン諸国相手には使わないけど、三大陣営との戦いでは必ず入り用になるわ。今から準備しておきましょう。

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同日の研究ラインの様子よ。

産業・陸軍に重点を置きながら良いペースで取れていると思うわ。

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支援中隊の憲兵がアンロックされたので、騎兵は全部この編成にするわ。対パルチザン特化ね。

もう騎兵なんて時代遅れの骨董品よ。

竜騎兵も槍騎兵も軽騎兵も関係ないわ。皆まとめて占領した領土で非正規兵相手にじゃれ合っているが良いのだわ。

これからは戦車と自動車の時代よ!

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6ライン並列×無制限で徴兵よ。

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配備地点はなんとなくサライェヴォに設定したわ。他意は無いけれど。無いけれど。

 

人的資源にはまだ余裕があるけれど、戦時になった時にもう1段階上の「大規模徴兵」(5%)に切り替えたいから、今の内から「限定的徴兵」(2.5%)に引き上げておくわ。

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これをやっておかないと対独戦の準備中に人的切れを起こして苦労するのよね(テストプレイの反省)

 

11月19日、イタリアがドイツとの同盟締結を宣言。英仏の同盟に対抗してのものだろうけど、南北を枢軸に挟まれた帝国としては気が気でないところね。

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12月に入り、主力歩兵師団の改良第1段階に着手したわ。

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砲兵を入れて「戦闘幅」を20に調整

支援中隊にも工兵に加えて砲兵、野戦病院を入れたわ。最終的には対戦車砲と補給兵も入れるけど、それは来年か再来年にやるわ。

 

ここで「戦闘幅」について説明するわ。

HoI4では1プロヴィンスから隣の敵に攻撃をかける際には、戦闘に一律80の戦闘幅が与えられるわ。

複数方向から共同攻撃する際には1方向につき攻撃側の戦闘幅は+40されていくわ。

戦闘幅とは兵士が前線に展開するスペースのことで、過不足があると戦闘が非効率なのよ。

そこで、綺麗に割り切れる10・20・40いずれかに1個師団あたりの戦闘幅を合わせるのが推奨されているの。

二重帝国の場合は40幅にすると前線プロヴィンスの数に対して師団数が追いつかないので、標準的な20幅を採用するわ。

ただし陸軍ドクトリン「大量突撃」は例外で、1つの大隊ごとの戦闘幅が圧縮される効果があり、戦闘幅20に対して送り込める兵士の数が他ドクトリンより増すわ。人的資源のある国がやると恐ろしいことになるわね…。

 

12月頭に研究が2つ終わったけど、敢えてすぐには次の研究をセットしないわ。

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研究したいのは史実年度が翌39年のだから、今すぐ研究を始めるとフライングによる日数ペナルティを受けてしまうの。そこで年越しまで敢えて放置することでペナを回避するわ。
研究枠は30日まで空白のままチャージ出来るから、12月に研究が終わった時に有効な小技ね。覚えておいて損は無いわ。

 

クラクフに11個軍需工場の建築を予約しておいたわ。1年もすれば見違えるんじゃないかしら。楽しみね!

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師団編制を拡張して、兵器の配備が追いついていないせいで充足率が減り、軍の練度が落ちちゃってるわね。練度を元に戻すため演習を発令するわよ。

(国境での大演習って普通に開戦事由になりそうな気がするのだけれど…)

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12月29日、南京陥落。これはどうも日本が戦争を制しそうなパターンに入っているわね。

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主的には南京陥落と言えばこれ

https://youtu.be/vRMTF8ChAAQ

のイメージが頭にこびりついてて、たまに思い出して見るたびに腹抱えて笑ってるわ。

この謎踊りホント何なのかしらね…。

 

あ、やっと船がブダペストに着いたわね。

見てご覧なさい。あれが、元は別の街だったブダとペストを繋ぐ「ブダペスト」の一体性の象徴の吊り橋、セーチェーニ鎖橋よ。

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来年は主が愛してやまないブダペストで、ハンガリー料理を堪能しようかしら。

 

さあ、これで38年は終わりよ。

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IC97、陸軍117個師団。本当はこの時点でICが100欲しかったけど、インフラに投資しまくってるから仕方ないわね。今後必ず報われるはずだから、気を長くして飛躍を待ちましょう。

 

それじゃあまた来年ね!来年はいよいよ待ちに待った戦争のお時間よ。お楽しみに!

 

次回(39年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/10/181904

HoI4/Unter dem Doppeladler/1937年

1937年よ!

Prosit Neujahr!

(あけおめ!)

 

前回(36年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/07/175104

 

今私はウィーンからドナウ川を客船で川下り中よ。船はプレスブルク行き。

ゲシュプリッツァー(白ワインを炭酸水で1:1に割ったもの)を楽しみ、のんびり沿岸の風景を見ながら優雅な船旅なうよ。

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でも片手間にちゃんと仕事もするわよ…

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ちょうど元日に36年型軽戦車の研究が終わったので、即座に生産ラインを全面的に切り替えるわ。

 

次の研究は建築技術よ。NF「五カ年計画」の効果で所要時間-50%がかかってるから、美味しいわね。

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ここで解説しておくと…HoIの各技術には「史実年度」が定められていて、その年になるより前にフライングで研究するとペナルティとして研究に膨大な日数がかかるの。ただし4では陸海空軍のドクトリンに関してだけは史実年度が決まっていないわ。

よって、他の分野の研究を犠牲にすることで、やたらと強力な軍隊を吐き出すことが出来るのよ。

 

さて、プレスブルクに着いたわね!
この都市はドイツ語では「プレスブルク Preßburg」、ハンガリー王国の旧都としてマジャル語では「ポジョニ Pozsony」、スロヴァキア民族主義者からは古文書から取った「ブラチスラヴァ Bratislava」、チェコ人からは「プレシュプルクPrešpurk」など様々な名称があってややこしいわ!今ここは二重帝国でもハンガリー側に属するけど、私はドイツ系だからプレスブルクで通すわよ!

 

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プレスブルクといえば、この特徴的な形の「ひっくり返したテーブル」と言われる城が有名ね。
オーストリア継承戦争マリア・テレジアが騎乗したままハンガリー国会に突入して、名演説でハンガリー貴族の援兵を引き出したというエピソードはこの都市での事よ。
当時まだブダとペシュトはオスマン帝国領だったからね。

 

ウィーンの桟橋を昼過ぎに出て今はもう夜ね。
旧市街にでも繰り出して名物料理を楽しもうかしら。
(旧市街てくてく)

これが旧市街の出入り口、ミヒャエル(ミハイル)門ね。

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(画像が昼なのは気にしないでね!)


あ、良さげなレストラン見っけ!これは入るしかないわね!

…これがご当地名物料理「ハルシュキ」ね。

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ジャガイモのニョッキにカリカリのベーコンと山羊のチーズ「ブリンザ」がかかっているわ。

さてお味は…?(カチャカチャムグムグ)

うん、これは旨いわ!濃厚で癖はあるけど、嫌な臭みじゃないチーズね!

これは人によって好き嫌いが分かれそうな料理ね…。私は割と好きな方だけど。

 

合わせる酒は何が良いのかしら?

まあ、土地の食べ物には土地の酒が一番無難よね。
あっすみませーん。地ビールはありますか?ある。じゃそれでお願いします。

 

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ここらへんで作ってる、ズラティ(Zlatý)というビールだそうよ。どれ、お味は…

…アッサリ系の、私と同じピルスナースタイルね。

私に比べて味の自己主張は弱いけど、この方がハルシュキの濃いチーズ味を上手く受け流してくれて美味しく感じるわ。

土地の食べ物と酒の組み合わせは間違いはないという鉄則がまた実証されたわね。

 

ご馳走様でした。

 

ああ、名物のロフリーク(クルミかケシの実のペーストが入った、パンとパイの中間のようなもの)を買いたかったけど、もう夜だから店が開いてないわね…諦めてホテルに入りましょう…。

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ふう。じゃあ仕事に戻りましょうか。

1月20日、理論家ロタール・レンデュリックを雇ったわ。これで毎日陸軍経験値が微増し、かつ陸ドク研究速度にプラス補正が得られるわ。

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4月1日には空挺兵の研究を開始したわ。

後で使うのよ…。(ゲス顔)

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5月5日、かねてから計画のあった「ウィーン中央駅(Hauptbahnhof)が、ついに完成したわ。

史実より70〜80年早い開業となったわね。

お金が無かったからなかなか実現しなかっただけで、需要と構想は19世紀からあったのよ。

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これで「低地オーストリア」のインフラはLv.10に跳ね上がったわ。長距離列車はことごとく中央駅発着にして、輸送力を圧倒的向上よ!

さあ、時は満ちたわ。今こそ「低地オーストリア」に民需工場の建設命令をブチ込みなさい!爆速で建築していくわよ!

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5月に入り、産業系技術の研究期間短縮のためオーストロ・ダイムラー社を研究機関に招聘したわ。

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ダイムラーには史実だとドイツの技術者として有名なフェルディナント・ポルシェがいるわ。

彼の手腕を存分に振るってもらいましょうか。

 

あっ、これは…

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ヒンデンブルク号アメリア・イアハートも無事生還したわ。優しい世界のようね。

 

陸ドクはますます強化していくわ。

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7月中旬、ほぼ史実通りに日中戦争開戦。現バージョンだと日本の勝率が高いけど、さてどうなるかしら。

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海軍もドクトリン真っ白の状態で敵と戦わせるのは可哀想だから、今ちょっと余ってる研究枠で戦艦が強くなる海ドクを研究させるわ。

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8月末、閣僚に経済学者シュンペーターを招聘。

民需・精製所・インフラ建設速度+10%特性を持つ神閣僚よ。(特に今縛りでは輝く)

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9月になり、スペイン内戦が割と早く終結したわ。共和派の勝利ね。

現在のバージョンだと、共和派が勝ちやすいのよね。ICの高い首都マドリードと傍の航空基地が開戦時共和派に渡るから、制空権を取って共和派がマドリードを守り切り、そのままICの差で競り勝つのよ。

もちろんプレイヤーがドイツやイタリアで国粋派側に介入すれば話は別だけれど、今回は義勇軍の送れない中道プレイだから関係ないわ。

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数日後には待望のNFによる研究枠の増加。

次は陸ドク研究1つが50%の期間で済む「次の戦争への準備」(直球)を取るわよ。

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新しい研究枠には空軍ドクトリンを。

空ドクには「戦略的破壊」(戦略爆撃重点)、「戦場支援」(地上支援重点)、「作戦整合性」(戦闘機強化)の3系統あるけど、今回は最後の「作戦整合性」でいくわ。

HoI4の地上戦闘は、その空域の制空権を取れるか否かにかかっているわ。制空権が敵に奪われると敵に航空優勢補正が入るし、バカスカ空爆されるし、移動速度が低下したりと散々な羽目になるの。

今回帝国は決して恵まれない国力で三大陣営全てと戦わなければならない。国力は戦闘機を投入する数に直結するし、陸軍に主力を置かざるを得ない帝国が敵空軍と渡り合うには、1機あたりの質で勝負するしかないわ。そこでこの系統よ。

爆撃力は弱いけど、そもそも制空権が取れなければ爆撃もへったくれもないからね。

そこは割り切って構わないわ。

1機あたりの質は研究力を活かして早く新型を解禁する、空ドクで勝つなどして上げていくわよ。

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同じ頃、陸軍の第2軍(フレプス将軍)が24個師団揃ったので、これに練度を「訓練済み」から「一般」まで上げるために演習開始を命じたわ。

「一般」以上は実戦でしか練度を上げられないから、演習はそれまでの間ね。

そして新たにソンバトヘイ将軍麾下の第3軍の編成を開始したわ。

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第1・第2軍とフービキ装甲集団を戦争に備えてルーマニアとの国境に配備するわ。

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軍を選択した状態から「前線」を他国との国境線に引くと、割り当てられた師団が自動でそこに張り付くわ。
さらにそこから「攻撃線」を目標地点まで引くと、AIがそのための作戦計画を練ってくれるの。今の大規模作戦の陸ドクだと、この計画を練るのはゆっくりだけど、戦闘の際に発生する計画ボーナスはとても高くなるわ。だから早めに準備しておくの。
「攻撃線」を引くと、戦争状態になって越境が可能になり、プレイヤーが計画発動の合図を出す事で、各師団は目標地点までのプロヴィンスを全て埋めるように前進するわ。
歩兵軍には「攻撃線」が適しているけれど、戦車や自動車化など快速の部隊しかいない軍には、「先鋒」の方が向いているわ。
「先鋒」はDLCのTfVによる追加機能なんだけど、これだとただ脇目も振らずに目標地点までの突破しかしないわ。自軍が突破してきた後ろのプロヴィンスには防衛用の兵力を置かないの。だから他の軍がカバーに入らないとあっという間に孤立するので注意よ。

一見不便に見える「先鋒」だけど、速攻や包囲殲滅を狙う時にはとても重宝するの。

独ソ戦をプレイする時なんかに真価を発揮するんじゃないかしら。

そんなわけでフービキ装甲集団にはルーマニア中枢部に向かって「先鋒」で突進するように命じておいたわ。

 

12月には軍需生産の拡大により石油が赤字になったので、ベネズエラから輸入するわよ。石油と言えばベネズエラベネズエラと言えば石油よ。

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早いものでもう12月よ。政治力を使い、38年度の2つの歩兵装備の研究に備えて、シュタイヤー・マンリヒャー社を研究機関に迎えたわ。これで数の多い歩兵装備研究が全て10%加速するから、これはお得ね。

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やる事がないので海軍に司令官を任命。これが今の二重帝国の全海軍力よ。

全部1922年型のオンボロ艦隊だけど、無いよりはマシね。

水上艦隊と潜水艦隊というだけの雑な分類をしているわ。

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空軍も弄っておくわね。

完全に主の脳内設定なんだけど、主には空軍を戦闘機300+爆撃機100の400機のグループにして、1個「航空艦隊」または「航空軍」として一まとめにして運用するという趣味があるの。必要分の機体の生産がちょうど終わっていたから、今第1航空艦隊を配備したわ。

空軍は陸軍と違い訓練は要らなくて(なぜだ)、航空基地を選んで、在庫の予備機から機種・機数を選べば、必要な人的資源が勝手に引かれてマップ上に航空部隊として配置されるの。逆に言えば機体はあっても人的が切れていたら配備は不可能という点に注意ね。

1部隊100機編成が一番効率が良いけど(稀に発生する「エース」の発生率と「エース」が齎す効果の兼ね合い)、それより多くても少なくても構わないわ。

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はい、これで37年はおしまい。ICは81、陸軍は75師団ね。来年度も帝国をよろしくね!

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次回(38年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/09/063916

 

HoI4/Unter dem Doppeladler/1936年

前回(導入):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/06/162934

いよいよゲームスタート、1936年の回よ。よろしくね。あ、今回超長いわよ。

今回は帝都ウィーン、ホーフブルク(王宮)前からお送りするわ。

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ここからリンクシュトラーセ(環状通り)を歩いていきながら、HoI4の内政と主の構想を解説していこうと思うわ。

…実は主のガバにより、2回にわたって合計約3時間半の作業分の文書データを吹き飛ばしているので、これは虚ろな目で3度目にカタカタ打ち込まれたものになるわ。更新遅れてごめんなさいね…。

あとスクショ上部に謎の黒い余白(黒)が出来てしまっているけど、都度編集で削るのは勘弁してと怠惰な主が言っているわ。皆も気にしないで頂戴。基本的に画像はノー編集のものをそのまま使用するわ。

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まずはこの主こだわりの二重帝国専用特選BGMを楽しんでもらおうかしら。

(実はAHEの容量の約8割が音楽よ)
 

 

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画面を解説していくわね。左上から右に向かって、それぞれの数字は

・政治力(法律を変えたり閣僚を雇うのに必要) 

・安定度(政治力の伸びに影響)

・戦争協力度(低いと戦争で降伏しやすい)

・人的資源残量(兵隊に取れる国民の数)

・予備輸送船数(貿易や海外に展開している軍隊への補給に使っていない分の輸送船)

・IC(Industrial Capacity…民需工場+軍需工場+海軍造船所数の合計。国力。)

・指揮力(将軍の強化や強力な攻撃・守備などに使う)

・陸軍経験値(演習や戦争をすると貯まり、師団編制の変更や戦車の改造に使用)

・海軍経験値(艦船モデルの改良)

・空軍経験値(航空機モデルの改良)

よ。まあ色々あるけどその内覚えられるわ。

 

二重帝国の初期ICは53で、列強の中では下の方でイタリアと同数ね。お隣ドイツとソ連にはダブルスコアつけられているから、これに追いつけ追い越せという話になるわ。

…手段は問わずにね(暗黒微笑)

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(グラフはジョニーさん作)

 

人的資源が約600k(1k=1000なので60万人)というのは多くも少なくもなし、余裕は一切無いから節約していかないといけないというレベルね。

人的資源は「徴兵法」を政治力を消費して変更することで増減出来るわ。

今は「志願兵のみ」だから、全国民のうち1.5%を「人的資源」に取れるわ。先ほどの600kというのは、最初から配置されている軍隊の分を除いた数字ね。

最高で25%まで動員出来るけど…まあ代償は高くつくでしょうね(ニッコリ)

 

さあ、何より大切な初期準備として、画面中央上部に出ている通知をやっつけていくわ。 

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「研究してねえぞ」というアラートが出てるから研究するわよ。技術を研究することで色々と強化されたり、ユニットが解禁されたりするの。

同時に研究出来る枠は現在4つ、二重帝国は最大5つよ。(アメリカやWtT民主ドイツが6枠になるのはきっとユダヤの力ね)

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研究は基本である内政3点セットに加えて、陸軍ドクトリンをチョイスしたわ。

軍隊は、ドクトリンを研究し、かつ新装備を研究し軍需工場(陸・空)か海軍造船所(海)を割り当てて生産して部隊に配備することで強化されるわ。

HoIではどんなにガチガチの民主国家でも、この工場割り当ては完全にプレイヤーの自由裁量よ。

 

陸軍ドクトリンについて説明するわね。陸ドクには何種類もあるのだけれど、今回我が国はデフォで採用されている大規模作戦系統をそのまま進めていくわ。

大規模作戦系統は歩兵中心のやや防御寄り、拙速より巧遅という戦闘教義(ドクトリン)よ。

途中で左側の自動車化・機械化歩兵や戦車にボーナスがある強襲ルート(英仏式)と、右側の素歩兵と夜戦にボーナスがある浸透戦術ルート(日本式)に分岐するけど、帝国はそこそこICがあって戦車やトラックがある程度作れる上に、原則的にインフラの良好な欧州で戦うから左ルートに進むわ。

主の好みは機動戦系統(ドイツ式)だけど、変更には一応ペナルティがあるし、戦車を大量に使わないと意味がないドクな上に、素歩兵にボーナスがかからないので歩兵で攻勢に出ると人的資源が溶けるから、二重帝国の国力には適さないわ。

優勢火力系統(米式)は今のバージョンだと弱体化されててイマイチね。凄まじい砲兵火力で何もかも消し飛ばしていくようなドクトリンよ。

大量突撃ドクトリン(ソ中式)は論外ね。狭い範囲に大人数を押し込んで、文字通り人海戦術で薙ぎ払っていくものだけど…そんな人的資源はどこにも無いわ。

…書いてて思ったんだけどソ連ってどれ選んでも強いわね。羨ましい。

よって上記の通り、大規模作戦系統強襲ルートでいくわよ!

 

次は民需工場を建設に割り当てなければならないわ。

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IC=民需+軍需+造船であることは既に触れたけれど、いずれの工場も航空基地などその他建築物も、作るのには民需を使うわ。なので民需の数こそ本当の国力と言えるのだけれど、かと言って軍需その他を作らなければ軍隊が強くならないわ。そこは考え物ね。

 ちなみに民需の数は貿易で増減するわ。兵器の生産に必要な資源が不足すると生産効率が激減するから他国から輸入しなきゃいけないんだけど、資源8単位につき民需1を対価として相手国に貸し出さなければならないルールがあるの。輸入で借りた or 輸出で貸し出された民需もICの増減に反映されるわ。

さて、それではガンガン工業化をといきたいところなんだけどそうもいかないの。理由はこれよ。

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画面左下、「経済法」が「民間経済」になっているわね?

見ての通り、この状態だと民需・軍需の建設速度に30%のペナルティがあるわ。しかも持っている民需のうち35%も「消費財」として国民の民生用に差し引かれていて、プレイヤーが建設に使える工場数は少ないわ。今のまま工業化を進めるのは非効率で、よろしくないわね。

そこで、経済法をもっと国民に厳しい有利なものに変更するまでは、インフラ整備に徹するわ。最高なのは「戦争経済」だけど変更は少し大変ね。

あっ、ちなみにHoI4は国民の不満とかそういうのはほとんど聞こえてこない楽しいゲームよ(暗黒微笑)。

 

インフラは最高でLv10まであって、まあ要は鉄道と道路よ。アウトバーンを作ったドイツの州がLv10になるのが一つの目安ね。主は加えて主要都市には路面電車や地下鉄があるのではないかと思ってるわ。

インフラをLv.10まで上げると、Lv.1の時よりその州での施設建築速度が2倍まで上がるわ。加えて資源産出量も増加、軍隊の移動速度上昇、円滑に補給を送れる部隊数増加、工場より低コスト、効果は永続と良いことづくめよ。割の良い投資なんじゃないかしら?

ましてや今回主はインフラ整備をマニフェストに掲げているから、早めに作らない手はないわね。

そこでまず「高地オーストリア」にLv.10まで、「ボヘミア」にLv.9までインフラを作るわ。ここウィーンのある「低地オーストリア」や「ハンガリー北部」「ドナウ川西岸」は後述のNF(National Forcus、国家方針)で70日待つだけでインフラが10になるし、ボヘミアも1上がるわ。

現状、二重帝国の工場は西部に集中しているから、まずはここのインフラを整備するわよ。今は西部の州の建築スロットは使いきっていてこれ以上工場はほぼ建てられない状況だけれど、工業系技術を取得すればスロットが解禁されるから大丈夫よ。

建築は1スロットに15民需が充てられて、例えばこれを8と7に分けて2つ並行建築といったことは出来ないわ。建築は民需さえあるなら何スロットでも同時並行出来るわよ。

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ちょっと見づらいけど、これが二重帝国のインフラよ。明らかに「西高東低」の構図があるわね。

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AHEデフォのインフラは、この「1912年二重帝国で、ウィーンから鉄道で何時間でどこまで行けるか視覚的に表した図」を元に設定されているわ。

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 一時的にこの格差は是正されるどころか拡大するわ。でも約束する。必ず10年後には今の帝国領は全て開発を行き届かせてみせる!

まずは先進的な西部の工業をより効率的に発展させ、それによって得た国力を東部の開発に充てるのよ。

リアルだとほとんどの民族から猛反対されて潰されそうな政策だけど…そこはホラ、ゲームだし?ドラスティックな政策が実行出来るってもんなのよ。

 

次は軍需工場を兵器生産に割り当てるわ。

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20ある軍需を歩兵装備8、支援装備3、野砲1、トラック1、軽戦車2、戦闘機3、CAS(近接航空支援機=急降下爆撃機)1、輸送機1と割り振ったわ。

同様に8ある造船所は軽巡3、駆逐2、潜水2、輸送1にしたわ。

軍需生産は今後いくらでも弄るから、悪いけど詳細な割り当てはたまにしか書かないわよ。

これはHoI2民向けの注意なのだけど、4では「輸送船」(貿易・補給に使用する)「輸送艦」(陸軍を海上移動させる)は区別されてなくて同一の存在よ。

 

さて、兵器生産を発注したら資源不足のアラートが出たから、生産効率を保つために輸入をするわよ。

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不足してるのは航空機生産用のゴムがマイナス7。貿易は8単位で行われるから、まあ割と丁度良いでしょう。

輸出してくれる国には民需を貸さないといけないから、出来るだけ無害な国を選びましょう。蘭印(オランダ領東インド)が一番良いでしょうね。はい契約。民需が1減って52になったけど、時間を進めれば貿易が始まって、資源不足アラートは消えるわ。

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ここで帝国の資源事情を明らかにしましょう。

現状ではまだ帝国の軍需生産力が弱いからほとんど自給出来ているけど、将来的には金属、タングステン、ゴム、石油が圧倒的に不足するわ。これが周辺の資源マップよ。

(※AHE独自に改変されているのでバニラとは少し違う)

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ポイントは

・ドイツは金属おばけ

ルーマニアに良い油田(プロイェシュティ)がある

ギリシャが美味しい

・アルミ(航空機生産に使用)には一生困らない

・一応二重帝国でも石油はある程度出る

ポルトガルタングステン(野砲と戦車と対戦車砲に使用)を大量に出す

・トルコがクロム(大型艦とジェット機と現代型戦車に必要)を大量に出す

・ゴム資源は蘭印と英領マラヤ(実質連合陣営)にほぼ独占されている

ってとこかしら。

ゴムと石油は研究の上でコストが高いけど精製所を建てれば、合成ゴムと人造石油が自国で賄えるようになるわ。ドイツとかに必須な施設だけど、帝国も将来的には連合と戦う予定だから、ゴムを自給できるように精製所を数年後から建てていく予定よ。

って、美少女にゴムゴム連呼させんじゃないわよ、このクソ主が(ゲシゲシ)

 私の夢は、ハンガリー大平原(プスタ)を精製所で埋め尽くして資源の宝庫に変貌させることよ。この計画は必ずやり遂げてみせるわ。

 

 次は徴兵・訓練ね。

HoI4で陸軍を生産する時は、師団をいくつ、どこに配備させるかをまず指定するわ。

そうしたら残ってる人的資源が兵隊に取られて、軍需で生産された装備を与えられ、一定期間の訓練を経てマップ上に配備されるわ。

行動の最小単位は「師団」だけど、何をもって1個師団とするかという編制は、陸軍経験値を使えば自由に決められるわ。2万人以上の大歩兵師団でも構わないし、1個騎兵大隊(500人くらい)を師団と呼んでも構わないのよ。

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徴兵キューには歩兵師団×6、沿岸防衛用の二線級師団ホンヴェード×2、軽装甲師団×1、自動車化師団×1を入れたわ。特に指定しない限り、この徴兵は人的資源が尽きるまで無制限で行われるから注意してね。

通常の歩兵師団とアイコンが同じで分かりづらいから適当なものに変更したけど、二重帝国には外征用の「共通軍」とオーストリア国内軍「ラントヴェーア」とハンガリー国内軍「ホンヴェード」の3つの陸軍が併存するの。

 

1867年のアウスグライヒで(形式上)晴れて独立したハンガリーオーストリアと無関係な純ハンガリーの軍隊を持つことを強く主張したの。軍隊の統一性を維持したい皇帝兼国王フランツ・ヨーゼフ1世は抵抗したけど、どうしてもハンガリー側が折れないので渋々国内の治安維持用にホンヴェードの設立を認めたわ。

そうして仕方ないからオーストリア側もバランスを取るために、不要だったのにラントヴェーアを創設する羽目になったのよ。

ちなみにこういう事情が書いてあった論文

CiNii 論文 -  ハプスブルク帝国における二重制の形成と軍制再編--1868年の兵役法制定

を大学3年の時にゼミで読まされて、このグダグダっぷりが性癖に刺さったことから主は二重帝国に目覚めたのよ。その後ハンガリーのトカイワインやチェコピルスナー・ウルケル…ふふ、私のことね。を飲んで感動し、実際に卒業旅行で中欧に行ったり、東京の海外料理レストランに行ったり、このAHEのアドバイザーを担当させて貰ったりすることなどで、主はオタクとしてのアイデンティティを得たわ。今主がどうにか生きていられるのはそれがあるからね。

さ、下らない主語りはこの辺で切り上げて…。

 

初期準備の最後はお待ちかねのNFね。

選択して、基本的に70日単位で毎日政治力を1使うことで、様々な強力な効果を発生させられるわ。敢えて取らないことで政治力を貯める技もあるけど、二重帝国のNFは超強力だから取らないと損だわ。内政、陸海空軍、外交など様々なNFがあるわね。

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初手で取るのは、この「アウスグライヒ法の見直し」ね。いきなり例外で申し訳ないのだけど、これは取得に210日、通常の3倍かかる長期NFよ。

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それでもなぜこれを今取るのかというと、帝国についているこのクソ 国民精神「アウスグライヒ」を一刻も早く解除するためよ。

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これは二重帝国のオーストリア側(ツィスライタニエン)とハンガリー側(トランスライタニエン)との、自分の側が少しでも有利になろうとするための駆け引きで国政に支障が出まくってたのを再現したものよ。1日で政治力は2発生するけど、1はNFに使うから出るのは実質1よ。それが0.5に半減するという強烈なペナルティなの。

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このNFを取り終えれば1937年アウスグライヒ交渉は双方丸く収まり、円滑に政治が進むという仕組みね。

政治力は様々な用途に使う大切なものだから、可及的速やかになんとかしないといけないわ。

 

あっ、オペラ座が見えてきたわね。

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ちょっとここでオペラ座の裏に回ると…

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カフェ・ザッハーがあるわ!

ザッハーと言えば「オリジナル」ザッハトルテ!ウィーンと言えばザッハトルテ

ちょうど空いてるみたいだし、食べていきましょう!

Grüß Gott. Ein Person.

(こんにちはー1人でーす。)

 

さて注文は…(メニューペラペラ)

Herr Ober! Ich hätte gerne eine Sacher mit Schlag und eine Melange,bitte.

(店員さーん!ザッハトルテ生クリーム付き1つとカフェオレ1杯くださいな。)

 

さて、届くまで二重帝国のおおまかな戦略を説明するわ。

ナチスドイツのなりふり構わない軍拡はいずれ財政的自滅を迎えるから、それを回避するには外国から資金を強奪して国債の返済に充てるしかないわ。ドイツが我慢の限界を迎えるのは39年の9月頃、相手はイキリ全方位狂犬外交中小国ポーランドと見るのが妥当だと主は言っているわ。(神特有の正確な予言)

そうして世界の注意をドイツに向けたところで、帝国はバルカン半島およびトルコを制圧。資源と工業力を押さえると共に、これらの国々が他の列強に食われる前に先制で確保するわ。

その後はナチとアカはどうせ戦争になるから、タイミングよくドイツを脇腹から刺して、美味しいところを全部頂いていくわ。

 

え?こんな所で話して大丈夫な内容かって?

大丈夫よ、微妙な時間に来たからか今周りに他のお客さんいないから。

 

帝国領ズデーテンラント北側の国境からドイツ首都ベルリンまでは僅か300km程度。ザルツブルクインスブルックから大都市ミュンヘンも目の前よ。すなわち、帝国はドイツに一撃で致命傷を負わせられる立地にあるの。

この戦略的優位を活かさない手はありえないわ。

その後は返す刀でドイツとの戦いで疲弊したソ連を叩き、ロシアを手に入れ陸軍力で無敵の存在となるわ。

そして最後に連合とやり合うの。これで中欧帝国が完成させられるでしょうね。こういう戦略でいくわ。

 

…あっ、トルテ来た来た。

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ザッハトルテとは、要は杏ジャム入りのチョコケーキよ。そのままだと超甘いけど、添えられた甘くない生クリームと食べると実に美味しくなるのよ。

ぱくっ、もぐもぐ…

ん〜やっぱり美味しい!

え?カロリー?血糖値?大丈夫よ妖精さんだから(もぐもぐ)

それにしても思うのよね。私はビールの精だからお酒はザルなんだけど。あ、流石にウォッカやシュナップスとかキツい酒をガブガブ飲んだら酔うわよ?(水ごくり)

それでも10ショットくらいまでなら楽勝なんだけど、単に喉が焼ける感覚が嫌いであんまり飲まないわねー。(もぐもぐ)

それで、経験上、まず先に「お酒好きです」って人は大抵甘い物も好きなのに、逆に「甘い物が好きです」って先に言う人はあんまり飲めないことが多いのよね。なんでかしら。(メランジェごくり)

じゃー食べ終わったし、お店出ましょうか。

 Zahlen bitte. Stimmt so.

(お会計お願いしまーす。お釣りはチップってことでいいです)

 

さて、リンクシュトラーセに戻ろうかしら。(てくてく)

え?オペラはいいのかって?私興味ないのよね…お酒と食べ物と戦争しか興味無くて…。

ゲッサー(※オーストリアの看板ビール)やオッタクリンガー(※ウィーンの地ビール)からはよく馬鹿にされるわ。だから正直ウィーンはそこまで私にとって居心地良くないのよね…。嫌いでは全くないんだけれど。

 

いよいよ時間を進められるわ。こっからはサクサク行けるわよ!

時間は最速の5速にセット!基本的にはこのままで、必要な時は一時停止よ。

 

 さて5日経ったけど、ICが61に増えたわね。

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輸出によって9民需工場が貸し与えられているわ。ふふっ、美味しい!建設が捗るわ~。

 

4月4日、研究が2%加速する「電子機械工学」が完成。そのまま次の「機械式計算機」に進むわよ。

この時点で二重帝国は国民精神「ウィーン学団」で2%+貿易法「輸出重視」で5%+技術「電子機械工学」で2%の研究ブーストを得られているわ。これはなかなかの研究力よ。今後どんどん加速させていくわよ!

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 5月11日、歩兵の徴兵第一陣の配備が終わったから、これを機に軍機構を整理したわ。

まず、「師団」をまとめて「軍」を作り、「軍」をまとめて「軍集団」を作るの。

軍の司令官は「将軍」、軍集団の司令官は「元帥」が勤めるわ。

軍は原則24個師団まで1人の将軍がペナルティなく指揮出来て、同様に軍集団は5個軍まで1人の元帥が指揮出来るわ。

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そこで、まず初期配置の2個山岳歩兵師団と22個歩兵師団をまとめて、山岳戦が得意なベーメ将軍に第1軍として預けたわ。この軍には戦闘で有利になるよう練度を上げるためと陸軍経験値を得るため「演習」を命じたわ。

1個軽装甲師団はフォン・フービキ将軍に任せるわ。今後完成した軽装甲師団と自動車化師団は全てこの軍に入れ、フービキ装甲集団として集中運用するわよ。(抜けきらない主の脳内電撃戦ドクトリン)

余った新規の3個歩兵師団は第2軍としてフレプス将軍に任せるわ。今後徴兵した正規歩兵師団は24個師団になるまでここに入れるわよ。

ここまでが実戦部隊の「第1軍集団」で、指揮は将軍から昇進させたデ・アンゲリス元帥に任せるわ。指揮力の余りで特性「攻勢ドクトリン」を付与しておくわね。

残りは後方勤務の「第2軍集団」で、ハンガリー宮中伯家のヨーゼフ・アウグスト大公にお願いするわ。占領地警備用に騎兵軍と、沿岸防衛用のホンヴェードの軍が所属するわ。

この編成が今回のプレイを通じて帝国軍の基本骨子になるでしょう。

 

ちなみに、AHE作りで主が個人的に一番大変だったのはこの指揮官探しよ。

史実でドイツ国防軍武装SS、ハンガリー軍、ルーマニア軍、ユーゴスラヴィア軍、イタリア軍ポーランド軍チェコスロヴァキア軍、最後2つはそこから英米仏に亡命政府軍として移籍した人、あるいは引退した人から使えそうな人を根こそぎ集めてきては能力を査定したのよ…。でもその甲斐あって充実した指揮官の面子になっているわね!

 

5月11日、エチオピア無事死亡。

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ちょうど同日「基本型工作機械」研究が完了。工業の「分散工業」ルートに進むわ。

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集中工業か分散工業か選べるのだけど…

違いは要するに頻繁に生産するものを変更・更新するなら分散が有利で、そうでないなら集中が有利よ。以前は集中一択だったんだけど、こないだ分散にバフ(強化)が入ったからね…。実は主も分散工業プレイはぶっつけ本番だから、かなり緊張してるわ。テストプレイは集中でやってたの。

 

6月25日、スペイン内戦が始まったわ。ファシストもアカも両方くたばって、どうぞ。

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最初に発注したインフラ建設が終わったので、次に「モラヴィア」と「ズデーテンラント」のインフラを強化よ。ズデーテンラントはNFで1上がるから、Lv.9までに留めるわ。

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7月29日、NFがようやく完了。

政治力が一気に増えたので、150使って政治力ボーナス+15%のミラン・ホジャを閣僚に迎え入れたわ。こういう永続ボーナスは早めに取っておくに限るのよ。これからは日に+1.35政治力が入るようになるわ!

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次は軍需工場建設速度+20%が欲しいから「防衛重視」を取るわよ。(専守防衛に徹するとは言っていない)

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そしてまた政治力が150になったので、10月1日に経済法を「部分動員」に変更よ。

これでペナルティは無くなったわ!

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陸ドク研究はそのまま次のへ進むわよ。

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10月7日、NF「防衛重視」が取れたわ。 

これからはこの産業ツリーを追加の研究枠を取るように進めていくわね。

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ズデーテンラントにインフラ作りながら同時に軍需工場を建てるわ。

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11月19日、「分散工業Ⅰ」が研究し終わったので西部工業地帯に建築スロットが増えたわ!

さあインフラが高い州から順番にガンガン工業化していくわよ!

常に1スロット(15民需)は民需建設に充て、残りで軍需を建てていくわ。

海軍?陸・空軍が優先よ!

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何と言ってもあの独ソとやり合うのだし、基本的に地続きの所でしか戦わないのだし、陸軍が最優先よ。

空軍はその次に、戦闘機メインで作るわ。

海軍なんてたまに研究してやる程度で良いのだわ。トルコ・ギリシャ海軍とはやり合うけど、腐っても戦艦4隻を要する帝国海軍なら楽勝よ。

ちなみに研究は歩兵装備と野戦砲を入れておいたわ。

 

ドイツから防共協定のお誘いね。一応形だけ受けておくわ。(ソ連より先にドイツ倒すんだけどね…)

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1936年12月31日24時、これで今年は終了ね。

IC67、陸軍46個師団。まあ凡庸な滑り出しなんじゃないかしら…。

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今年は長期的な投資としてインフラ整備をしたから、来年以降が楽しみね!

 

ふーっ、やれやれ。随分歩いてきたわ。共通陸軍省の建物が見えてきたわね。私と同じ格好した本物の軍人さんたちが出入りしているのが見えるわ。ご苦労様ね。

さて、多分今年のが一番真面目で詳細なプレイレポになると思うわ。来年からしばらく内政しかないし、暇なのよね。

それじゃあ来年また会いましょう!

Wiederschauen!

(オーストリア方言で「さようなら」)

 

次回(37年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/08/144841

【復活】HoI4AAR/Unter dem Doppeladler/導入

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Grüß Gott! Ich bin Pilsner-Urquell.

(こんにちは!私はピルスナー・ウルケル。)

オーストリア方言

 

今回からむさ苦しい主に代わって当AARの語り部を務めるわ。よろしくね。

色々あって復活まで本当に長い時間がかかって申し訳ありませんでした、と主は平謝りしているわ。

まず今回のシリーズは、スウェーデンの会社Paradoxが出している第二次世界大戦を扱った歴史シミュレーションゲームHearts of IronⅣ(HoI4)」をプレイしたレポート、AAR(After Action Report)よ。

ちなみに、PCとiPhoneの両方から書いているので、もしデザイン面でお見苦しい点があったらご容赦をお願いするわ。主に画像とか。

このAARは、親愛なるジョニーさんが作り、主がそのアドバイザーを務めるMOD(要はプレイヤーによるゲームの書き換え)、「Austro-Hungarian Empire(AHE)」環境下でオーストリアハンガリー二重帝国でプレイしたものとなるわ。このAARはHoI4を知らない人にも分かるように書いていこうと思っているわ。

これがそのHoI4よ。Steamというオンラインゲームショップで買えるの。

Hearts of Iron IV on Steam

お値段3980円。さんきゅっぱ。

まあしょっちゅうセールで半額以下になったりするから、その時にでも買ってちょうだい。「日本語はサポートされていません」的な警告が出るけど、「ワークショップ」に行けば無料かつクリック数回だけで日本語に出来るから大丈夫よ。有志の翻訳者の方々には本当に感謝なのだわ…。

そして、数あるMODの中で今回使うのがこのAHEMODよ。

Steam Workshop :: Austro-Hungarian Empire

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さあパラドゲー沼にどっぷり浸かって夜を見失い人生を投げ捨てるがいいのだわ。

あ、念のため補足するけどPCだけよ。スマホじゃ動かないから。

 

HoIシリーズとは、第二次世界大戦の国にプレイヤーという神が降臨すればどうなるかというゲームよ。今作4では、戦略と生産に特に焦点が当てられているわね。

このMODでは、HoI4ゲーム開始年である1936年には本来なら存在しなかった、オーストリア=ハンガリー二重帝国(君主国)がプレイ可能よ。

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しかも最初から領土が完全体で、ある程度の国力があって、周辺国からイチャモンつけられることも無いし、強烈な特性が無いことやプレイの自由度の高さから、実はバニラ(MODを入れてない素のゲームの状態)のどの国よりも初心者向けだったりするの。HoI4のMODの着脱は超カンタンだし、初心者にこそ是非試して欲しいわね。もちろん上級者にもオススメよ!

ただ、HoI4そのものもAHEもまだ発展途上で、日進月歩で環境が変わっていっているわ。既にリリースが予定されているまだ見ぬ新DLC「Man of the Gun」では「燃料」の概念が追加されたり、海軍やアメリカの充実が予定されているそうよ。

 

もう少し突っ込んだ話をすると、デフォルト状態の領土への周辺国からの領土要求は一切無いわ。

史実とHoIに詳しい人には、二重帝国が存在し、かつ手出し出来ないことで、本来ならオーストリアチェコを養分にして強くなるドイツがクソザコナメクジになるだろうとの懸念もあると思うけど…

そこはドイツに補って余りある工場が補填されているわ。アンシュルス等のNFも、二重帝国の領域が対象のものは全て、工場が増えるだけの効果に置き換えられているの。だからそういった心配はご無用なのよ。

まあ、その分ドイツを食べると滅茶苦茶美味しかったりするのだけれど…。

 

で、次は私自身の説明が必要ね。私はチェコが世界に誇る究極のビール、「ピルスナーウルケル」を擬人化した存在で、言わばウルケルの精ね。

ウルケルというビールそのものについては、このブログの他の記事で主が気持ち悪いほど熱く語っているから詳細は割愛するけれど…。

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まずウルケルを愛してやまない主が案を出して、仲の良い絵描きさんにイラストを描いてもらったわ。

さらに二重帝国軍の将校のBL小説を書いていらっしゃって、二重帝国の軍服の知識と愛情について他の追随を許さないウィーン在住の日本人の方から軍服の考証を受けたの。二重帝国軍服と言えば一般的には青色のイメージがあると思うけれど、これは参謀将校のだから例外なのよね。

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さらにさらに、私はピルスナーウルケル公式Twitterアカウントから認知を受けてもいるの。

凄いでしょ⁉︎

(主のガバガバ英語は気にしないでね!)

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ウルケルは1842年に開発されてから現在まで好評を博し続けているわけだから、二重帝国(1867〜1918)にも1936年にも当然存在したわけよ。今回私が語り部に選ばれたのはそういう背景があってのことなのよ。

一応設定としては私はドイツ系チェコ人、南ドイツ・オーストリア方言ドイツ語を母語にしているわ。実はチェコ語はほとんど出来ないのよね…お勉強しなくちゃ…。

お家(ビール工場)はベーメン(ボヘミア)のピルゼン(プルゼニュ)よ。

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当AARでは帝都ウィーンが主に舞台になるけど、主の趣味でブダペストプラハとかにも頻繁に出張してグルメ旅をしたりするわ。特に指揮権も戦闘力も無いけど前線に行ったりもする予定よ。

 

さて、HoI4には決まった勝利条件は無いから、自分で設定する必要があるわ。

今回の目標と縛りは…

・ディシジョンで「中欧帝国」を作る

・政治体制をデフォルトの中道から変更しない。ハプスブルク家決死擁衛。

ソ連を倒す

・初期領土のインフラを全て上限のレベル10まで引き上げ、建設スロットを使い切る(しっかり国内を開発する)

以上よ。

 

そして環境について。

難易度は申し訳ないけど真ん中の一般兵で。特定の列強国のカスタム強化/弱体化もナシよ。史実AIはON。主は頭がザンネンなせいで、割とHoIは古参兵だけど大して上手くないから…ごめんなさいね。

DLC(有料の拡張パック)は、2018年7月現在で発売されている「Together for Victory」と「Death or Dishonor」と「Waking the Tiger」の3つ全てを導入するわ。

AHEにはAI国家にもDLCは適用されてるから、例えばWtTを使って史実モードをOFFにすると、国防軍ヒトラーに反抗するルートなどが見られることがある…はずよ。理論上は。

利用するMODは以下の通りよ。

・Coloured Buttons(ゲーム内の各種コマンドボタンをカラー化)

・Additional Japanese map fonts

・Japanese Language mod (日本語化。AHEには必須)

・More Division Icons(師団アイコンを増やす)

・Strategic View Adjustments(後述の「前線」と「攻撃線」をカラーにして見やすくする)

・Austro-Hungarian Empire(肝心なやつ)

 

ところで、二重帝国から「中欧帝国」になるには、二重帝国初期領土全て+初期ドイツ領土全て+ポーランド西部+北イタリア+ルクセンブルク+最初リトアニア領だけど後でドイツ領になるメーメルを「支配」する必要があるわ。

「支配」というのは講和会議によって正式に割譲された領土ではなく、戦争中に敵国の領土を自国軍で仮占領しただけの状態ね。

つまり、二重帝国は自国領土を保持したまま連合・枢軸・共産の三大陣営全てと戦って、上記の土地を奪わなければならないの。ただし、三陣営全てを同時に敵に回したり、連合陣営を講和会議のテーブルにつかせる(=実質世界征服)までする必要は無いってことになるわね。

 

それじゃあ、いよいよゲームを起動していくわね。 (カチカチッ)

 

 

二重帝国MODを入れて、ONにするとこういうメニュー画面になるわ。

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当然シングルプレイで…ニューゲームで…シナリオは36年しか遊べないからその画面は無くて…

これが国家選択画面よ!

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 主要国として選べるようになっているわ。今回はオーストリアハンガリーにするけど、「その他の国家」から当時の世界中の全ての国が選べるわ。

 

で、起動したものがこちらよ。

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 1936年1月1日12時で停止、これがプレイ画面の最初の状態よ。

次回は1936年としてこの続きをやっていくわね。乞うご期待!

次回(1936年):

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/07/175104

 

ヨーロッパ旅行にあたって(後編)

 

こんにちは。

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今回は中編(http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/04/27/194719)の続きとなります。

この後編では、ヨーロッパの現地での楽しみ方や気をつけるべきことを解説させて頂きます。

 

○最初に

まず念頭に置いておかなければならないのは

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です。

日本は何かと過保護な国ですが、そこは異国。自分の身は自分で守るつもりでないといけません。とはいえヨーロッパは世界の中では比較的治安が良い地域ですから、警戒しすぎて旅を楽しめないのも損です。では具体的に何をどうすれば良いのか?ということを述べていきます。

 

まずは言葉です。

私自身が編み出した作戦なのですが、「こんにちは」「ありがとう」「お会計お願いします(これはいくらですか?)」の3フレーズだけは、その国の公用語を覚えておくと便利です。

それ以外は中学レベルの英語、Google翻訳、筆談、絵図を指差し、金額を電卓に打ってもらうなどでどうとでもなります。

まあ、その国の言葉が分かるに越したことはないのですが…。

英語にコンプレックスを持つ日本人は多いですが(私も全然出来ません)、向こうも大抵は非ネイティヴなので安心してください。むしろ互いにたどたどしいので逆に聞き取りやすかったりします。

一点注意するとしたら、注意喚起の「すみません」のつもりでSorryと言わないでください。

「すみません」をスナック感覚で使うのは日本の風習です。ヨーロッパだと「申し訳ありません。謝罪します。責任は私にあります。」という意味になってしまいます。そんなに軽い感覚で言う言葉ではないのです。

余力があれば、各国語でExcuse meにあたる言葉を覚えておきましょう。

もし外国語に詰まって何も出てこなくなっても、黙るのが一番良くありません。最悪日本語でも良いので、とにかく音声を発しましょう

 

 

余談ですが、トイレの性別も要注意です。私は以前オーストリアで「D」(女性)と「H」(男性)とだけ黒字で書かれた2枚の扉の前で、どちらが正解か分からず立ちすくんだ経験があります。その時はたまたま50:50に勝ちましたが…。

ドイツ語を学んだ今となっては分かります。

「D」はDamen ダーメン (女性)で、「H」はHerren ヘーレン(男性)です。

「男は入っちゃダーメ」、と覚えましょう(雑学)

 

次に睡眠について。基本的に、ホテルや夜行列車の客室内など安全な場所以外では眠らない方が吉です。

体力を使い果たして電車の中で眠りこけてしまったりすれば、高い高い授業料を払わされると思った方が良いでしょう。

体力についてはくれぐれも万全を期しましょう。三食しっかり食べ、夜6〜8時間はぐっすり眠る、携行する荷物は出来るだけ軽量にする、などは大前提です。

観光の最中でも、体力の限界を感じれば躊躇なく休憩を挟んだり、ホテルに引き返すなどして下さい。

 

あとは本来なら日本でもですが…携帯見ながら歩かない。これは絶対です。

 

◯移動する(市内)

ヨーロッパの都市では路面電車(トラム)、地下鉄、バスが市営で統一されているのが一般的です。(タクシーは例外)

そのため料金体系が「90分でいくら」「片道いくら」など非常に分かりやすくなっています。東京のようにJR、地下鉄、私鉄を乗り継ぐから料金がかさむということはありません。

トラムの路線図がホテルや観光案内所には無料で置いてありますので、貰っておくと吉です。

タクシーはヨーロッパには悪徳業者が多いので、価格の明示が無いとか決められた色をしてないとなれば、極力避けた方が無難かと思います。

 

観光なら24時間券が非常にオススメです。(有効期間が長い券ほどコスパが良いので、滞在日数に応じたものを買いましょう)

ハンガリーの首都ブダペストの市内交通機関24時間券(800円くらい)

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切符の購入は地下鉄の駅、ホテルの窓口、またはタバコ屋さんにて行ってください。

路面電車やバスの停留所では買えないことに注意してください。

 

「(都市名)Card」というのもあります。期間内交通機関乗り放題、主要観光施設の入場が無料または大きな割引、大きなレストラン等のクーポンがついていたりと恩恵は大きいのですが…とにかく高いです。よほど精力的にその都市を満遍なく見て回らないと元が取れないので、あまりオススメしません。

 

実際に現地に行くと、タダ乗り(キセル)がバレにくいように見えて、ついついやってみたくなりますが…絶対にやめてください。

現地人などはどう見てもタダ乗りしてそうですが、ちゃんと年単位の定期券を持ってます。

 

切符は買うだけではダメで、打刻をしなくてはなりません。

地下鉄の駅や、バスやトラムの車内にはこういう打刻機

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がありますので、きちんと切符を挿し込んで打刻してください。

買った時から有効期間スタートなのではなく、打刻した時からスタートなのだということに留意してください。

タダ乗りや、切符を買っていても無打刻または期限超過での乗車が検札でバレると重い罰金が課せられますので、くれぐれも注意してください。

また、ヨーロッパでは右側通行が基本です。

(イギリス、アイルランドキプロス、マルタは例外で左側)

ヨーロッパに来てすぐ、日本に帰ってすぐは、行きたい方向とは反対側に行ってしまいがちなので、くれぐれも注意しましょう。

 

前編でも触れましたが、観光していると思いの外とんでもない歩数を歩きます(1日2万歩とかザラです)。旅行前から歩く習慣をつけておくことを推奨します。

 

まだ私が試したことは無く、次の旅行で初めて使う予定なのですが、「Hop on- Hop off Bus」という物に今は注目しています。

決まったコースを20〜30分ごとにぐるぐる走っている観光バスに、その日の間は乗り降りし放題というものです。

(日本語があるとは限りませんが)音声ガイド付きで、無料Wi-Fiも飛んでます。

もちろん市営ではなくお金は別に発生しますが、歩数と疲労を減らすのにはとても有効だと思います。

 

◯移動する(遠距離)

都市間を鉄道またはバスで移動する場合を想定しています。

まず、鉄道駅には改札がありません。誰でも入れます。

切符は事前に窓口やオンラインで買うか、車内で検札の時に買うかです。大抵オンラインで買うとちょっと安いです。バスでは運転手か、発車前にバスの脇にいる係員から直接切符が買えます。

特急列車には原則として1等車(さらにビジネスとファーストに細分化している場合もあり)と、2等車の区別があります。

1等車(強いて日本で言えばグリーン車)の恩恵としては、

・座席が2×1列配置なので、1人あたりのスペースが広くてくつろげる(2等車は2×2なので狭い)

・治安が良く、清潔

・無料で水やコーヒー、またはお菓子のサービスがある

・食堂車から座席まで食事を出前できる

・主要駅にあるラウンジを無料で利用でき、飲み物や軽食を楽しみながら快適に出発までの時間を潰せる(重要)

などが挙げられます。至れり尽くせりですね。

ブダペスト東駅のラウンジ

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↓1等車の座席配置が分かる画像

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ただしお値段も2等車の1.5〜2倍くらいしますし、本来なら2等車で十分なのです。

しかし私は前回の旅行で友人の勧めで1等車に乗って、その快適さの虜になってしまいました…いけないいけない。

 

そもそもの話なのですが、ヨーロッパではターミナル駅がある都市とない都市があります。

例えば中欧ですとウィーン🇦🇹やプラハ🇨🇿には「中央駅」がありますが、ブダペスト🇭🇺にはありません(東・西・南駅に分散)。

↓ウィーン中央駅

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中央駅があるなら大概の列車はそこに発着するので楽なのですが、無い場合は乗り換えなどでちょっと面倒になる可能性があります。注意してください。

なお「中央駅」というのは都市の真ん中にあるのではなく、普通の駅より上位存在のターミナル駅という意味であり、普通は開発の都合からむしろ真ん中から外れた場所にあります。

 

日本ではまだまだですが、ヨーロッパでは特急列車や長距離バスには無料Wi-Fiとコンセントが標準装備です。これは2等車にもあります。

もちろんクソザコ回線が混み合って繋がりにくいという問題や、何故か寝台列車には付いていないという欠点はありますが…。

↓コンセントの座席

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また、私鉄も無視出来ません。

線路の保守管理を国鉄に丸投げして列車だけ走らすことで、価格やサービスに力を入れた私鉄もあります。(オーストリアのウィーンとザルツブルクを結ぶWestbahnなど)

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なお、日本だと予め入線するホームが決まっていて定時運行が当たり前ですが、ヨーロッパではギリギリまでホームが決まらず、遅延は当たり前です。ゆる〜くかつ臨機応変にいきましょう。

 

他にも、1号車2号車という様な編成も決まっていません。263号車の隣は141号車みたいな感じで、客車番号で列車が編成されています。座席予約したら切符に必ず書いてあるので見てみましょう。どこまでも地続きのヨーロッパでは、始発や終点が異なる列車をスナック感覚で連結したり切り離したりするので、いちいち何号車とか決めていられないのです。

主要駅では長い編成が全て収まるようホームが作られているので、通常では一部しか使いません。そのため、駅の電光表示板では「5番ホームのAゾーンに止まる」という風に指定されます。

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◯買う

配るお土産はスーパーでお菓子でも、自分や親しい人用にはお土産屋や酒屋で良いものを買ってみましょう。

治安は悪くありませんが、クレジットカード、デビットカードを使うためにパスワードを入力する時には、一度周囲をチェックするくらいの用心は必要です。

 

また、免税について。

しばしば誤解されますが、免税とは「消費税なしで買い物が出来る」のではなく、「一定額(1万円くらい)以上一度に買い物し、免税店で申請して書類を用意し、それを空港の窓口で提出し手続きを受ければ、手数料を差し引かれてすぐに税金分のキャッシュバック、もしくは手数料引かれない代わりにしばらく後に銀行口座に入金される」という超面倒臭いものです。

もちろん高額な物を買うなら恩恵はあるのですが…そう単純なものではない、とだけ。

↓免税についてのパンフレット

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◯見学する

撮影については要確認です。

好きに撮ってよい、有料のオプションで可能、完全にダメ、一部撮影禁止な展示があるなど場所によって様々です。

あ、フラッシュは絶対ダメだと思ってください。撮る際はカメラの設定を要確認です。

その建物の撮影事情については

Can I take photography?

など、チケット売場のスタッフの方に尋ねてみるのが確実でしょう。

また、昨今欧州はテロに神経を尖らせていますので手荷物検査などをされたり、パスポートの提示を求められることがあります。意識しておいてください。

都市には必ずと言っていいほど大聖堂があり、ほとんどの場合上がって見学することが出来ます。ですがごく僅かな例外を除いてウン100段の階段ですので、脚に自信が無い方は諦めてください…。

ウィーンのシュテファン大聖堂はその例外で、エレベーターがあります。神か。神だな。

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◯食べる・飲む

旅と言えばご当地グルメでしょう。(※個人の感想です)

注意しなければならないのは

・日本人経営でない日本語対応のレストランは割高

・現地語メニューと外国語メニューで値段が異なる場合がある

・欧州は基本的に盛りがデカいので、キツいと思ったら無理せず残すか、持ち帰れないか聞いてみる

・外食が続くので野菜不足に注意する

・水は基本的に有料(炭酸の有無も聞かれる)(カフェでは無料の場合もあり)

・酒の飲み過ぎはダメゼッタイ

・10%前後のチップの文化がある(強制ではないので、懐に余裕が無いかサービスに不満があったら支払わなくて良い。あくまでお気持ち)

ということです。

例えば28ユーロのお会計としますと、30ユーロ出して「釣りは要らない」と言うか、50ユーロ札を出して「30ユーロで」と言いましょう(20ユーロ返ってきます)。後者はクレジットカード払いで特に必要なテクです。入力の際はくれぐれも周囲のチェックを怠りませんよう。

それと、そもそもEU加盟国でもユーロを導入している国は実はそれほど多くありません。行く予定の国の通貨については確認しておきましょう。

↓色がついた国がユーロ導入国

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また、飲食店で非常にありがたいのは、無料(ごく稀に例外あり)でトイレとWi-Fiが利用出来るということです。食事を楽しみ、休憩と調べ物とトイレの場としてお店を有効活用してください。Wi-Fiのパスワードは、ファストフード店などではレシートに書いてあったり、メニューの端に書いてあったり柱に書いてあったり、店員さんに問い合わせたら分かるなど様々です。

 

 

 

◯夜は

人によってはカジノや風俗で一戦交えたり、飲み屋をハシゴしたり、夜景を見に行きたいかも知れませんが、くれぐれもほどほどに…。

大抵の欧州は夜間の治安は日本より良くありませんし、酔い潰れて転がっている人に優しくありません。

深夜まで行動する時は、然るべき旅行会社に手配された車などでホテルまで送迎して貰った方が良いでしょう。

ウィーン、ブダペストプラハの中心部での地下鉄の終電は23:30頃でした。ご参考までに。

 

◯泊まる

個人的には安全性からドミトリー、ホステルの類は避けた方が良いと思います(優良業者の方には申し訳ありませんが)。

何分、熟睡している部屋に他人がいるのはちょっと。寝込みを襲われればどうしようもありませんし。私などは睡眠薬を使って深く眠っているので尚更で、必要経費と割り切っています。その国の物価にもよりますが、1泊あたり日本円で5000〜10000円は出した方が身のためでしょう。安全は金で買うものなのです。

 

ホテルのチェックインの際はバウチャー(予約票)を準備しておきましょう(個人旅行の場合)。ネットで予約して送られてきたメールそのものか、添付されているファイルを開いて印刷し、自宅から持っていきましょう。なお、こういうシステムはホテルに留まらず、バスや列車、観光施設の予約にも利用されています。個人旅行なら、日本からバウチャーをファイルか何かにまとめて持って行った方が良いくらいでしょうね。(添乗員さんがいれば全て任せて良いです。神。快適さを金で買うというのはそういうことです。)

宿ではWi-Fi装備が常識ですが、一度繋げばずっとパスワードが有効な場合と、24時間おきに更新しなければならない場合があります。後者の場合はレセプション(フロント)に紙が置いてあるので、チェックインの際に確認しておきましょう。

ヨーロッパの宿にはバスタブは無くてシャワーだけというのが往々にしてあります。日本人には辛いですが…。

アメニティは、タオル以外大抵のものは無いと思った方が良いでしょう。日本の旅館はサービス過剰なので、その感覚で行くと厳しいでしょう。

一つ注意として、私の体験談ではないので恐縮ですが、知人(女性)から気になる話があったので書いておきます。

その人曰く「ドイツに3週間ほど短期留学でホームステイしていて、普段から愛用のシャンプーを日本から持っていったのだが、水が合わなかったのか髪が傷んでしまった」と。

考えてみれば日本の水道水は軟水ですが、ヨーロッパの大半は硬水です。シャンプーなどは現地調達した方が良いのかも知れません。

(私は1週間×2回程度しか行ってませんし、そもそも坊主頭かつガサツ者なので全く気にしていなかったんですよね…。)

生水を飲んでいけないのはもちろんとして、洗髪にも気を付けた方が良さそうです。

 

 

◯終わりに

さて、つらつらくどくどと諸注意を申し上げて来ましたが、これだけ心得ておけば安全快適で素敵な旅が出来るでしょうし、仮にトラブルが発生しても何とかなるはずです。

 

帰りも行きと同じように時間の余裕を大きめに取り、飲み水を確保したりしてください。

 

海外旅行は本当に楽しいことですが、それを堪能するも台無しにするのも、旅人である貴方の意識次第です。

ヨーロッパ旅行で生きる原動力を得た私は、貴方がご旅行を満喫され、大切な思い出を作られることを願ってやみません。

 

私が未熟者かつ鳥頭ゆえに、スナック感覚で追記・改訂をしまくることでしょうが、どうか大目に見てやってください。

 

以上です。ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

前編 http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/04/04/021833

中編 http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/04/27/194719

 

ヨーロッパ旅行にあたって(中編)

こんにちは。

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今回は前編(http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/04/04/021833)の続きです。ご自宅を出てから現地のホテルに着くまでを想定したご旅行のアドバイス記事となります。 

荷物は全て持ちましたね?

つい最近、ご夫婦が互いに相手が2人分のパスポートを持っていると思い込んだまま空港までやってきてしまい、当然フライトには乗れないわ、夫婦仲は険悪になるわという散々な話を聞きました。自分の物は自分で、という意識をきちんと持ちましょう!

 

○日本⇔ヨーロッパの飛行機

日本からヨーロッパとなると発着する空港は

成田空港(チューリヒワルシャワアムステルダムヘルシンキ、モスクワ、ブリュッセル、フランクフルト、デュッセルドルフコペンハーゲンマドリード、パリ、ローマ、ミラノ、ロンドン、イスタンブール行き)、

羽田空港(フランクフルト、ミュンヘン、パリ、ロンドン行き)、

関空(フランクフルト、パリ、アムステルダムヘルシンキ行き)、

中部(フランクフルト、ヘルシンキ行き)

があります。ここに挙げたのは直行便だけなので、乗り換えを駆使すればもっと色んな所に行くことが出来ます。

日本からヨーロッパに行くには、ロシアの方からの北回りルートと、中東からの南回りルートがあります。

北回りルートの方が所要時間が短く、南回りは行きでも機中泊をすることになり消耗するので、個人的には北回り派ですが…

南回りルートのメリットは、日本発は深夜になるので、日中忙しい人が仕事終わりに乗れるということでしょうか。

 

やはり海外に行くなら成田空港が覇権ですね。というわけで、東京から成田空港に行くことにスポットを当てたいと思います。

 

○東京都心から成田空港までのアクセス

大きく分けて電車とバスの2つがあります。

電車なら、渋谷新宿池袋などからのJRの成田エクスプレス(NEX)、上野や日暮里からの京成スカイライナー、羽田と成田を結び、日本橋などから乗れる都営浅草線と京成線のエアポート快特(スカイアクセス特急)が挙げられます。

成田エクスプレスは高いので、京成スカイライナーや、特急券不要のエアポート快特が個人的にはオススメですね。

バスであれば発着場所は様々ありますが、私はバスタ新宿や、水天宮前にあるT-CATから出ているエアポートリムジンを推奨します。詳しくはググッてくださいね。

 

○空港に着く(最重要!)

国際線の飛行機に乗るなら、離陸の2時間半〜3時間前には必ず空港に着いていてください!!でないと乗り遅れます!!(大声)

また、航空会社によって空港のターミナルは変わり、降りる駅やバス停も異なるので、事前にご自分の利用する航空会社がどのターミナルなのかをしっかり確認してください。

 

○チェックイン

空港に着いたらチェックインをしましょう。各航空会社のカウンターに向かいます。会社によってターミナルが違うので、ご注意ください。

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このチェックインで、持ってきたEチケットを本物の航空券に引き換えてもらい、キャリーケースを預けるのです。(国際線に乗るなら当然パスポートが必要です)

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重量オーバーするとお金が発生します!

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離陸より1時間半前くらいまでにこのチェックインをしないと、「乗る意思が無い、権利を放棄した」と見なされて折角のチケットが紙クズに変わってしまいます。くれぐれも余裕を持って空港にはお越しください…。

 

荷物は同じ航空会社なら乗り換え空港では向こうで載せ替えてくれますので、受け取りは最終目的地の空港です。

違う航空会社の場合は、申し訳ありませんが私には経験が無いので分かりません。出発地の空港のカウンターで聞いてみてください。多分受け取ってまた預けなきゃ駄目だと思いますが…。

 

チェックインしたら貰える航空券には、離陸時間とは別に「Bording time」というのが書いてあります。

これは「搭乗時間」で、その時間までに飛行機が発着するゲートの前に来て待機していろという意味です。

なおスナック感覚で10分20分は整備清掃等の都合で前後させられるので要注意です。だいたい離陸時間の30分くらい前までに設定されます。

チケット以外にも、荷物を預けたら預かり証としてバーコードの入ったシールというかタグを渡されると思いますが、これは目的地で荷物が返却されるまで絶対に捨てないでくださいね。

 

また、オンラインチェックインという技もあるのですが、初めての海外旅行、ましてや行き先が確実に荷物をカウンターで預ける必要のあるヨーロッパであるなら、別に知らなくて良いと思います。

 

○束の間の自由時間

チェックインを済ませたら、30分〜1時間ほどは自由時間です。日本食を食べ納めしておくなり、ショッピングするなり、展望デッキで飛行機を見るなり、Wi-Fiルーターを受け取りに行くなりご自由に満喫してくださいね。Bording timeまでの残り時間にはくれぐれもご注意を。

 

○出国審査・手荷物検査・ボディチェック

これらには1時間くらいかかると見ておきましょう。

ここから先は旅行者や職員以外は入れないゾーンになります。お見送りの方がいらっしゃいましたらここまでです。

 

まずは手荷物とボディチェック。

トレーがどんどん流れていきますので、それにデイパックと、財布や鍵や携帯、(あれば)手荷物のPCや、身につけている金属製のものは一旦外してトレーに置いてください。ジャージで行くべきなのはこのためです。

飲み物(というか液体)はここから先には持ち込めません!事前に処分しておいてくださいね。

なおこの際ライターは没収されますので、喫煙者はくれぐれもご用心を。

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そして出国審査です。

パスポートとチケットを用意しておきましょう。窓口に並び、パスポートに「出国」のスタンプを押されます。

長蛇の列が苦手という方は、一手間必要ですが自動で並ばずにも出国審査を受けられます。詳しくはこちら http://websae.net/quick-immigration-20130401/ を。(丸投げ)

 

◯搭乗

やっとゲートに到着です。

そうしたら今度は、必ず水のペットボトルを1または2本買っておきましょう!空港価格で高いですが、持ち込みは手荷物検査で引っかかってしまうので、ここで買うしかありません。

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飛行機の中でも機内食と一緒に水分補給のサービスはありますが、実際全然足りません。

脱水症状やエコノミークラス症候群を避けるためにも、ぜひ買っておき、小まめに飲みましょう。

エコノミークラス症候群は最悪死に至る恐ろしいものですが、これを読んで注意してさえいれば防げるものです。

なお、お茶やビールは利尿作用があるため避けた方が良いでしょう。水です!

 

さて搭乗です。

時間になったらゲートの前に列が出来るので、それに並びましょう。大抵の方はエコノミークラスだと思いますので、優先されるファーストクラス・ビジネスクラスの列に間違えて並ばないように注意です!

 

◯機内で

いよいよ機内に入ります!

誘導に従って自分の席についたら、必ずやっておかなければならないのは…

①モバイルデータ通信をOFFに!

画像は私の使っているiPhoneのものですが、「設定」から行います。Androidガラケーのことは良く分かりませんので、ご自分の端末ではどうなのかは調べてください。

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空の上や海外には、日本の携帯会社の電波は飛んでいません。なのでこれをONにしたままだと、携帯は「ありもしない電波を探し続けてデータ通信量もバッテリーの消耗もマッハ」という恐ろしい状態になりますので、くれぐれもやっておいてくださいね。

Wi-Fiルーターのみ利用して旅行される方は、日本に帰ってくるまでOFFのままで結構です。

なお、現地でSIMカードを買って入れ替えるという方は、現地に着いてカードを替えたらまたONにしましょう。そうしないと現地の携帯会社の電波が使えませんからね。

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②携帯の機内モードをONにする

(調べても分からなければ電源OFFしましょう)

要は、携帯の外部との通信をシャットアウトするのです。昨今はANAJALは国内線Wi-Fi無料、国際線では有料で利用可能ということで、フライト中でも通信可能な環境にはあるのですが…

それでも離着陸時には通信をカットしなければなりませんので、やっておきましょう。(機内アナウンスでもしつこく流されるはずです)

 

あとは靴を持って来たスリッパに履き替えたり、CAさんの安全指導を真面目に聞いたりしながら離陸を待ちましょう。

 

機内で避けるべきことはこの記事によくまとまっているので、一読されると良いと思います。

https://www.huffingtonpost.jp/david-puzzo/12-things-need-to-stop-on-a-plane_b_9641048.html

 

エコノミークラス症候群対策

エコノミークラス症候群を避けるには、買ってきたお水をこまめに飲むこと、あまり長時間座ったそのままの姿勢で固まらないことです。手足を隣の人の迷惑にならない範囲で動かしたり、トイレのために立って動いたりすることで防いでください。

 

座席端末

日本〜ヨーロッパなどの長距離便では、きっと座席にこのような端末が設置されていることでしょう。

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埋め込まれているコントローラーをボタンを押してカポッと外して、手元で操作します。

CAさんを呼んでしまうボタンもありますので、十字キー+決定ボタン以外には触れない方が無難かも知れませんね。

ディスプレイの表示は、基本的にその航空会社の国の言語または英語です。

が、TOEIC100点ぐらいのアホの私でも案外操作出来たので、きっとなんとかなると思います。(希望的観測)

端末の機能は、映画や音楽の鑑賞や、飛行している現在位置の表示などです。

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端末を使って、長旅を楽しんでくださいね。

まあ、大抵の航空会社の座席には↑のようにUSBポートがあるので、充電しながらご自分の携帯電話やパソコンをいじるのも良いでしょう。もちろん本を持参して読むというのも大いにアリです。酔いやすいですけどね。

 

機内食

機内では機内食が提供されます。回数は日本とヨーロッパの間なら、食事×2と軽食×2でしょうか。

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食事のメインは大体2種類から選べます。

普通の人なら充分な量が提供されますので、もし乗り換えの空港で小腹が空いたとしても、何か食べる必要は原則ありません。

逆にもし多いと感じたら、躊躇なく残してください。もったいなさより、あなたの健康状態の方が大事です。

↓は私が実際にアエロフロート・ロシアの機内で供された機内食です。ご参考までに。

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また、もしカップのような容器に入った水が出てきたら、飲み水っぽく見えなくて戸惑われるかも知れませんが、それはミネラルウォーターですので飲んで頂いて大丈夫です。🙆‍♂️

運搬・収納・廃棄に都合が良いためにそのような形になっているだけです。

機内食にビール、ワインなどお酒も供されます(選択が可能)が、機内で飲み過ぎは禁物。

お酒に自信の無い方はソフトドリンクにしておきましょう。

お酒は飲むと分解に水分を奪われるのでエコノミークラス症候群の危険性が上がりますし、酔って機内で騒げば大顰蹙です。くれぐれも気を付けてくださいね。

 

ギャレー

ギャレーというのは、CAさんたちが配膳の準備をしている場所です。機内食の配布の前後すぐでなければ、行けば軽食や飲み物を貰える航空会社(ターキッシュエアラインなど)もあるようですが…原則的には乗客が立ち入るべきではない場所ですね。

 

トイレ

機内のトイレは人数に比べてとても少ないです。早め早めの利用を心がけ、長時間占拠したりせず、かつ綺麗に利用するようにしましょう。

なお、トイレの洗面台の棚には歯ブラシなどのアメニティが早い者勝ちで置かれていることがあります。狙ってみるのも良いかもしれませんね。最初からアテにはしないでください。

 

○乗り継ぎ(直行便の方は飛ばしてください)

目的地に向けて乗り換えです!

着陸しても機外に出られるようになるまではしばらく時間がかかるので、身支度はしつつも気長に待ちましょう。

また、このタイミングで携帯や腕時計を現地時間に合わせてください。

空港施設に入ったら、「Passport Control」(入国審査)ではなく、必ず「Flight Connection」または「Transfer」(乗り継ぎ)に進みましょう!もし間違えると非常に面倒臭いことになります。くれぐれも気を付けてください。

一度パスポートをチェックされ、ボディチェックを受けます。

その後は乗り継ぎ便が出るゲートまで移動し、時間までは第三国の異国情緒を満喫してください。

買い物には一々現地通貨を用意していられませんので、クレジットカードが大いに役立ちます。しかし、空港価格でぼったくられるのは覚悟しておきましょう。

その後は再び空の旅をお楽しみください。

 

問題はもし飛行機が遅れたり欠航したりで乗り継ぎに失敗してしまった場合です。私は幸い経験が無いのですが…その時は即座に航空会社のカウンターに行って問い合わせましょう。

カウンターが見当たらなければ、空港のWi-Fiに繋いで(メールアドレスの入力が必要な場合があります)航空会社に電話をかけましょう。

日本からヨーロッパに行くような長距離便を飛ばす航空会社なら、無料で翌日以降の便に振り替えて、宿泊も手配してくれます。

しかしLCC(格安航空会社)利用の場合は、そういったサービスは基本的に受けられません。

運賃の違いはこういう部分に出てくるのです。

 

○到着

いよいよ目的地です!

着陸しても機外に出られるようになるまではしばらく時間がかかるので、身支度はしつつも気長に待ちましょう。このタイミングで携帯や腕時計を現地時間に合わせてください。

 

○入国審査

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パスポートを提示し、入国スタンプを捺してもらいます。

なお、ヨーロッパではシェンゲン協定加盟国に加入している国には最初に入る国でスタンプを捺されればそれで良く、協定加盟国内でなら他国に出入りしても一々出国・入国審査を受ける必要はありません。これホント楽です。

 

私は幸い過去2回の渡欧では無言で通過出来ましたが、本来なら渡航の目的や日数を訊かれてもおかしくありません。

英語で構いませんので、「Sightseeing」(観光)、「○○Days」(日数)くらいは言えるように準備しておいた方が良いでしょう。

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○受託手荷物受け取り

入国審査を済ませたら、預けた荷物を引き取ります。飛行機の便ごとにベルトコンベアに荷物が流されてくるので、自分のが流れてきたらピックアップしましょう。

自分が人の荷物と、人が自分の荷物を、どちらにせよ間違えて持っていかないようくれぐれも注意しましょう。何かしら目印があると良いでしょうね。↓は私が使ったものです。オーストリア🇦🇹好きなので、国旗に擬えて赤白赤のベルトを目印に使って目立たせました。

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○税関

普通は用事があるなら行きではなく帰りなのですが、一応ここで説明しておきます。

国ごとに持ち込むことに税金がかかる物や量、持ち込み禁止なものが決まっていますので、それに「自己申告で」届出ます。

誰もが気をつけるべきポイントとしては、基本的にお酒は瓶3本まで税関を通さなくてOKなのが相場で、それ以上は税金を払わなくてはなりません。

日本の空港だと窓口を通過しないと空港の外に出られませんが、ヨーロッパの空港なら動線上には無く、少し外に逸れた所にあるはずです。

私は荷物を開けろと言われたことは幸いありませんが、もしかしたら言われるかも知れませんので注意です。

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日本税関の海外旅行者の免税範囲をぜひご一読ください。(帰国時に必要)

http://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm

 

ロストバゲージ

ここで恐ろしいのは、ロストバゲージという預けた荷物がどこかに行ってしまって回収出来ないケースです。

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元々出発した空港か、乗り換えた空港でどれか別の便に間違えて積まれた可能性が高いです。

もちろん航空会社はそんなことがないよう細心の注意を払ってくれていますが、絶対ということはありえません。

この場合、すぐに空港職員にその旨を告げて、預かり証のバーコードを提示し、自分の氏名や連絡先や日ごとの滞在先などを書類に書き、届くのを待つことになります。

私は幸い遭ったことはないので、詳しくはこちら( http://hokensc.jp/kaigai/lostbaggage.html )など外部サイトをご覧ください。(丸投げ)

機内持ち込み荷物の方に1日分の着替えを入れておくよう前編で申し上げのは、このリスクに対応するためですね。

 

○小銭を作りましょう

空港から出た後はホテルへ向かうことになると思います。

ここで注意しておくべきなのが、

・ヨーロッパの公衆トイレは原則有料(50〜100円程度が相場)※空港は基本例外

・水道水を飲むのは危険(オーストリアなど一部例外あり)

ということです。

トイレの入り口が有人ではなく自動改札になっていると特に、両替した時のままの大きいお金ではトイレに入ることが出来ない可能性があります。

↓はオーストリアハンガリー国境近くの高速道路のサービスエリアのトイレの様子です。

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余談ながら、このサービスエリアでは、トイレに入ったチケットがサービスエリア内の店舗でのその金額分のクーポン券になるという実に賢いシステムでした。(私はそれで駄菓子を買いました)

 

よって、まずはミネラルウォーターを買いましょう。そして小銭を作るのです。

 

そして水を買う時に重要なのですが…

「ヨーロッパでは炭酸水が普通(ガス抜き)の水と同じかそれ以上に当たり前」ということです。だいたい両者並んで売っています。

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写真は私がオーストリアで購入した同じ会社のミネラルウォーターです。赤い方がガス抜き、青い方がガスありでした。

色は国やメーカーにより基準が異なりあまりアテにならないので、50/50の運試しをしたくないのであれば、現地語の「ガスあり(抜き)の水」という単語を覚えていくことをオススメします。両方買うというのもアリですけどね。

 

○締め 

長旅お疲れ様でした!ようやくヨーロッパに着きましたね!テレビや写真や絵で見たあの憧れのお城、聖堂、橋、鉄道、グルメ…全てが今やあなたの目の前にあります。

次回後編では、現地での安全かつ快適な観光の楽しみ方をお伝え致します。乞うご期待!

 

→続き(後編)

http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/07/04/220607

 

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http://eiger.hatenablog.com/entry/2018/04/04/021833